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第6話

Autor: 雨森ふみ
依織が扉を半分押し開け、その後ろから私の三人の親友――篠崎灯里(しのざき あかり)、水瀬史帆(みなせ しほ)、小宮山初音(こみやま はつね)が姿を現した。

三人とも表情こそそれぞれ違っていたが、全員が依織の後ろにしっかりと並び、誰一人として尻込みする者はいなかった。

依織がさらに一歩横へずれると、入口には制服姿の警察官が二人立っていた。

その瞬間、私はすべてを理解した。

今朝、私が結婚式に出ると知った依織から、一通のメッセージが届いていた。

たった一言。【私に任せて】

そのときの私は、ホテルの精算などを代わりに済ませてくれるという意味だと思っていた。

けれど彼女がしてくれたことは、それだけではなかったのだ。

式場は3秒ほど、しんと静まり返った。

裕之は反射的に椅子をテーブルのほうへ寄せ、先ほどまでテーブルを叩いて怒鳴り散らしていた勢いは、一瞬にして消え失せた。

依織が私に目配せをする。

私はその視線を受け止めると、二人の警察官へ向き直った。

「警察の方、お手数をおかけしてすみません。まずは、今回の経緯を説明させてください。

私は椎名澪花といいます。今日の結婚式
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