Semua Bab 羽琴の姫君…羽琴をつま弾く哀しき姫の願いと流転する悲劇の果て2: Bab 11 - Bab 20

37 Bab

第十一話 黒の王の部屋

黒の王の部屋にエリンシアは入り「黒の王様、お召により、参上致しました」うやうやしくエリンシア姫は頭を下げる。エリンシアが纏うのは、胸元を左右から合わせた白い絹上から刺繍入りの透けるモス・グリーンの生地を重ね、淡い紫色の布帯、帯の上からは金細工の宝石付きのチェーンで留めている。「こんな夜分に、どうされましたか?王様」「何、夜遅くに申し訳ないな、エリンシア姫どうしても、そなたの演奏が聴きたくなってな」「はい、何か曲のリクエストはございますか?黒の王様」「では、夜想曲を・・」「はい、黒の王様」そして、それから演奏の途中で 黒の王はエリンシアに近づき 腕をつかんだ。「お、王様?」驚き、黒の王の顔をまじまじと見るエリンシア黒の王の金色の瞳が妖しく光るその瞳、呪縛の魔法「あ・・」動けなくなったエリンシア 崩れ落ちそうなった彼女の身体を抱き留め 軽々と抱えて自らの寝床 大きな天幕付きのベットに横たえる何を・・?そう言いたかったが 声が出ない「そなたは 白の宗主の側室だったと聞いている男がこれから、何をしたいのか、何を欲しっているのか わかるだろう?姫?」片眼の金の瞳がエリンシアを見ている。エリンシアの首筋に王の唇が触れて そして ゆっくりをエリンシアの服を脱がせてゆく甘いくちずけに白い肌に、首すじにも、王の唇が触れ、エリンシアの胸元の淡いピンク色の花びらを唇で摘まれる それに手先でエリンシアの形良い胸に腰に白磁の身体を弄られ「や・・」やめてと叫びたかった。だが、声は出せない 足の間に王自身のものが、ゆっくりと入り込まれ、悲鳴が漏れ出た深々と幾度も入り込まれ、エリンシアの瞳から涙が溢れ出た。朝エリンシアは茫然としたまま 黒の王付きの侍従に 自室に連れて行かれたその夜から度々黒の王は 王妃のいない夜には エリンシアを呼び出したエリンシアは 抗う事も出来ぬまま そうして、また幾夜、一夜を過ごす
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第12話 黒の王の情人…先読み、予知する黒の王

だんだん・・と黒の王との一夜を待ち望んでいる自分に気づくエリンシアそんな自分自身にも どうしていいかわからずに戸惑う。気がつけば、繰り返れる夜の日々 悦楽の海に溺れ甘い吐息が絡み合う夜の睦言、ベッドでエリンシアは彼の前で白い肌を晒して、彼の望むままに…肌に触れられ、彼のその手に唇、舌先で快楽を味わう、金の髪がシーツに散らばる。それは、側室として、白の宗主に躾けられた夜の作法片眼の金の瞳の王彼、黒の王アージェントは執拗にエリンシアの身体を強請る。しかし、当然ながら黒の王妃はまだ何も知らず 王女を伴い エリンシアの元を訪ねてきてはエリンシアの演奏や会話やお茶会を楽しむエリンシアは、羽琴の名手よく宴に出るように乞われる白の国の為にも、その誘いを断る事はなくその素晴らしい演奏を披露した。ある夜黒の王はエリンシアとの睦言を楽しんだ後で王はポツンと呟いた。◆ ◆ ◆「私が恨めしいか?姫よ?」「本当にそなたは 美しい・・金の髪も そのオッド・アイの瞳もその身体も・・・」エリンシアの唇に王は自らの唇を重ねた後にまた呟く今度は エリンシアの耳元でささやく「喜ぶがいい・・そなたが憎むべき私はやがて殺されどうやっても この黒の王国は一度壊れる私が先読みの力を使い この国を維持してきたが」「どうしても・・抗えぬ」「幾度も生き残る この運命を避ける術(すべ)を探したが生き延びるのは白の国の人質となった黒の王子アーシュランと王女のテインタルのみ・・」「私の可愛い王女テインタルは無事に逃れて 助かりアーシュ達と合流できるかあるいは 囚われ、印をされて日陰の道を歩む事になる」「そなたは 少なくと生き残られる・・囚われてな・・」「あるいは 私の娘、テイ王女と共に逃れるか・・」「しかし」複雑な表情黒の王は 思い出して含み笑いをする「そなたの実の子供エイル、エルトニアはとても面白い運命をたどる息子のアーシュランと深く結ばれる運命とは・・な・・。」とうの昔にエリンシアに触れてエリンシアの過去を そしてエイル、エルトニアの未来を過去見の力と先読みの力でその運命を知った黒の王、竜の王(ドラゴン・ロード)は語る。それを夢うつつに聞きながらその事を、その夜の事を、何故かエリンシアは忘れてしまった、
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第13話 リュース公リジャイアスと一人娘のアルティシア姫

ある時、誘われて…エリンシアは 王都から離れた リュース公の湖畔の城を訪れる。中性的な長い金髪、美丈夫のリュース公がそつなくエスコートしてくれた。そして、紹介されたのは 彼の一人娘アル、アルテイシア姫 アルティシアはテインタル王女とあまり変わらない年齢でリュース公の彼の妻は亡くなったそうだ「はじめましてエリンシア姫様姫様はあの羽琴の名手だとか・・今宵の宴を楽しみにしてます」アルティシア姫は勝ち気そうなアーモンドを思わせる青い瞳に艷やかな長い黒髪ティンタル王女とは違うタイプの美少女活発そうな彼女は、金の宝飾のペンダント、短い白いチュニックに金地の鮮やかな刺繍入りの赤と青の小さなトーガを着ていた。「羽琴は いにしえの4つの羽を持つ女神 その羽の形折り曲げて包み込むような 混じり合った羽 弦もまた 重なり合ってだから、扱いが難しいと聞いてます」「はい 姫様」リュース公の城は、湖畔に浮かぶ美しい城水竜が大きな水音を立てて泳いでいるのが バルコニーからもよく見える。宴は多くのリュース公の縁りの者達や友人の貴族などが集まりエリンシアが思っていた以上に、華やかで賑やかであった。一人娘 未来の女侯爵アルティシア姫は 利発で活発多くの大人相手に 物おじもせずに会話を楽しんでいる宴のご馳走は 湖畔でとれた魚やこの地 地元の果実に 鴨などの肉料理それに白の国の食材を使った白の国の料理・・。リュース公が少し離れた場所に一人立っていたエリンシアに近づき話しかけてきた「どうぞ 楽しんで下さい エリンシア姫そうそう・・ちょっとした昔話などでもよいですか?」「はい」エリンシアは 美丈夫で金の髪のリュース公に答える「実のところ 私は白の国の血が濃くでて、子供の頃は両生体だったのですよ」「そうなんですの?リュース公様」驚くエリンシア確かに 白の国の者は 2人に1人が両生体で生まれるこの方も・・とは「20歳上の兄がいたので、私は女性になるように勧められて よくドレスも纏ったものです」この美しい顔立ち 美しい金の髪に青の瞳、すらっとした身体・・さぞや 美しい少女の姿だったのだろう・・。「一時は 当時まだ王子だった 黒の王に乞われて 側室候補にもなった事もありましたね」「彼とは 一時 恋人同士だったことも・・」含み笑い・・それから肩を
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第14話 アルティシア姫…アルティシア姫のお願い

まだ幼いながらも美少女 長く美しい流れるよな黒髪、やや吊り上がったアーモンド型の大きな瞳 美しい少女後に、戦姫黒の王、火竜王(サラマンデイア)になるアーシュランの片腕・・女将軍となるアルテイシア 妻の一人水と風の属性と守護を生まれながらに持ち特に水の魔法に長けていたゆえに のちに黒の国の水の竜の王の加護を手に入れる水竜の女王、そう呼ばれる事もそうして白の国から処刑されようとして逃げ出したアーシュランを助けるのも彼女の宿命、運命守護者である最後のリュース公であるアルテイシア「母親は 私の護衛の女騎士だったもの数年前に ちょっとした小競り合いの戦で毒矢を受け あえなく亡くなってしまいましたが・・」大事そうにアルテシアの頭を撫でるリュース公リジャイアヌスアルテシアは エリンシアに顔を向けて微笑む「この子アルテイシアは水魔法が得意なのですよ」「ええ、そうなの」アルテイシアは手を開くと小さい水の玉が生まれ、水の妖精となる。「あら、愛らしい」「ありがとうございます、エリンシア姫」◆ ◆ ◆部屋のドアをたたくノックの音「はい どうぞ・・」「遅くに御免なさい、エリンシア姫様」まだ少女であるリュース公の娘 アルテシイア姫が訪れた。青い短いスカート丈、裾は広がり金色の細い帯が橋に抜い込まれている、帯は銀色の刺繍入り、左肩無しのドレスを着たアルティシア、アル 軽快な少女アルティシアには良く似合う「御気にされずに、どうぞ、いらしゃいませアルテイシア姫様」「アルでも構いませんよ エリンシア姫様」「まあ、そういうわけにも・・で・・ご用件は?姫」◇ ◇ ◇「白の国の事を知りたいの! それに白の国の言葉も文字もお父様も教えては下さるけど 本当はお忙しいし実は ちょっと語学はちょっと苦手なの・・」「黒の王宮では テインタル王女に白の国の言葉と文字を教えてると聞きましたわ」「ええ、その通りですわ」微笑むエリンシア「それだけじゃなくテインタル王女様とお友達になりたいの!」◇ ◇ ◇「素敵な事ですわ!では 黒の王宮にお越しになられるのですね」「ええ もちろん!しばらく滞在するわ もうお父様の許可は取ってあるの」「わかりましたわ 姫様 お好きなお菓子はありますか?勉強の合間に ご用意いたしますね」エリンシアは 子
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第15話 二人の姫の家庭教師 そして、アルティシア姫との別れ

リュース公の娘アルテイシア姫だけでなく テインタル王女も勉強に加わったテインタル王女もアルテイシア姫も 飲み込みが早く みるみる内に砂に水が染み込むかのように 言語に歴史 白の国の事を習得していった二週間が過ぎようとした頃「本当に お二人とも 覚えが早いですわ あと1か月もしない内に言葉も文字も完璧に覚えてしまいますわね」二人にお茶とお菓子をふるまいながら 微笑むエリンシア「有難うございますエリンシア姫様」「有難うございます」二人ほぼ同時に礼を述べる「エリンシア姫様 アルテイシアは 剣術も魔法もとても上手よ!特に水の魔法・・ねえ アル♪」「テインタル、テイは 楽器の演奏と歌が上手よこの前のリュートの演奏と歌は素敵だったわ ねえテイ♪」年頃が少ししか変わらない幼い少女二人は 愛称で呼び合う程に仲良しになっていた◆ ◆ ◆話をしながらお菓子をほおばり 笑いあう二人に悲しい運命が待っていようなどと知らずに二人に微笑むエリンシア「ねえ そろそろ私の事はアルって言って エリンシア姫!」「わかりましたわでは 私の事をエリンと呼んでくださいね」ふっふふと笑いエリンシアは言ったバルコニーの窓を開け広げた庭には 青い空と花々に小鳥のさえずり 小さい噴水の水音・・穏やかで 楽しいひと時を彩っていたそれから1月のち・・白の国の言葉や文字を完璧に習得したアルテイシア姫は父であるリュース公が待つ 自分の城へと帰っていった「じゃあ!また また会おうね約束よ エリン!テイ!」元気よく手を振って 迎えに来たリュース公の部下を伴い翼竜に乗って帰っていった見えなくなるまで振り返ったままずっとアルテイシアは手を振っていた「またねアル!」同じく手を振るテインタル王女 「お元気で またアル・・アルテイシア姫」エリンシアそれはエリンシアとってアルテイシア姫とは二度と会う事のない約束となるテインタル王女がアルテイシアと再び再会する日は 時が流れて美しい娘たちへと成長して 敵対する二人として剣や魔法を交えての対峙する日の事
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-04-23
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第16話 悲劇前 穏やかな日々

平穏な日々穏やかに時は過ぎてゆく…。 悲劇の時がゆっくり、忍び寄ってきているなどとは・・そう、知らずに…そして、エリンシアは  いつの間にか、黒の王妃の不在の日を心待ちしている自分そう、黒の王妃の不在の時には、ほぼ、必ずと良い程 夜半には、黒の王に呼び出されるから 睦言を…黒の王の瞳を深々と見つめ  彼の美しい黒髪に触れる時が恋しくてたまらくなっている…などと…。エリンシアの一糸纏わぬ白磁の肌に 黒の王がエリンシアの胸先に 軽く触れてそれから・・寝床の中で彼に身体を抱かれて エリンシアの腕が、黒の王の身体を抱きしめる 首筋に触れている王の唇が時折 くすぐったい「あ・・」 王はクスクスと笑っている それは蜜のような甘い時間 そして、その後、甘い酒を王は口に含み それを口移しにそれを飲ませられる。「ん・・」 「味は? 女性向けの蜂蜜入りの果樹酒だ 旨いかな?」「はい、黒の王」 何度もそれを繰り返して、エリンシア姫は沢山、酒を飲まされて それは少し強い酒で、すぐに酔いが回る。酔った身体、 再び王の身体がのしかかる 「あ・・!」しばらく、後…。 いつものように黒の侍従が呼ばれて、エリンシアを抱きかかえて 人目につかぬように…。 庭を通り抜けてバルコニーから部屋に入り 寝床にそっと置かれ 毛布をかぶせられる。侍従の中には 時に彼、黒の王アージェントの竜人 アレルドもいた竜人アレルドはテインタル王女の守り人でもあるという竜人アレルドとの会話で「私は三人の王族、彼等の守り人、守護者です 王子のアーシュ様も」 「アーシュ様には もう一人 セルトという竜人の守護者がいますが・・」 一度だけ彼アレルドはそう言った。伝承として聞いていた話ではそれは少し変な話でもある 竜人の守護者は主にとっては一人だけのはず 二人も竜人の守護者を持ったのは  700年前にいた黒の女王、伝説の火焔の女王ヴァルジニテだけ  エリンシアはぼんやりとしていたが バルコニーのドアがとても、小さな音を立てて、閉まった。黒の王妃への申し訳ない思い 自分を慕ってくれてる、まだ幼さが残る美しいテインタル姫最近では、赤ん坊だったアリシュア王子も まだ幼い歩きと上手くは喋れないものの 王妃達に連れられてやってきては 時に、エリンシ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-04-28
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第17話 テインタル(ティ)王女の淡い恋

「ねえ エリンシア姫は好きな御方がいるの?」テインタル王女との白の国の歴史などの勉強の後の二人だけのお茶会の時の事「最近、なんだか、エリンシア姫は変わったわ 時々、うわの空で、恋する人の目になっている」「まあ、王女様たら、そんな事はありませんわ!」まだ幼い少女であるテインタル王女に見抜かれるとは黒の王妃にも気がつかれたら、どうしょうか一瞬 戸惑いの顔になるエリンシアに 悪い事を聞いたのかしら?と幼いながらも王女は思い話題を変える「私ね‥好きな御方がいるの」「え?」「異母兄妹である私の兄 黒の王子アーシュラン兄さま」「先日も約束通り、手紙が来たわ、私の大事な兄様」ふっふふと頬を赤くして答えるティンタル王女「知ってる? 血の濃さを重んじる黒の王族は 異母兄妹 婚姻は可能で許されるの」「早く、戻って来てほしいわ…お母様はアーシュランお兄様の事を嫌ってるけれど」「じゃあ、そろそろ、部屋に帰ります 今日は有難うございます、エリンシア姫様」ぺこりと頭を下げて、王女は部屋に戻っていったあのテインタル王女が恋しかも初恋が兄とは・・まあ、兄妹同士の婚姻が可能と言うなら…それはそれで、良いかも知れない同じ不思議な深紅、焔の色の瞳を持つ、兄妹確かに、黒の王子アーシュランは まだ幼いながらキリリっとした美男子だった。少々、吊り上がった、印象的な、あの焔の瞳あの黒の王妃の美貌を受け継いだ、テインタル王女なら、それはとても、美しい一対になるだろう。しかし黒の王妃は間違いなく猛反対するだろうが…そんな事をエリンシアは考えた。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-04-28
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第18話 ヴァン伯爵とリュース公

いつものように開催される、黒の王達が主催する宴宴には、ほぼ恒例となった、毎度のエリンシアの羽琴の演奏ある複雑な形をした羽琴、その琴を操る者はとても少ない心地よい素晴らしい演奏の後 王妃に側近タルベリィ達に挨拶をしてから大貴族の一人と通り過ごしに、軽くぶつかった「おや これは失礼」「とんでもない、こちらこそ・・あ、ヴァン伯爵」「これは 城の国の羽琴の姫君・・エリンシア姫」緩いウエーブのかかった黒の髪肩程に切りそろえ  黒い瞳の持ち主黒いローブの服 私服はU型で 首元には着飾りの文様の入った服がラインのロープに縁どられている 腰のあたりで勝首元と同じのその上から ベルトかわりに縛って結んでいる真金色の中の入た同じような細き金縁の細く入る紫色のルーブを 肩からななめに横からかけている「最近は、時間も出来て、またこの宴に出れましたよ 姫貴方の演奏は、いつも楽しみです」「素敵な衣装でお似合いだ、貴方の美しさに似合う」「有難うございます、ヴァン伯爵さま」「衣装は王妃様からの贈り物ですわ」白い絹に胸元には羽根をイメージしたブローチと金地のベルト、エリンシアの瞳に合わせ、刺繍入りの紫色と青い色の絹を重ねている。「アリアン王妃ですか、私は王妃様の従兄弟で、あ!」「では、エリンシア姫、向こうにいる大貴族の中の友人が待ってますので、また…次回の宴を楽しみしております 姫」向こうの人だかりの中に入りに行ったヴァン伯爵リュース公は、あの人に気をつけなさいと言っていたすると今度は・・。その本人、金の髪の美丈夫リュース公がエリンシアの元に来た。「これは、リュース公様、アルテイア姫はお元気ですか?」「ええ、元気ですよ……最近は魔法や剣の腕もメキメキと腕を上げてますよ、特に 水の魔法が素晴らしい・・・いや、これは 私も親バカですね」「そんな事はありませんわ こちらの王宮で滞在されたときに見せてくれた水の魔法は素晴らしいものでした」「どんな、魔法でしたか?」「水を空中に浮かせて、その水が蛇のように くねくねと動いたり水が、丸い輪になったりしてましたわ」「ああ、あれですね ところで、エリンシア姫、先程、ヴァン伯爵と御話されてましたが?」「いえ、肩が軽くぶつかっただけで・・それから 私の演奏を褒めていただいた後お友達の方に行かれま
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-04-28
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第19話 黒の王アージェントの子を懐妊

数日後の事・・エリンシアはリュース公がプレゼントしてくれた魚 彼の領地で取れた魚、その魚料理を一人で食事をしてる途中で、吐き気をもようしてトイレで慌てて 吐き出した「私、調子が悪いのかしら・・?」だが、度々、吐き気があった その原因は・・?黒の王との二人でいる夜 黒の王の為に羽琴の演奏の時に吐き気をもようした「申し訳ありません、王さま」「調子が悪い? いや、そうか・・私の子を孕んだな」無表情に事もなげに呟いた「!まさか!」「いや 間違いない 先読みの私が言うのだから」「・・・リュース公の元にゆくか?」「え?」「こんな事や戦(いくさ)が始まったら リュース公は 姫を預かると私と約束してくれた」「そこで 子供を産んで 赤ん坊を彼に預けて そこで白の国へ戻るもよしリュース公がそなたなら 再婚してもいいと言っている どうする?」「白の国の人質として ここに残るのは私が選んだ運命です他の方を また人質として 連れてくる事は出来ません」「・・また、そなたの子供 確かエイル、エルトニアといったなその子が 再び人質として選ばれるか・・」ため息をついて 黒の王「では リュース公の花嫁となるか子供をリュース公に預けて また白の国の人質として黒の王宮で暮らすか?」「・・・」「まあ、ゆっくりと考えるがよい」「はい おおせのままに・・」「ところで そなたをまだ抱いても良いか?そう負担をかけぬようにする・・」「はい」黒の王はエリンシアを抱きしめ 唇を重ね唇をかさなたまま エリンシアの服の帯を緩め 服を脱がす白い身体が 王の目の前にあるエリンシアを抱え 寝床にそっと置き 自身の身体をゆつくり そっと、二人は再び重ねてゆく。金の髪を1つにまとめていたピンを取り エリンシアの豊かな美しい金色の髪天蓋付きのベットに広がる夜の月明りが二人を照らしていた。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-04-28
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第20話 年老いた竜人の魔法画家 王達の家族の肖像画

それから数日後・・ある時 竜の顔をした竜をそのままの姿で人したような男が、いや老人が城を訪ねて来た「これは 黒の王妃アリアン様 先日の宴では素晴らしい羽琴の演奏を有難うございましたエリンシア姫様」彼は 以前 黒の王宮に同じ種族の戦士セルトと供に戦士として努めていたが歳を取り、引退して、店を開いた高級なレストランが1階にあり 2階は 宿になっていて そのレストランには 彼の描いた絵画が飾られて、売られてるというしかも、魔法の力が入った魔法画・・…竜人は普通は魔法を弾く、不思議な力はあるが、魔法は使えない…彼の母親は魔力のある身分の低い黒の貴族の娘だったそうだ。ゴトンと連れの物達が運んできた品物を床に置く大きな絵画が3枚1枚は 黒の王達の家族の肖像画 もう1枚は小さくこれは エリンシアを描いた絵最後の一枚は これも大きな絵で左右の違う瞳の4枚の羽を持つ白鳥・・「2枚は 王様に頼まれましてな・・1枚は 実は魔法画で 同じく似たようなテーマで描いた絵があと2枚ありましてな・・絵の中の物同士がそれぞれ仲良しではあったのですが黒の王が ぜひにと言われまして・・いえ 実この白鳥は貴方様をイメージして描いた物なのですから」ポンと軽く白鳥の絵に触れると 絵の中から 白鳥が現れた! 羽ばたき 柱の上の近くに留まりそれは美しい妙なる声で鳴き出す・・その声は まるで歌のようだった「なんて 素晴らしい」白鳥は うやうやしく頭を下げて 再び絵の中に戻った「喜んでいただけて 何よりです ところで エリンシア姫様戦士セルト殿の行方について ご存じありませんか?」戦士セルト・・黒の王に以前使えていた者黒の王子アーシュランの実の母親と恋人同士でその他に無実の罪で追放された者「確か・・先日 リュース公がら聞いた御話なのですが何でもヴァン伯爵の元にいるらしいのです 首には魔法の呪文が刻まれた 太い金の輪を首につけ 無表情で 何も話さず 人形のようだったとか・・」「まさかとは思いますが それは魔具・・魔法の呪文で 心を封じられてるのかも知れません操り人形のように 命令以外は 何も受け付けずに」心配そうに話す 竜の老人「同じ種族は少なくて・・少々 心配しておりました まあ 消息がわかっただけでも」「しかし もし 本当に 魔
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