Semua Bab 羽琴の姫君…羽琴をつま弾く哀しき姫の願いと流転する悲劇の果て2: Bab 41 - Bab 50

53 Bab

第41話 アーサーの手紙

アーサー....無事に過ごしているのだろうか?まだ戻らぬ優しい夫を切ない思いで待ちわびているエリンシア「ママ〜」 小さな我が子ティナがエリンシアに抱きつく愛らしい我が子ティナ、赤毛のアーサーと同じ髪色の娘 彼と同じ赤い髪を撫でて、抱きしめるエリンシア受け取った手紙には黒の国で過ごしいる様子が綴られ、どのように戦争に参加しているかは詳しくは伏 せられていた。アーサーは黒の王女ティンタル 今は巨人族の王に従い 戦士、間者....スパイとなった彼女に出会った事も 手紙の一文には書かれている。ティ......王女様 懐かしい思い出の中の少女大きくなり、再会した時の記憶を無くし無表情で 粗末な衣を着た、あの時の姿あの美貌の王妃に酷似した美少女ティンタル王女様.....片眼の黒の王様、私には優しかった王妃様私を花嫁、妻に迎えたいと言ったリュース公 不思議な美しい彼と娘のアルテイシア姫もし、もし黒の王都陥落前にリュース公の城に私と黒の王女ティンタルが行っていたら...私達の運命はかなり、変わっただろう◇ ◇ ◇リュース公と共に戦っているはずの 亡国の王子アーシュラン王子ティンタル王女の異母兄で彼女の初恋の相手愛した異母兄と王女ティンタル姫は 今は敵として戦っている初恋の異母兄アーシュランに仲良しの親友アルテイシア姫と剣を交える日が来るのだろうか?なんて残酷な運命…。エリンシアの瞳からは大粒の涙が溢れ落ちる。「ママ?」心配そうに小さな手を伸ばす 幼い娘のティナ大丈夫よ、私のティナ 心の中で呟き また、幼い我が子ティナを抱きしめる。ああ、アーサー貴方に会いたい
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-26
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第42話 巨人族の王と魔法強い

巨人族の王宮では 深々とローブを被り、素顔が見えない魔法使いと 巨人族の王が話していた。「私が黒の王女ティンタルの身体に刻んだ入れ墨 魔法の効果により、我々には逆らえませんが」「しかし、残念ながら、彼女に夜伽させる事だけは 私の呪いの入れ墨を入れてもティンタルの魔法が暴走して効果ありません、王」「仕方ない、あの美貌に宝石のような赤い瞳 思う様、辱めて愉しみたかったが、我の心ゆくまで」「あの白のエリンシアもいずれ、また愉しみたいものだ」舌舐めずりをする巨人族の王「其れにもし、黒の王女ティンタルから我の子供が産まれたら、強い魔法素質も」「まぁ、良い、戦士として間者としても優秀だ」 「はい、陛下、王様」巨人族の窓からは雪が見え、其れを一瞥した後から 巨人族の王は黒の国からの報告書を読む「アーサーもだが、あの黒の王女も良い仕事ぶりだ」「アーサー、奴は従弟とはいえ、異国の奴隷出身の側室が祖母 我が父王から下賜した女がアーサーの母親」「本当は我の異母弟かも知れないな」「忠臣ではありますが、必要なら消しましょうか?王様」「いや、良い、魔法使い」「まだ、黒の国では亡国の王子アーシュどもが暴れているようだ、ヴァン伯爵も」「王女ティンタルの白磁の肌に刻んだ呪いの入れ墨には異母兄を殺したい衝動、狂戦士の呪いの魔法もあります、陛下、王様」「早く、王女がアーシュランの首を土産にしてくれば良いのだかな」にぃ...巨人族の王は不気味な笑みを浮かべた。
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第43話 戦場で対峙する兄妹 記憶

夜の闇の中キィイイン!カキーン!剣が激しくぶつかり合い、怒号も飛び交う赤毛のアーサー、エリンシア姫の愛する夫も其処に居た。亡国の王子アーシュランにリュース公達の部隊彼等とぶつかり、戦闘になったのだった。部隊の中には…まだ少年とも言える王子アーシュランの姿がある!それにリュース公の娘アルテイシア姫「炎の柱!」彼の攻撃魔法で悲鳴を上げる間もなく味方の巨大族の兵士達が黒い消し炭となり、消え去る。次には彼アーシュランの剣で切り倒さる者達今度はアーシュランがアーサー達の方に向かってきて斬りかかるのだった。間合いを取りそびれ、今にも彼アーシュランに斬り殺されたかけるアーサーやられる!声も出せずにアーサーはそう思ったがその時だった!ガキィーン全身の鎧を着たやや、小柄な戦士が手に持った剣でアーシュランの剣の攻撃を打ち払う!激しい勢いで、互いの剣を打ち合い、戦う鎧の戦士とアーシュラン王子「炎!」アーシュラン王子の魔法で鎧の戦士は炎に包まれるが、簡単に身体を軽く揺らし、炎を払う「魔法を打ち払った!加護の魔法石を持っているのか?」アーシュラン王子の紅い…真紅の瞳が輝く「………」アーシュラン王子の言葉に答える義務もなく無言で立ちすくす鎧の戦士「え?あれは!」アーサーが呟く鎧、兜の中が近くから見えた顔、少女の顔それに赤い瞳アーシュラン王子と同じ類い稀な…宝石のような赤この鎧の戦士は…黒の王女ティンタルゴクリと息を飲むアーサー兄妹が今、戦場で対峙している。王女ティンタルは巨人族に従う呪いをかけられていると聞いた事を思い出すアーサー「アーシュラン様」アルテイシア姫が駆け寄り今度は鎧の戦士に水の魔法、空中に浮かんだ水が氷の槍の形状に変化したもの戦士に向かい、勢いよく飛ぶ『氷の槍』を放つ鎧の戦士が手を翳すと砕け散る魔法の氷、氷の槍「敵側の黒の魔法戦士か!ヴァン家の者か?」アーシュラン「アーシュラン様、王子」「アル、アルテイシア、戦闘で負傷しただろう、お前は休んでいろ」「私は大丈夫です、王子」「無理しなくても良い、アルテイシア」「……」名前、その二人の姿…鎧の戦士が立ったまま動きを止める。あの王子の紅い瞳…愛しい赤の瞳殺さなくては、いけない…そうだ!殺さないと王子に向かい、突進しょうとした
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-28
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第44話 黒の王女ティンタルの嘆き

アーシュラン兄様 私の初恋…殺したい…あの赤い瞳の…ああ、私の肌に彫り込まれた呪いの入れ墨が焼けるように傷む殺したい…衝動大好き…愛している…好きなのにティンタルの瞳から涙が溢れる。渇いた、空っぽだった黒の王女ティンタルの心にようやく、今、感情の波が思い出と共に蘇る。アル、アルテイシア…友達のアルテイシアも居た。リュース公の娘のアルテイシア姫目の前で殺された父王に母の王妃両親を…国を滅ぼした者達に私は従い、沢山、たまを殺した黒の国の王女なのに 私は黒の国の王女だった…幸せな幼い子供の時代は過ぎて…また、涙が流れ落ちる。それに…白の姫、エリンシア姫前に巨人族の国で彼女、エリンシア姫に会ったわ今は何処なのかしら?ドアを叩く音「大丈夫ですか?」入って来た若い男…優しい目をした赤毛の男を見つめるティンタル「え、ええ…倒れた私をこの砦の城まで連れて来てくれたのね、ありがとう」「飲み物を持ってきました、暖かいミルクにハーブのお茶、焼き菓子も」「優しい良い人ね、貴方」「アーサーといいます、姫…こちらこそ助けられ、ありがとうございます」「お互い様ね、アーサー」「無理されないで下さい、任務続きで大変だったと聞きましたから」「そうね、でも…戦士としての職務を果たさないと王の相手の仕事は私は遠慮したいから」淋しそうに哀しみに満ちる笑みを浮かべた。
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第45話 矢文…

「謎の矢文のお蔭ですね」リュース公がしみじみと言う  矢に括り付けられた手紙に地図   内部の深い情報に精通した者しか知りえない重要な情報の数々 「時々、矢文がこちら側の砦、出城に打ち込まれるが、内部に、詳しく者の情報だ」「そうですねアーシュラン王子」「危うく、俺の竜人、守護者セルトが罠にはまり、悪くすれば殺される所だったが、矢文の情報で罠を回避を出来た」「はい、王子」「しかし、一体、誰が何の目的なのか…敵に入り込んでいた…敵側の黒の貴族でしょうか?」「さあな…リュース公、だが、予定より作戦が進み、成功している、この勢いでヴァン伯爵を追い詰められるだろう」「黒の王国を取り戻す日も近いぞ、リュース公」「はい、アーシュラン王子様」「リュース公様、また矢文が届きました!」◇ ◇ ◇木陰に潜み、リュース公の出城に矢を放った者手にした弓を下に降ろして、軽いため息をつく少女間者として、簡素な流民の姿をした王女ティンタル彼女は最近、手に入れた耳飾りを見つめる。それは高価なエメラルドと真珠の耳飾りヴァン伯爵が自分の愛妾に与えた品物殺された王妃、アリアン王妃のお気に入りの一つティンタルにとっては形見の品愛妾が落とした時に、そっと拾ったもの「母のアリアン王妃はヴァン伯爵にとっては従姉だったのにね、自分の愛妾に与える程度のものなのかしら?」「手に入れたのは片方だけど…今の私には似合わないか」淋しそうに苦笑するティンタル王女「兄さま達は強いわ…数で押されてたけど、ヴァン伯爵は徐々に追い詰められているわヴァン伯爵が殺される日も近い」
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-29
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第46話 ティンタル王女の来訪とアーサーの帰還

数カ月後の事…巨人族の北の国エリンシアの家にある時、テインタル王女が訪ねて来た「エリンシア姫、私ね やっと記憶を取り戻した」微笑む王女今度はテインタル王女の方がエリンシア姫を抱きしめた「貴方の故郷の白の国へ帰りたいでしょう? 貴方の大事な人達がいるわ」エリンシアは心の中で思った。エリンシアの思念を受け取る王女ティンタルいいのです、貴方が記憶を取り戻しただけでも 私には 幸いです二人は互いに再び抱きしめあい、涙を流してゆく…。「エリンシア?それに…ティンタル王女?王女が何故、此処に?」丁度、その時だった アーサーがやっと黒の国から帰ってきた。「え!貴方、確かアーサー」驚く王女ティンタル微笑して、それぞれ二人に説明するエリンシア魔力の強いティンタル王女には心話、思念で…心話などが使えない、普通の民であるアーサーには筆談で…。「貴方がエリンシア姫を助けて、結婚して夫に」「はい、ティンタル王女、姫、改めてよろしくお願いします、其れから、あの戦いでは…あの時は有難うございます」「黒の王宮ではエリンシアが貴方の傍近くで家庭教師に羽琴の演奏を…」「母、黒の王妃アリアンはエリンシア姫が好きだったわ、特に演奏が大好きで…」「ママ〜」小さなティナがエリンシアに抱きつく。「それに可愛いわ、二人の子供のティナ」◇ ◇ ◇その夜は夫であるアーサーを交えて 羽琴の演奏に それに食事をした。アーサーは土産にと黒の国と白の国の食材が手に入れ黒と白の国、それぞれの料理がテーブルいっぱいに並ぶ皆、微笑み、幸せな時間を共有したのだった。会話の中で アーサーが思わぬ話をした黒の国は 執権として黒の国を治めていたヴァン伯爵を殺して黒の王子アーシュラン リュース公やアルテイシア姫に 開放され 魔具を壊され心を取り戻した竜人セルト命令に従い、魔法で意識がなかったとはいえ竜人セルトは父王を殺したのだか…。そうしてアーシュラン達 王子に従う戦士セルト、リュース公、アルテイシア姫達により、ついには黒の王国は奪還され王子アーシュランは戴冠火竜王(サラマンデイア)となり 黒の王になったという..。王女が、テインタル王女が黒の国に戻れたらいいのにふと、降りしきる雪を窓越しに見ながら思うエリンシア 
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-29
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第47話 黒の王国奪還…少し前の出来事

それは 少し前の出来事の御話黒の国では・・ついに黒の王子達が王国を奪還する!黒の国 元の黒の王宮では そこで暮らし 執権として黒の国を治めてたヴァン伯爵ヴァン伯爵は黒の王子アーシュラン達に追い詰めれて この黒の王宮の中で今にも殺されそうになっていた。◇ ◇ ◇王宮は所々、燃えて、また酷い有様だった。「聞きたい事がある・・ヴァン伯爵」リュース公が鎧を身に纏い リュース公が持つ血まみれの剣を大きな怪我を負ったヴァン伯爵に突きつける。そこには…その場には王子アーシュランと戦士セルトがいた。アーシュラン王子の長いエルフのような耳が軽く揺れ、赤い瞳は不気味な光を放つように輝く。「聞きたいのは、死体が見つからなかったテインタル王女とエリンシア姫だ彼女達は 無事なのか? 巨人族の王の所か?」「私は知っているぞ!エリンシア姫に乱暴したという話・・」冷静に リュース公は言う◇ ◇ ◇嫌がらの意味もあった ヴァン伯爵は嘘をついた。「ハハッ・・最初は その戦士セルトの目の前でこの黒の王宮で 私の兵士達が汚したぞ!」「その頃は、魔法具で 心を封じていたからセルトは覚えてはいないだろう」顔色を変えるセルトアーシュランがセルトの心を封じていた ヴァン伯爵に従うように作られた魔法具を壊してそのセルトを解放して セルトがアーシュランに忠誠を誓ったのは…少し前の出来事「その後で、私が姫を抱いた 美しいオッド・アイの瞳に金の髪 白い美しい美貌に身体」「素晴らしい夜だった!抱かれて泣いている様も美しかった」◇ ◇ ◇「・・・」無表情で立ちつくすリュース公 アーシュラン達も黙って聞いていた「エリンシアは 懐妊してた あれは 黒の王の子か? それともお前の子か? リュース公?何度も犯してやったから 子供は流産したが・・」口元から血を流しつつクククッと笑う「私の子供だ」リュース公は言う「そうか!あはは!」笑うヴァン伯爵「テインタル王女の事は知らない・・兵士に殺されたのでは?エリンシア姫は 私や兵士どもに乱暴され 子供を流産して、まもなく、ある晩、牢屋の中で息耐えた」◇ ◇ ◇「エリンシア姫の亡骸は?」「あの樹海 パンプローナの森の奥に捨てた死体は獣に食われて もう探し出せぬだろうさ・・」ヴァン伯爵にリュー
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-29
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第48話 数年後…悪夢の再来

其れは悪夢の再来と…白の姫エリンシアにとっては信じられない戦の始まり数年の月日が流れて…生き残った黒の王子達により、黒の王国が奪還され…数年後一度滅ぼした黒の王国、国交が悪くなった白の王国との小競り合いが続いていたそんな、ある日の事◇ ◇ ◇巨人族の国では まだ長く寒い冬の中だった 雪が国中を覆うエリンシアは暖炉で暖まりながら 椅子に座り 温かなミルクで作ったシチューをティナと食べていた。「ママ、また、魔法画の幻獣達に綺麗な黒のティンタル様とお茶したり、遊びたい、其れからサウナ、スチー厶バス、蒸し風呂」ティナの言葉に微笑して頷くエリンシア魔法画の幻獣達は数日に一度、城を抜け出してはエリンシアとティナに会いに来るのが日課となっていた。時々、ティンタルとも鉢合わせしたならば、皆で楽しく過ごす事も…。其れから泊まりに来た黒の王女ティンタルサウナに幾度か共に入ったが、彼女の白磁のような滑らかな綺麗な身体には呪いの入れ墨切ない表情のティンタルを思い出す家のドアが開き、夫のアーサーが帰宅した。「ただいまエリンシア、ティナ」「おかえりなさいパパ」其れから、食事をしながら彼は言う「今度、大きな戦がある」アーサーは言った「王は 貴方に 私が戦に行ってる間 王の城に戻るようにと 命令された」「・・・」もしや・・王は また私を?そう思い、顔色を変えるエリンシア「王命には逆らえない」少し震えて自分の手を握り締めるアーサーもそう思っている様子もう一つ、アーサーは白の姫であるエリンシアに言えない事があった。黒の国から敗退した後、次に巨人族の王はエリンシアの故郷、白の国に侵略を開始今度は白の国の侵略ため息をつく◇ ◇ ◇次の日、荷物をまとめ子供のいない優しい叔父夫婦に子供のティナ預け 「良い子にねティナ」「ママ、パパ」アーサーは戦場にエリンシアは 巨人族の王の居城に向かう別れ際、エリンシアとアーサーはくちずけを交わすその後、間もなく「街で白の国の民が大勢、連れて来られた、奴隷市場が賑やかになって」「生憎、今は白の貴族でなく、国境の普通の人族ばかりだ」「巨人族の王は今度は白の国を手に入れる気だ」王城に向かっていたエリンシアに聞こた会話に街中で荷馬車の鉄檻の中で泣く白の民達の姿街の騒ぎを偶然、耳にして
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-29
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第49話 巨人族の城と王

王の城で迎える最初の夜、エリンシアは王に呼び出され…其れから「羽琴を用意させた、一曲所望する」王が言う頷くとエリンシアは曲を奏で始めた。ワインを飲みながら、巨人族の王は満足そうに聞く「もう、良い来いエリンシア、お前は変わらず美しい」「私の情けで、存分に悶え、泣くが良い」押したされ、服を引き裂かれるエリンシア耳、エリンシアの猫に似た独特な耳元で囁く言葉は残忍な王らしい言葉だった。「我に従え、足を開け…我を満足させろ、でなければお前の夫か娘にツケを払わせる」「…!」羽琴の演奏の後で ベットに押し倒され、抗えずに玩具のように扱いを受け、乱暴された乱暴で残忍な絶対権力者である王実の弟、恋人を殺した白の宗主の側室にされた記憶が涙と共に錯綜して重なるただ、泣いて耐えるしかないエリンシアまた…あの悪夢の始まりだった。時々、許しを受け、訪ねてくるアーサーの優しい叔父夫婦に自分の子供ティナ 夫の友人達なかなか、会えないが…テインタル王女ティンタルとの再会が救いであった成長する事に美貌の黒の王妃にますます似て美しくなるテインタル王女「白の国は巨人族の猛攻から自分達の国を守ったわよ、エリンシア姫、実は意外な救援が来たらしいわ」ある時、ティンタル王女はそう話した。「!?」意外な救援が?何はともあれ、故郷の白の国は無事らしいエリンシアは大事な自分の小箱を開ける。リアンに貰った金の髪飾りに 白の国の皆の絵 エイル、エルトニア幼い子供姿の絵エイル‥エルトニアはどっちの性を選んだのだろうか?もしかしたら リアンの花嫁になったかも知れないところで、後に知った…戦(いくさ)の事だが白の国の侵略は突然現れた 黒の国の王‥火竜王、アーシュラン王の援軍により巨人族は敗退して…。白の国の裏切りで、黒の国は一度、滅ぼされたはずで…。長い間、数千年、戦いあった敵国憎い敵のはずの白の国を何故、黒の国が救ったか…?実はそれは余りにも、意外な理由王の個人的な理由であり、エリンシアにも関係深い事情であったが…。だか、大きな問題が一つ…その戦いの中でアーサーは行方不明となり 戦からは、帰還しなかった。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-29
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第50話 人質交換....アーサーとエリンシア

無力なエリンシアに出来た事はただ耐えて、愛する夫を待つひたすらアーサーの帰りを待った…待ちわびた永遠のような救いのない絶望の日々ある時、ようやく待ち望んでいた事が起こる。彼はテインタル王女)に伴われて帰って来た ついに夫のアーサーが現れたのだった。◇ ◇ ◇「戻ってくるのが、遅くなってすまないエリンシア!」そう言って、愛するエリンシアを抱きしめるアーサー 「……」涙を流して、愛しい夫のアーサーに抱きしめられるエリンシア「待たせて、すまない、辛かったろう」「……」アーサーの手の平に指先で短い単語を一つ書く『許して…』筆談でエリンシアは私を許してと書いた。 意味を察し、エリンシアの涙を拭う「君のせいじゃない、守れなかったのは僕だすまない、許してくれ、エリンシア」◇ ◇ ◇「ずっと生き残った者達とともに捕虜として黒の国の収容所に囚われていた」「捕虜交換で戻れたよ、エリンシア」「ずっと前の戦(いくさ)」「一度、黒の国を滅ぼして その時に奴隷にする為に、この巨人族の連れていった黒の国の人間や貴族達…ああ、前の戦で捕まえた白の国の民達も」「多くは女たちだがその者達と交換で他の捕虜達と共に戻って来れたよ」「ティンタル王女も鎧の姿で、弱った仲間達の護衛をしてくれてね」軽く首を横にして、微かに微笑するティンタル「・・・」抱きしめられたまま話を聞きながら、涙を流すエリンシア「本来なら、エリンシア、貴方も・・戻る事も」首を振るエリンシア そっとアーサーの唇に自分の唇を重ねアーサーを見つめる。「大事な娘のティナにも会いたいよ」二人の邪魔にならないようにティンタル王女はその場から立ち去った。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-29
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