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第5話

Author: マリモ
その瞬間、湊人は弾かれたようにソファから立ち上がった。

「なんだと?火事だと?」

アシスタントは慌てて動画を再生し、湊人の前に差し出した。

「この出火場所を見てください、間違いなくお義母様の病室です。今、ネット中でこの動画が拡散されていて……!」

画面を食い入るように見つめていた湊人は、やがて眉をひそめ……フッと鼻で笑った。

「本当に火事になってるなら、結月の奴、とっくに俺の携帯を鳴らし続けて泣きついてきているはずだ。メッセージのひとつも返してこないなんてあり得ない」

彼はひどく冷めた声で吐き捨てた。

「どうやら俺は、あいつを甘やかしすぎたらしいな。どこまでいっても満足しないし、俺に頭を下げることすら嫌がる。挙句の果てに、こんな合成動画まで作って俺を騙そうとするとはな」

ネットのコメント欄がとんでもない勢いで流れていくのを目の当たりにして、アシスタントの顔にも戸惑いの色が浮かんでいた。それでも、彼はたまらず口を挟んだ。

「社長……これは合成動画には見えません。私がすぐ病院へ様子を見に向かいましょうか?結月様が何か深刻なトラブルに巻き込まれている可能性も……」

湊人は
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