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第906話

Penulis: 桜夏
捕まることなど、もはやどうでもいい。透子だけが幸せになるなんて、絶対に許せない。透子を道連れに、地獄の底まで落ちてやる!

そう心に決めると、美月は部屋の内線電話で桔梗を呼び出し、SIMカード入りの携帯電話を一台、用意するように命じた。

ほどなくして、桔梗が自ら携帯電話を届けてきた。美月はそれを受け取ると電源を入れ、海外の闇サイトにアクセスする。

前回は雅人にいとも簡単に裏口を破られ、チャット履歴まで盗まれた。だからこそ、今回はさらに慎重に行動した。

依頼内容は直接書かず、暗号を用いる。連絡もサイトを介さず、サイトは送金のためだけに使用する。

しばらくすると、二、三人の人間が彼女に接触してきた。

しかし、彼女はすぐには承諾しなかった。あの斎藤剛のような、金の無駄になるだけの役立たずではないかと、警戒したのだ。

彼女は応募者たちの過去の「実績」を執拗に問い質し、証拠となる写真の提出を求めた。

そして、銃器を所持していることも条件とし、持たない者は即座に候補から外した。

何しろ、今の透子は橘家の鉄壁の護衛に守られている。接近する機会は皆無に等しく、遠距離からの狙撃に頼るほか
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