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第345話

作者: 小春日和
彼女の記憶の中で、前世の瀬川家が財務面で不祥事を起こしたことなど、一度もなかった。

この件はあまりにも不気味だ。

「社長!」

大塚が慌てて飛び出してきたが、今は何もできず、ただ焦るしかなかった。

真奈はそんな大塚に向かって、静かに首を横に振った。

今は騒ぎを大きくしないことが最優先だ。このまま警察に同行し、冷静に対処するしかない。

彼女がやっていないことは認めない。

その頃、ネット上ではすでに「瀬川真奈、汚職と横領の容疑で逮捕」といった芸能ニュースが流れ始めていた。昨日まで彼女に同情的だった人々は、手のひらを返したように非難の声を上げていた。

【金持ちにまともな奴なんていない!そりゃあ旦那が離婚騒ぎ起こすわけだわ】

【何十億も横領したって噂だぞ。一生刑務所コースか?】

【瀬川社長って、結婚してるくせに男と関係持ちまくってたらしいよ。どうせろくでもない女だろ】

……

コメント欄の風向きは一方的だった。

その報道を目にした幸江は、あまりの焦りに足をバタつかせながら、すぐにMグループへ駆けつけた。「あの二人は!?遼介と智彦はどこにいるの!?」

「一日中連絡を取ろう
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評論 (1)
goodnovel comment avatar
良香
うーん。これ叔父さんじゃない? 秦母子に帳簿を扱えないと思うんだよなあ。 このタイミングで出て来てるのが怪しいと言うか、幸江さんも訝しく思ってるよね。 てか、ネットニュース見てコメント書くやつってくそやな、って改めて思うわ。 これ後から冤罪、ってなった時どうするんかな?
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