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第905話

Author: 桜夏
その打ち解けた態度と言葉遣いに、桔梗は目の前の人物が本物の橘家の令嬢だと確信し、彼女と友達になれたのだという喜びに打ち震えた。

同時に、父のために十数億円の投資を取り付け、橘家という絶大な後ろ盾を得られるかもしれないという期待に、胸を躍らせていた。

美月は続ける。「そうだ、今度、あなたを兄に紹介してあげる。彼氏、いないんでしょ?」

その言葉に、桔梗は途端に恥じらいと興奮で顔を真っ赤に染め、ぶんぶんと首を横に振った。

美月は悪戯っぽく微笑んだ。「兄にも相手がいなくて、両親が焦ってるの。あなたは綺麗で心も優しいから、きっと兄と話が合うと思うわ」

桔梗は、自信なさげに小声で言った。「そ、そんな……私などが、橘社長にお相手していただけるはずもございませんわ」

美月は、彼女の肩を軽く叩いて諭すように言った。「そんなに自分を卑下しちゃだめよ。幸せは、自分から掴みに行かなきゃ。私がチャンスを作ってあげるんだから、大切にしないと。

他の名家の令嬢だって、あなたより優れているとは限らないわ。家柄がいいだけで、それは生まれが良かっただけのことよ。

身分を取り払ったら、あなたには到底敵わない
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Comments (6)
goodnovel comment avatar
良香
やっぱり透子さんになりたいんだろうなぁ。 なれないなら、自分もろとも・・・って感じですかね。まあ、このホテルは終わったね。 これ、娘が自ら言い出してるのが罪なんだよね。美月には生きる地獄を味わって欲しい。 透子さんが、いつか自分は殺される、って哀しい覚悟をさせたんだから。
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child1028believe
透子の件が片付いてもう安心と思っていたら、なんとこんな展開に! やっぱりこいつは殺さないとだめだな。
goodnovel comment avatar
智美
今回美月を橘家の令嬢と思い込んでる方のご友人か、宝石店の方が橘家に連絡してくれないかなと思ってしまう そしてしぶといネズミのような美月早く牢獄へ
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