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第 81 話

Auteur: スイカのキノコ
不倫相手のくせに、あんなに偉そうにして……自分のことを好き放題いじめられるとでも思ってるの?

紗月はその言葉を聞くと、口元にわずかに皮肉めいた笑みを浮かべて、静かに言った。「心配しないで。この件は、私がちゃんと手を打つから」

これまでは立場が不利で、メディアに向かって何も言えなかった。でも今回は違う。玲奈が公の場で謝罪しなければ、紗月はそう簡単に許すつもりはなかった。

茶と菓子づくりに費やされた三時間が過ぎた。

真依は荷物を片付けて部屋へ戻り、やっとの思いで椅子に腰を下ろしたところで、ノックの音が響いた。

原稿の件で紗月が来たのだろうと思い、深く考えずに立ち上がってドアを開ける。

ところが、そ
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