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第148話

Author: 桜夏
「奥様は何も望んでおられませんでした。社長には何の損失もありません。

それどころか、奥様はこの二年間、あなたの身の回りのお世話をし、この一ヶ月だけでも何度も怪我をされています」

その通りだ。総合的に見れば、完全に奥様の損失が一番大きいではないか。社長は一体何を意地になっているんだ?財産の半分を持っていかれたわけでもないのに。

大輔の言葉を聞き、蓮司は彼を睨みつけた。怒って反論したかったが、何の理由も見つからず、まるで噴火寸前の火山が無理やり抑え込まれたかのようだった。

そうだ。透子と結婚して二年、洗濯も料理も全て彼女がやっていた。自分は一度もお金を渡したことがなく、普段の食費も彼女が自腹を切っていた。プレゼントなど、言うまでもない。

それに、公の場に出るな、自分の妻だと名乗るなと要求したのは自分自身だ。物質的なものも、名義上のものも、何一つ与えてこなかった。

だから透子は、心底傷つき、失望したのだろう。だから離婚する時も財産を求めず、きれいさっぱりと出て行き、自分との縁を完全に断ち切りたがったのだ。

そこまで考えると、蓮司の目には再び赤みが差し、以前の自分がとんでもないク
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Comments (4)
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良香
しつこい。ただただしつこい。 自分が居ない世界を相手が望んでいるのに、何故纏わりつく。そして話が堂々巡りすぎる。 いつになったら平和が訪れるのやら。
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千夏
蓮司‥バカすぎる 絶対こんな馬鹿の会社で働きたくないわ。 食費も出してなかったなんて最低。
goodnovel comment avatar
うーん、なんだろなぁ… いい加減くどく感じるようになってきた。 2日間も泣いて過ごしたんだから落ち着いたかと思えば、また怒ってる?? 野獣でも見ている気分になる。 一時のことならまだしも、懲りない性質見ると呆れの方が勝るな
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