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第4話

ผู้เขียน: ともしび
智也が帰ってくると、彩花はテレビを見ていた。

テレビでは夜のニュースが流れている。

智也は気まずそうに笑って言った。「急にニュースなんか見て、どうしたの?前まではニュースなんて見なかったのに」

彩花が答える。「嘘ばっかり聞かされるのにうんざりしたから、たまには本当のことでも見ようかなって思ってね」

智也は一瞬意味がわかっていないようだったが、すぐに彩花の言葉の裏に気づくと、ため息をついて言った。「彩花、誤解だから。俺と綾香はただの友達なんだよ。それに、翔が言うことなんていつも適当だから、真に受けないでね」

「そうなんだ」

「うん。そうだから」

「智也、ひとつ聞いてもいい?」

「何?」

彩花は振り向き、智也の目をじっと見つめて言った。「この世に、男女の友情って本当にあると思う?」

智也はきょとんとした。

しかし、その表情は、すぐに寂しげなものに変わった。

「あると思うよ」

きっと、綾香のことを思ったのだろう。

智也の気持ちなんて、周りはみんな知っている。

もう何年も、智也は綾香を待ち続けている。

それでも、綾香にとっての彼は、「親友」のままなのだ。

綾香は、智也からの好意を当たり前のように受け取りながら、彼の気持ちにははっきりと応えようとしない。

綾香の智也への気持ちが友情だとしても、じゃあ智也の綾香への気持ちはどうなのだろう?

ピコン――

また智也のスマホが鳴った。

画面にさっと目を通した彼は、わずかに表情を変えると、すぐに車のキーを掴んで家を出ようとした。

「彩花、俺は……」

「またクライアントからの連絡でしょ?」彩花は言った。「早く行った方がいいんじゃない?待たせたら失礼でしょ?」

智也は何かを言いかけては、ためらっているようだった。

しかし、今度は電話が直接かかってきた。

小鳥がさえずるような綾香の明るい声がする。「智也、メッセージ見た?早く来てよ!」

「うん、見たよ。すぐ行くから」

出ていく間際、智也は言った。「彩花、余計なことは考えずに早く寝なよ。明日、お前の大好きなショートケーキを買って帰ってくるからさ!」

彩花が返事をする前に、智也の姿はもう消えていた。

がらんとした家の中、彩花は目の縁を赤くしながら、ぽつりと呟く。「でも……私、ショートケーキは好きじゃないのよね」

昔からずっと好きなのは、チョコレートケーキなのに。

それに彩花は悲しくも、智也が自分の名前と呼ぶときに、本当に「彩花」と呼んでいるのかすら、もう分からなくなっていた。

彼は自分を呼んでいるのか?それとも、自分を通して、別の女の名前を呼んでいるのだろうか。

時々、彩花は自分は被虐的嗜好があるのかもしれないと思うことがあった。

どうせ傷つくだけだと分かっているのに、それでも「あやか」のツイッターを開いてしまうのだ。

アップされていたのは、とあるメーカーの生理用品だった。

夜用、さらさら、羽つき。

【私がいつも使ってるのを覚えててくれるのなんて、あなたしかいないね】

彩花はスマホの画面を消すと、そっと目を閉じた。

暗闇の中、湿った小さな舌が彼女の手をぺろりと舐めた。

彩花は小さく笑って、なっちゃんを抱き上げる。

なっちゃんは、智也と一緒に飼い始めた犬だった。もともと捨てられていて、可哀想に思った彩花が拾ってきたのだ。

なっちゃんは人の気持ちが分かる子で、今は彩花の腕の中で静かに体を丸めている。

その温かくて柔らかい体に、彩花の心は少しだけ慰められた。

なっちゃんの小さな頭を優しく撫でながら、彼女はそっと問いかけた。「もしパパとママが別れることになったら、パパとここに残る?それともママと一緒に行く?」

なっちゃんには、二人がなぜ別れなければならないのかなんて分からない。

だが、彩花が悲しんでいることだけは、ちゃんと理解していた。

彩花を元気づけようと、一生懸命にしっぽを振る。

彩花は胸が締め付けられ、なっちゃんを強く抱きしめた。

他には何もいらない。でも、なっちゃんだけは、絶対に手放したくない。

そのとき、彩花のスマホが鳴った。

ツイッターからの通知だ。

【あやか:あなたが誰か分かっていますよ。人の生活を盗み見て、楽しいですか?】

彩花は返事をせず、スマホを伏せてテーブルに置いた。

だが、綾香は彩花を逃すつもりはないらしく、追撃のメッセージを送ってきた。

【あやか:コソコソするなんて卑怯じゃないですか?一度、直接会いましょうよ】

【あやか:智也と私の関係が、気になるんでしょ?だったら直接会いに来てくださいよ。私が全部教えてあげますから】
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