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第1120話

Author: 小春日和
「かしこまりました」

真奈は電話を切った。

美桜が黒澤に手を出した以上、こちらも遠慮する必要はない。容赦なくやるだけだ。

「何をこそこそやっているんだ?」

背後から立花の声が聞こえ、真奈は思わず肩を震わせた。

振り返ると立花が立っており、彼女は眉をひそめて言った。「立花社長って、いつもこうして人の背後に忍び寄るのがお好きなの?」

「ちょっと何か食べるものを探しに来ただけだ。まさかお前がここで電話してるとは思わなかった」

立花はそう言いながらキッチンへ入り、真奈の横をすり抜けて棚を開け、中からカップ麺を取り出した。

その手元を見た真奈は思わず眉を寄せた。「この家、料理人いないの?」

「今何時だと思ってる?料理人ならもうとっくに帰ってる」

立花はまるで馬鹿でも見るような目で真奈を見た。カップ麺の包装を破ろうとしたその時、ふと横の白い土鍋から湯気が立ち上り、食欲をそそる香りが漂っているのに気づいた。

「これは……何だ?」

「何って、遼介に作ったスープよ」

「うちには料理人がいないのか?わざわざ自分でスープを作るなんて」

「うちの人はここの味に慣れないの」

そう言
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