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第1188話

Auteur: 小春日和
「じゃあ、うちの小さな雇員を一晩預かってくれない?明日迎えに来るから」

「はいはい……え?!」

伊藤はハッと我に返った。

玄関に立ってる、あの年不相応に大人びたガキを、うちに連れて帰るって?

伊藤はすぐに言い直した。「それはまずいだろ!だって……」

スパイかもしれないんだぞ!?

何かやらかされたらどうするんだよ!?

真奈が言った。「だからこそ、常に側に置いておくのよ。伊藤が心配なら、佐藤邸に預けてもいいわ。佐藤さんなら、会ってすぐに最適な対応をしてくれるはず」

幸江もこくりとうなずいて、しっかりとした口調で言った。「それもいいわね。お互い手間が省けるし」

そう言うと、幸江は伊藤の肩をぽんと叩いた。「ぼーっとしてないで、仕事しなさい」

「……」

伊藤は不満げに口を尖らせた。

どうせ自分のところに来る話は、ろくなもんじゃない……

今度は未成年の世話まで押し付けられるのかよ……

社長室の外で、唐橋龍太郎は真奈と黒澤が去ろうとするのを見て、すぐに後を追おうとした。そのとき、伊藤が背後から声を上げた。「おい!そこのお前、ちょっと待て」

唐橋龍太郎は足を止め、伊藤を振
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