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第48話

Autor: 小春日和
冬城は、自分を育てた冬城おばあさんに対して警戒心を持つことはなかった。

だが真奈は、冬城おばあさんのやり方を知っていた。

前世、彼女と冬城の関係は、冬城おばあさんの手引きによって成立したのだ。

その時、冬城おばあさんは赤ワインに薬を入れていたが、事前に彼女にすら告げていなかった。

だからこそ先ほど、彼女は意図的に酒を避けたのだ。

「私の考えすぎかしら」

隅々まで探しても何も見つからず、真奈は疑問を抱えたままだった。

夜中、真奈がベッドで寝返りを打っていると、階下から何か物音が聞こえてきた。

冬城が頻繁に帰宅するようになってから、客室に部屋を用意し、二人は毎晩別々の部屋で就寝していた。

真奈がドアを開けると、階下のキッチンの明かりが灯っているのが見えた。

階段を降りていくと、冬城がだぼだぼのバスローブ姿で、冷蔵庫の冷水を飲んでいた。

「冬城?」

真奈が小さく声をかけた。

室内の灯りは暗く、真奈には冬城の体が一瞬こわばるのがかすかに見えた。

「なぜ出てきた?」冬城の声はかすれていた。「上に戻れ!」

真奈は様子がおかしいと気づいた。冬城の頬が赤くなっているのが見
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郁子
思い込みは真実を遠ざける。愚かな行為だ。
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