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第177話

Author: 風羽
藤堂沢は電話を切った。

彼はソファに寄りかかり、静かに窓の外の雪を眺めながら、ソファで丸まっている九条薫の姿を想像した......もちろん、今すぐに車で彼女の家に行き、彼女の心身を完全に掴むこともできた。

間違いなく、今夜、彼は彼女を手に入れられるだろう。

彼女は彼の首に腕を回し、昔のように従順に彼の所有物になるだろう。ただ、彼女が彼を好きだから。

しかし、藤堂沢は動かなかった。

必要ないからだ。彼はすでに彼女を再び手に入れたのだから。心身ともに、九条薫は過去の愛に囚われていた......

静まり返った雪の夜。

書斎のドアをノックし、使用人が静かに言った。「社長、白川さんという方がお見えです。お会いしたいそうです」

白川......

藤堂沢は白川篠の父親だと察した。

彼は会いたくなかった。額に手を当てて低い声で言った。「帰らせろ!私は休んでいると言え!」

使用人はためらいがちに言った。「でも、あの方は玄関の外で跪いていらっしゃいます。今夜は大変冷え込んでいますし、もし凍死でもしたら、明日ニュースになってしまいます」

午前1時、藤堂沢は白川篠の父親に会った。

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千恵
ほんと流される男だな
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