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第326話

作者: 炭酸が抜けたコーラ
暁には、店主の言葉にどう応えればいいのか分からなかった。もし自分が本当にそんな立派な兄であったなら、心愛がこれほどの苦難を味わうはずがなかったのだから。

席に戻ると、暁は何も言わず、再び箸を手に取った。

最後の一滴まで出汁を飲み干すと、暁は端がささくれた使い捨ての箸を置いた。

そして、テーブルの上の安っぽい紙ナプキンを引き抜き、ゆっくりと口元を拭う。

その仕草には長年培われたテーブルマナーが保たれていたが、額に浮かんだ細かい汗の粒と、背中にぴったりと張り付いたシャツが、普段の清淡な食事に慣れきった彼の胃腸がどれほどの惨烈な破壊にさらされているかを明確に物語っていた。

向かいに座る心愛は、常温の豆乳が入ったグラスを两手で持ち、ストローの先をすっかり噛み潰していた。

彼女は暁の目の前にある、出汁の底まで綺麗に空になった器を見つめ、驚きを隠せない様子で目を輝かせていた。

それはまるで、自分が大好きなものを一番大切な人に薦め、それが完璧に受け入れられたときの、子供のような誇らしさだった。

「本当に全部食べちゃったの?お兄ちゃん!好きならそうと言ってくれれば、もっと早く連れてきて
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