その後の二日間、清墨は仕事に打ち込み、恵美はきちんと食事を取り、しっかり眠るよう心がけていた。そのおかげで、彼女の顔色は見るたびに明るさを取り戻していった。今の彼女の姿を見て、清墨は思わず口元を緩めた。「今の君、とてもいいね。すごく好きだよ」「じゃあ、前の私は好きじゃなかったの?」恵美はわざとからかうように言った。清墨の笑みはさらに深くなった。「そんなわけないだろ?相手が君なら、どんな姿でも全部好きだよ。でも、できることなら健康でいてほしい。恵美、ずっとずっと君と一緒にいたいんだ」恵美もまた、同じ気持ちだった。特にファラオが肝臓がんの末期と知ってからは、健康というものがいかに貴重か、
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