事態が落ち着いた後、三人は今後のことを話し合った。神子であることをまだ認められない無明だが、神子である事実は変えられない。「逢魔は、俺を神子って呼ぶの禁止」「あなたの願いなら、従うよ」 とにかく神子ではあるかもしれないが、まっさらな状態ではどうにもならない。できることならあまり大勢には知られなくないし、崇められるなどまっぴらごめんだった。これまで痴れ者として自由気ままに生きてきたのに、急に態度を変えられてもこちらが困る。「辛いかもしれないけど、ふたりとも少しずつでいいから昔のことを教えてくれる?」「承知した」「うん、わかった。あ、でもいいのかな~。言えないこともあるかも?」 白笶を揶揄う目的のみで、逢魔は余計なことを口にする。「別にやましいことはひとつもないが?」 まったく動じることなく白笶が応えるので、逢魔は首を振って、相変わらず面白くないな、とぼやきながら肩を竦めた。「俺は、自分自身が神子として認められるようになるまで、そうであることをあまり知られなくない。できることなら、各一族の宗主以外には知られないようにしたいんだ」「白群では誤魔化すのが難しいかもね」「兄上は味方にしておいた方がいいだろう、」 余裕がなかった白笶は、ここに来る前に白冰に対して本音を口にしてしまっていた。あの玄武の陣を見て気付かないはずがない。隠したところで意味がないだろう。「うん、白冰様と竜虎には伝えるつもり。きっとふたりなら、今のままでいてくれる気がするんだ」 竜虎は真面目だが、きっと自分の願いを叶えてくれるだろうと無明は思っている。いつも喧嘩ばかりだが、いつだって最後は自分に譲ってくれたり、ひとつしかない菓子なら、半分に分けた時に必ず大きい方を自分にくれるような義兄なのだ。「どうでもいいが、そろそろ戻った方がいいのでは? それこそ色々詮索されてしまうだろう。話し合いならどこでもできるのだから、いつまでもこんな所にいないで、早く顔を見せてやった方がいいと思うんだが、」 ひと区切りついたところで、太陰は三人の間に割って入って来る。いい加減、ここから出て行って欲しいというのが本音だった。もちろん、神子だけはいつまでもいてくれてかまわないが。「太陰兄さんは根暗だから、ワイワイ賑やかにしてるのが苦手なんだもんね。ごめんね、気付かなくて」 こいつ······
최신 업데이트 : 2025-09-24 더 보기