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第18話

Author: 無き物
確かな報せが届いたとき、凜は会議の真っ最中だった。

スマホが震え、画面に【居場所を特定しました】という文字が躍る。

彼は即座に立ち上がり、報告の途中だった部門マネージャーの言葉を遮った。

「今日の会議はここまでだ」

会議室の面々は顔を見合わせたが、誰も何も聞けなかった。

凜は上着を掴むなり、外へと飛び出した。

アシスタントが後を追う。

「社長、午後はまだ......」

「すべてキャンセルだ」

車はひたすら走り続け、帝都から南部のあの小さな街へと向かった。

8時間を超える道のりだったが、凜は一分たりとも止まらなかった。

頭にあるのは、ただ一点。

――彼女に会う。

どうしても会わなければならない。

夕暮れ時、車は街に入った。

ナビに導かれ、たどり着いたのは街外れの山の麓だった。

アシスタントから送られてきた位置情報によれば、一夏はここにいる。

凜は車を止め、石畳の道を山の方へと登っていった。

山は高くないが、道は静まり返っている。

夕日の残光が木の葉を通り抜け、地面に斑な影を落としていた。

彼は急ぎ足で進む。

心臓が激しく鼓動していた。

彼女が去
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