「朝の散歩ね、おばあちゃん、いってらっしゃい。私は後でゆっくり散歩するわ」結婚式後の休暇はとてもいい。朝早く起きて仕事に行くことを考える必要はないし、会社のごたごたの処理をする必要もない。ただ、食べて飲んで寝て、これを繰り返すだけでいいのだ。結城おばあさんは笑って言った。「私が朝ごはんを食べ終わったら、一緒にまた外をぶらぶらしましょう」唯花は快く応えた。そしておばあさんは散歩に出かけた。理仁と唯花が満足いくまで朝食を食べた頃、おばあさんが外から帰ってきた。唯花がおばあさんが朝食を済ませるのを待っている間に、陽は唯花に抱かれて眠ってしまった。「さっき起きたばっかりなのに、また寝ちゃった」唯花は愛しそうに甥の顔を撫でて言った。「陽ちゃんはここ二日できっととっても疲れてたのね」「陽君が寝たなら、俺が抱っこして上に連れていくよ。唯花は後で、ばあちゃんと一緒にゆったり散歩してきたらいい。俺は行かずに、この子と一緒に仲良く夢の世界を旅してくるから」理仁は昨夜、さっさと部屋に戻ってからすぐに寝たように思われるが、実際は彼は興奮して寝付けず、ベッドで暫くの間横になって、ようやく眠れたのだった。それに今朝も早くから起きて愛妻のために心を込めて朝食を用意したから寝足りないのだろう。主に、ここ数日は結婚式のことで彼はてんてこ舞いに忙しかった。 今結婚式も無事終了し、彼はゆっくり睡眠を補うことができる。「うん、寝ておいで。私はよく寝たから大丈夫」すると理仁は立ち上がり、唯花の懐から寝ている陽を抱き上げて、上にあがっていった。おばあさんは朝ごはんを食べるのが早く、すぐにダイニングルームから出てきた。唯花はおばあさんが出てきたのを見ると、立ち上がっておばあさんの体を支えにいった。「唯花ちゃん、おばあちゃんはまだそこまで衰えてないわよ」おばあさんは笑いながら支えられる必要はないと唯花の手を引っ張り、逆に唯花をソファのところに連れていき、座らせた。「あら、理仁と陽ちゃんは?」孫の姿がなく、おばあさんは尋ねた。「さっきまであの二人はあなたと一緒だったじゃない?お出かけしたの?」子供の笑い声は聞こえてこない。陽は琴ヶ丘に遊びに来るたびに、あの子供用の遊園地が大好きで、一日中遊んでも飽きない。陽が来た時
Magbasa pa