朱美は今のようなアパート暮らしの日々を、自分たちがずっと続けていくのかと心配していた。それに、手元にはもう金がほとんど残っていない。子供たちが仕事を探そうとしても、結城家を敵に回したことを理由に、どの会社も彼らを雇おうとしてくれない。彼らを雇ってしまうと、その会社がトラブルに巻き込まれてしまうからだ。「流星、流星、おばさんに代わって説得してちょうだい。昔からあなたには良くしてあげていたでしょ。それなのに、おばさんたちがお姉さんのせいで、ひどい暮らしを送るのを黙って見ていられる?」流星はこの二人のおばのこのような様子を見て、とても驚いていた。姉のほうは、ずっと険しい表情で全く許す気はないらしい。自分が星城にいない間に、おばたちは姉に何かとんでもないことをしてしまったのだろうと、流星は思った。「朱美おばさんに樹里おばさん、今、柴尾家は姉が取り仕切っています。姉がどうしてお二人にここまで厳しい態度をとるのか、僕にはわかりませんが、姉は何もないのに人を苦しめるような人間じゃありません。彼女は恩を受ければお返しするし、ひどい目に遭えば許さない。そんな人なんです。だから、おばさん、二人は姉を怒らせるようなことをしたのではないですか?」流星は咲のことを信じている。二人がやり過ぎない限り、姉がここまでおばを苦境に立たせるはずがない。今のおばたちの様子を見るからに、確かにかなり苦しい生活をしているのだろう。「おばさんたちが私に何をしたのか、あなたたちがよくわかっているでしょう。私のことをひどいと言える立場かしら?ひどいのは明らかにあなたたちのほうでしょ?私の命まで狙ったくせに!何もされてないのにこちらから何かひどい事をするなんて、私はそんな人間じゃない。でも、相手が手を出してくるのなら、こちらだって容赦しないわ!それに、あなたたちがやったことを考えれば、私はまだ手加減しているほうよ。少なくとも、一族を滅ぼすまではやってないんだから。少しくらい貧乏だからって、なに?健康な体を持っているのだから、働けばいいじゃないの」尾崎家と黒川家が今のように没落したのには、辰巳だけでなく咲自身の手も加わっている。さっき、咲が命まで狙われたと言っていたから、それなら彼女が復讐しないわけがない。咲は目には目を、の考え方なのだ。「咲、あ
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