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第14話

Auteur: 心の底
「もちろんやってみたわよ。その人物のファイアウォールは本当にすごいの。きっと世界でもトップクラスよ。特殊なパスワードを作ってるみたい。三つ目まではシークレットキーを破ったんだけど、あと二つがどうしても解けないの」

莉亜は赤い唇を噛みしめ、厳しい表情に変えた。

それを聞くと、玲衣は急いで慰めの言葉をかけた。「大丈夫よ、落ち着いて。あなたにはまだ助けてくれる人がいるじゃないの!」

莉亜はすぐに目を輝かせた。「誰?」

「相馬潤のお兄さん、相馬朔也さんよ。彼って世界でもトップクラスの金融界の権力者じゃないの。彼のところにはすっごいハッカーがたくさんいるはずよ。彼に頼んであなたの家を購入した人物を調べてもらえばいいわ」

玲衣はあたかも自分のことのように、ホッと胸を撫でおろした。「彼って帰国したんでしょ?だったら、彼にお願いしてみなって。絶対にあなたの頼みなら聞いてくれるから」

「朔也さんに……」

莉亜は彼が助けてくれる可能性を考えてみた。

莉亜は彼にとって義妹である。

だから彼はきっと手助けしてくれるだろう。

しかも、購入した人物に連絡して、家を取り返してくれるかもしれない。
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