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第10話

Author: 匿名
雅人が生活費口座のキャッシュカードを止めても、私が泣きついてくることはなかった。その代わりに届いたのは、探偵からの調査結果だった。

送られてきた資料の中には、地域のニュースサイトに掲載された記事のスクリーンショットが何枚かあった。

【母娘が自宅で死亡 発見まで数日か】

記事は短く、詳しい住所までは記されていなかったが、町の名前は載っていた。

添えられた写真は、私たちの住んでいた家だった。

雅人が見間違えるはずはなかった。

彼は画面を見つめたまま、その場で凍りついた。

それでも、まだ信じようとしなかった。

私の番号へ電話をかけたが、聞こえてきたのは、現在使われていないという案内だけだった。

続けて何度もLINE通話をかけたが、誰も出なかった。

そこで何かを思い出したように、銀行のアプリを開いた。

私に使わせていた生活費口座を表示した。

残高と直近6か月の入出金明細を見た途端、全身が震え始めた。

この半年、私は一円も使っていなかった。

口座の残高を見れば、5年ほど前から一度も金を引き出していないことは明らかだった。

探偵から、二つの音声メッセージが届いた。

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