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第 308 話

Auteur: スイカのキノコ
尚吾は寛貴に指示を終えると、車の座席にもたれかかって少し眠ろうとした。

寛貴はエアコンの温度を少し上げた。

前回真依とバーで会って以来、寛貴は尚吾が不眠症になっていることに気づいていた。

彼は口では何も言わないが、寛貴は彼が心の中で不快に思っていることを知っていた。

まだ少しも眠っていないうちに、尚吾のスマホが鳴った。

ポケットからスマホを取り出すと、雅義からの電話だと分かり、冷笑して応答ボタンを押したが、目を閉じたまま何も話さなかった。

「斉藤大賀の件はどういうことだ?」雅義は電話口で、冷たい声で問い詰めた。

「奴はそちらにいるだろう。お前が聞けばいいのではないか?」尚吾の口調は気だるげだっ
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