小夏は笑って言った。「私も星城にはあまり来ないと思うので、来ることがあったらぜひ。ところで九条さん、頭痛はどうですか?何か食べます?」小夏はもうお腹いっぱい食べた後だ。「ええ、実を言うと、人生で初めて酔って、二日酔いというものを経験しましたよ。頭が割れそうなくらいに痛いです。頭ごと取り外してしまいたいくらいですね」弦はそう言いながら、またこめかみを揉みほぐしていた。そして心の中で、理仁が準備した酒が美味しすぎることに愚痴をこぼした。まさか自分がここまで酔ってしまうとは……まさか自分が最高の酒を用意して弦から不満を言われるとは理仁も思っていなかっただろう。新郎である彼自身が酔っていないというのに、グルームズマンの弦が酔ったのは酒に弱いからだろうと、理仁なら言い返すはずだ。そう反論されたら、弦は言葉を失うだろう。「頭が痛いので食欲はないんですが、でもお腹は空いた気がします」弦はわざと自分が可哀想な感じで話したから、小夏は心を痛めてくれるかと思った。しかし、小夏はまだ弦に恋愛感情など持っていないので、彼に心を痛めることはなかった。それでも、失礼にならないように、彼女は弦のことを気遣った。「ロビーでハチミツがないか聞いてみます。あれば、ハチミツをお湯に溶かしたらいいですよ。ハチミツを飲むと頭痛を少し和らげることができます。それでもダメなら薬局に行って尋ねてみます」小夏は続けた。「頭痛がしてもできるだけ何か食べたほうがいいですよ。胃に悪いから。何か食べられそうなものはありますか?もうレストランは閉まってるかもしれないから外で何か買ってきますね」もうすぐ昼食の時間になるというのに、弦は朝食もまだ食べていない。「ありがとうございます。あっさりしたものがいいですね。じゃあ、お願いしてもいいですか?花京院さんはもう朝食は食べたんですよね?」小夏は笑って言った。「昨日はお酒を全然飲みませんでしたから、私は酔ってないんです。今朝も早くに起きました。でも、普段から早起きして家にいる時は朝の鍛錬をするんです。ここには場所がないので、ちょっとジョギングしてきて、帰ってからビュッフェに行きましたよ。スカイロイヤルのあのビュッフェ、本当に気に入ってるんです。毎回お腹を空かせて行って、出てくる時にはお腹いっぱいで壁に手をつい
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