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第349話

Author: 小春日和
真奈は借金の明細を見つめた。最初は数十万円、それが数百万、数千万……そして最後には数億円にまで膨れ上がっていた。

これらの借金は雪だるま式に増え、すべてが血の債務だった。

叔父がどんな状況で、これらに署名し、印を押したのか――想像するだけで胸が締めつけられた。

そしてこれらの借用証書は、なんと四年前から始まっていた。

真奈は佐藤茂に目を向け、静かに問いかけた。「これ……前から知っていたのですか?」

「おおよそのことは把握していました」

「じゃあ、私を告発したのが誰かも、わかってるのですか?」

佐藤茂は黙ったままだった。

しかし、真奈にはもうわかっていた。

他に誰がいる?

前の人生、彼女は冬城と結婚した後、ずっと専業主婦として家庭に入り、瀬川家のことには一切口を出さなかった。だからこそ、叔父の邪魔になることもなかった。

けれど今世では、すべてを変えるため、自ら進んで瀬川家の経営を引き受けた。そもそもその事業は父親のものであり、叔父が止めようとしても無理だった。

そして今や、瀬川グループはMグループへの譲渡が決まり、両社の業務引き継ぎの際には、これまでの帳簿をすべて
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Comments (1)
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良香
茂さん、真奈ちゃんを気遣ってくれるよね。 自分だって病気で苦しい思いをしてるのに。 いやー、叔父さんゲンナリするよ。 まあ、あの母子を家族に持つなら、そう言う部分を合わせ持つ人だったのかもね。 もしかしたら真奈ちゃんのお父さんも、叔父さんが死なせたかもよ。
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