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第548話

Penulis: 桜夏
駿はちらっと視線を落とした。すると、透子のスマホのチャット画面に、二十件もの未読メッセージがあるのが見えた。しかも、全部同じ人からのものだった——

柚木聡。

気になる「ライバル」として、駿がそのアイコンと、名前が登録されてないニックネームを見慣れてないわけがなかった。

それに、こんなにたくさんの未読メッセージがあって、透子が彼とよく親しくやり取りしてるのを見て……

駿の心に苦い気持ちが広がった。それは、言葉にできないくやしさだった。

蓮司にかなわないのは、彼も認めてる。だって、透子が先に相手と出会って、しかも十年間も片思いを続けてたからだ。

でも、聡は?

自分の方が聡より長く透子と一緒にいた。聡が、どうして先に行けるんだ?

昨夜、聡が透子を迎えに来たこと、そして今、二人がこんなに熱心にやり取りしてるせいか、駿はついに我慢できずに口を開いた。

「透子……」

透子は横を向いた。スマホの画面はもう消してて、聡からの二十件の未読メッセージを見たけど、開いてはいなかった。

いったい何なのよ?どうせ、彼が録音した音声でしょ。

柚木聡って人は本当に意地悪だ。彼女はメッセージな
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