Semua Bab お持ち帰りした異世界の皇子を返品したい: Bab 31 - Bab 40

58 Bab

30.彼にあなたと結婚できた幸運を大切にして欲しかっただけ。

「俺は、もう一度、俺のえれなを振り向かせてみせます。触ってしまったことは謝ります。愛しくて我慢できなかったんです。」彼は自分の手を抑えながら、言ってくる。「ダンテ様、この世界に生まれてよかったですね。私の世界に生まれていたら、そのお触り行為は痴漢行為とみなされ牢にぶちこまれてますよ。」私は冷ややかに言った。本当に、もう全然彼に惹かれていない。むしろ、彼の相手を面倒だとさえ感じて来ている。相変わらず自分の心変わりのスピードが恐ろしい。「私は初恋を諦めていませんし、私が好きなもう1人の人にはダンテ様は絶対に勝てません。私は2つの世界を行き来できる女ですよ。あなたの手におえる女じゃないの。」私はとにかく、彼に私を諦めて去っていって欲しくて続けた。「ライオット・レオハードじゃない方の好きな人も世界を行き来できるのですね。」ダンテ様が微笑みながら言って来た。しまった、やはり彼は危険すぎる、少しの会話や表情から色々なことを読み取ってしまう。アランと違ってダンテ様からは人に対する思いやりを感じない。自分が面白ければ良いと思って、世界を平気で引っ掻き回しそうだ。そんな人間に2つの世界が並行して存在することや、多くの情報を与えるのは危ない。「私は自分の心変わりの早さを自分の問題だと思っている。ダンテ様も自分の問題として受け止めなさい。奥様が奔放なあなたを前に人形のように可愛くいてくれる努力に思いを馳せなさい。彼女がどれだけの感情を抑えながら、あなたを愛し続けようとしているか彼女の身になって考えるの。」私は、どうしても彼の可愛い妻が苦しむのは嫌で彼を諭した。私は可愛い女の子が辛い思いをするのは嫌なのだ。「妻の立場に立って彼女の望む言葉をかけ続ければ、彼女は幸せでしょうね。皇帝陛下のお得意のマインドコントロール方法ですよね。そうやって彼は人々を洗脳してってる。俺、大嫌いなんです。洗脳された人間ってつまらないですよ。エレナ様も洗脳が趣味でした。俺の妻も彼女に洗脳されきってますよ、彼女の言うことが全部正しいと思って考えること放棄しています。」
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-28
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31.それにしても、私のラノベ、まさかの第2部突入!

「私は1人で彼と会うつもりです。彼はあなたの夫の国の王だった人です。私は彼を信じています。信頼される人間かどうか相手を疑うのではなく、まずは自分が信じたいと真心を伝えなければ相手も心は開いてくれないはずです」私は彼の妻に向かってダンテ様の付き添いを断る旨を伝えた。「エレナ様、私が浅はかでした。深い慈悲深い心、私もいつかエレナ様のようになりたいです」彼の妻は感動しているようだった。彼女はおそらくエレナ・アーデンにかなり心酔している。新婚の夫が側にいるのに意識がエレナ・アーデンにどう思われるかにしか気持ちが向いていない。ダンテ様がアランがエレナを洗脳しているようなことを負け惜しみで言っていたが、やはり洗脳が得意なのはエレナだ。彼の妻の様子をみるに、教祖エレナ・アーデンを崇拝する信者のようだ。「2人のうちの1人はクリス・エスパルでしたか。」ダンテ様の呟きに思わず私は彼を凝視した後、自分の失敗に気がついた。私が誰も連れず、クリス・エスパルと会おうとしたことから彼はクリス・エスパルが私の世界と関係がある人だと推測したに違いない。私は驚きのあまり彼の発言に肯定とも取れる表情を彼に向けてしまった。私が好きな人がクリス・エスパルに憑依したことがある人間だとバレてしまったのだろうか。ダンテ様は言動や表情、目や耳から入る情報から推測し、その情報を相手に問いかけ反応から推測の確定を出しているのだ。なんとなく分かっていたのに、私は彼の推測が正解である表情をしてしまった気がする。もう、ここは彼のつぶやきなど聞こえなかったふりをして無視して話をすすめよう。「新婚なのだから、2人の時間を大切にして。久しぶりに皇宮の外に出て、このままデートしたらどうかしら。仕事のことは任せて。幸せな2人を見せてくれることが1番の仕事よ。」私は微笑みをたたえながら言った。とにかく、ダンテ様は遠ざけた方が安心だ。私は彼に多くの情報を与えてしまった。彼がたくさんの自分のことを話してくれるので気を許してしまった。今、思えば彼が話した情報は家
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-29
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32.クリス・エスパル様ですか?

あたりを見渡すと、本を整理している水色の髪を見つけた。「クリス・エスパル様ですか? エレナ・アーデンと申します。」ダンテ様に対して初対面で爽やかな印象を持ってしまったのは水色という爽やかなイメージの色のせいだと思っていた。でも、クリス様の水色の髪や瞳は神聖な印象を私に与えてくる。儚さもあり、この世の人ではないみたいな感じだ。彼を殴れる気がしない。圧倒的なサンクチュアリーな雰囲気、彼を殴った途端神々の怒りをかいそうだ。「何かお探し物ですか?」落ち着いた低い声でクリス・エスパルが尋ねてくる。「クリス様にお話があってきたのです。少しお時間よろしいですか?」三池と全く正反対でおしゃべりではないようだ。必要以上のことを話そうとしない。「クリス様は国王としてのお仕事はもうなされないのですか?」いきなり核心的な質問をしてしまっただろうか。彼の反応を伺うと目の前にある椅子を無視してゆっくりと床に体育座りをし、無表情に虚ろな目でこたえてきた。「エスパル王国はなくなって、現在はレオハード帝国エスパル領になっております。今はどこかの伯爵様か誰かがおさめているような気がします。」地図を出しながら、どこか他人事のように話してくる。地図に目を落として絶句した。エスパル王国どころか、地図上の全ての国が帝国領になっている。これは権力欲なんてなさそうだと思っていたアランの仕業?「図書館の管理をしていると伺いましたが、それはどうして?」恐る恐る尋ねた私にクリスは静かに答えた。「エスパル王国が帝国領になった際、皇帝陛下が私に尋ねました。私に帝国の爵位を与えるのでエスパルの領地を治めないかと。」クリス様が淡々と続ける。「私は悩んだ末、断りました。今は疲れて休みたいと申しました。すると、皇帝陛下が何か好きなことや興味のある事はあるかと尋ねました。」彼は昔を懐かしむような遠い目をしながら続けた。「私が本が好きですとだけ答えると、皇帝陛下から「いにしえの図書館」の
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-06-30
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33.ナイストス!カルマン公子。

その時、頭の中でカルマン公子の声がした。「本当にそれで良いのですか? 彼は脱獄を手引きしたあなたが兄に特別な感情を抱いていると思っていますよ。そんなあなたの言葉が彼に届きますか?」「アル、今あなたの兄のライオット様は私の世界いるの。今、この世界にいるライオット様は私の世界の作家さん。」アランが訝しげに私を見た。「前に話した通り私の世界には身分制度がないの。彼はだからそういう世界の話を書いてしまったのだと思う。」ナイストス!カルマン公子。私はまた間違った発言をしてしまうところだった。カルマン公子は私の罪悪感が作り出した心に棲みつく亡霊かと思っていた。実は愚かな選択をした私を哀れんだ神が与えた私のナイトヘッドに棲む妖精なのかもしれない。どうせなら、ダンテ様に話しかける前にも出てきてほしかった。「こんなところに1人で歩いている男に話しかけても良いのですか?私を追いかけた時の不注意を忘れたのですか?」カルマン公子がこんな風に話しかけてくれれば、私も踏みとどまれたのに。もういつでも出てきて良いから、公子と一生を共にすると約束するから私の愚かな行動を事前に止めてくれ。「それでも、僕は皇帝だ。帝国を少しでも害する可能性があるなら、たとえ兄上でも始末しなければならない。」アランはものすごく苦しそうだった。おそらく帝国もライオットも大切にしたいという思いがあるのだろう。なぜ、彼はここまで気負っているのだろう。皇太子時代は超効率厨で仕事は短く済ませて祖父や母と食事をしたり私とおしゃべりばかりしてたはず。世界全部が帝国みたいな状態だと、さすがの彼もチェーン店を広げすぎた社長のように余裕がないのだろうか。「私がアルのエレナに体を返すヒントを彼が持っていると思うの。だから、ロンリ島の彼のところに私が行って、今、彼の作品の危険性についても言及してくるよ。」アルは静かに私の話を聞いているが、フラフラしていて今にも倒れそうだ。私は雷さんと話す必要があると思った。ダンテ様は明らかにライオットの中に他の人格が
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-01
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34.この帝国はダラダラを許さないんだ。

皇宮を出発し、2週間がたった。対外的には未来の皇后の帝国領視察となっているこの旅だが、道中、驚きの連続だった。以前この世界に転生した時は、首都を出た途端、貧民街が広がっていて、身分社会における貧富の差を強く感じた。しかし、この2週間様々な領地をみたが、どこも豊かでにぎわていて、人々が生き生きしていた。アランとエレナの肖像画が様々なところにか飾られていて、みんなそれを羨望の眼差しで見つめていたり、拝んでいたりした。エレナは皇帝の寵愛を一身に受ける絶世の美女ということもあってか、全女性の憧れの的で、私の姿を見て感動で泣きだす子もいた。ちょっとしたスターになった気分だ。ライオットとエレナがお似合いと昔は言われていたらしいが、アランとエレナの二人は絶世の美男美女である上、金髪、銀髪で華やかで、思わず手を合わせてしまうお似合いっぷりだった。私はとにかく馬車の中でこの6年間変わったことを勉強した。この世界に2度目ともなると馬車も慣れてきた。「帝国法、ほぼ全編変わってる。こんなことありえるの?」帝国の要職は4年ごとの試験によってのみ選ばれて、全帝国民が出身、身分、経験関係なく受けられるらしい。「徹底した能力主義だ。エスパル出身のダンテ様が宰相になるわけだ。」「帝国民は全員納税義務の就労義務があるだと、専業主婦はおろか、定年退職も、生活保護もないってすごくない。ニートの存在認めないんかい。」帝国民は学校の紹介や、試験によって適職を紹介されるらしい。ちなみに全ての学校は国営で試験も国によるもの、だから全てを皇帝陛下の判断に委ねている。仕事を辞めると、すぐに次の仕事を紹介されるらしい。「だから、廃人臭漂うクリス・エスパルは人の来ない図書館勤務だったのか。あんな人からも税金絞りとるとか凄いな。」でも、完全ニートになるよりは少しでも社会にコミットさせた方が、人々の満足度は高くなるのだろうか。6年前より、世界の人たちが生き生きしている。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-02
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35.若くてイケメンな皇帝を応援できないなんて女じゃない。

ダンテ様は妻の洗脳を解きたくてランチの約束をしたのにふらついたり、私に必要以上に迫ったりしてきたのではなかろうか。正直妻と約束があると言いながら、彼の自由な行動に驚いてしまった。私を膝の上に抱っこしている時に妻が来たら修羅場展開になると思った。でも、彼の妻は明らかに私の反応しか気にしていなかった。そう思うと少し彼が可哀想になった。今回の旅ではエレナの父であるアーデン侯爵も帯同していて、しっかり団長として指示をだしていた。世界がほぼ帝国支配になったことで、他国との戦争もなくなり、今の騎士団は、災害時の人道支援などを行なっていて、日本の自衛隊のような役割をしている。「今なら、ライオット様も帝国で幸せに暮らせたでしょうにね。」私は思わずレノアに漏らした。「皇帝陛下は帝国にライオット様を戻す予定だったとエレナ様はおっしゃってました。」レノアは寂しそうに私に言って来た。アランは自分の管理する帝国こそに幸せがあると思っている。小さい頃から当たり前のように仕事をしてきて、ダラダラするという至上の贅沢を知らないのだ。人に自分の価値観を悪気なく押し付けてしまっている。でも誰より必死に働いている彼を見たら彼の理想を応援したくなってしまう。騎士団は普段から厳しい訓練をしているようで、前はへらへらしているように見えた侯爵家の騎士団も、自信がついてキリッとしていた。一反木綿のようだったエアマッスル副団長も、たくさん筋肉を付けてがっしりした体つきになっていた。夕刻、菜の花畑に囲まれたガーデンステージでアランとエレナをモデルにした演劇が行われた。日本にいる本物のエレナ・アーデンを思うと悠長に演劇を見る気にはならなかったが、額縁に飾られた皇帝陛下から頂いたお手紙とやらを見せられ半ば強引に見ることになった。「素晴らしい脚本に感動した。いつか、皇后と観覧したい。」といった旨が書かれたアランの手紙。こんな観光地の演劇までチェックしているなんて本当にまめで感心する。演劇は植物園
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-03
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36.アーデン侯爵令嬢、リース子爵がいらっしゃいます。

「アーデン侯爵令嬢、リース子爵がいらっしゃいます。」特別席で舞台の余韻に浸っていると、先刻席を案内してくれた男性が小走りで来た。オレンジ色の髪に緑色の瞳をした真面目そうな好青年が入ってきて私に挨拶する。「アーデン侯爵令嬢に、エドワード・リースがお目にかかります。」そう言って目の前に跪いてきた。この挨拶の仕方って皇族に対する挨拶の方法だと記憶している。エレナが来月には皇后になるから、こんな丁寧な挨拶をしてくるのだろうか。それにしても、いかにも悪そうな守銭奴リース子爵の息子がこんなに好青年だとは驚いた。「あの、こちらにお座りくださいな。」私は空いている隣の席をリース子爵に指し示した。「恐れ多いです。立場はわきまえております。」彼は跪いたまま、メモを取り出した。リース子爵はこの領地では領主であり、威厳を保った方が良いと思うのだがこれで良いのだろうか。しかし、リース子爵の視線から私の言葉を今か今かと待っている期待感を感じたのでこのまま続けた。「まず、年間パスポートをやめてください。園内の混雑の割に収益が取れていません。」そう、年間パスポートの時間のあるおばちゃん達が毎日来てしまっている可能性が高い。そうすると他の客が園内の混雑に思ったような満足度が得られなくてリピートしてしまわなくなってしまう。それに、年パスのおばちゃん達は既にこの園に来るのがライフワークになっている。日本のお年寄りが整形外科に行くのをライフワークにしているのと一緒だ。だから、年パスがなくなることで毎日は来なくなるだろうが、週に1回はどうしても来てしまうだろう。だから年パスをなくしてしまった方が年間にすると彼女たちから多くの金額を搾取できる。「最後列の席を除いて、他の座席は有料にしてください。」全ての座席を無料にするから、1部も2部も見ようとして席をずっと陣取ってしまう人間が出て来るのだ。そのことで、人員を整理する人を置かねばならず人件費がかかる。入園料だけで舞台を見られるというのは、オ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-04
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37.男は所詮、子を生める能力のある女の付属物でしかない。

少女漫画の作者はいつだって純粋で天然な主人公が勝つと思っているのだろうか。そんな夢見るオールドミスが書いた物語に惑わされては有限な時を無駄にする。実は、あざとい策士にしてやられて負け犬の遠吠えのように作品を書いたのではないか。攻略対象の男たちが他人の心を読め、神視点を持っていないでもない限り悪役に勝つのは無理ゲーだ。どれだけ男という生物が理性的だと夢を見て勘違いしているのだろう。男は所詮、子を生める能力のある女の付属物でしかない。その付属物らしく、視覚優位で美しい者に反応し、優しい言葉に心を簡単に奪われる。私は計画的に確実に三池を落としている自信があった。側にうろつく白衣の天使も目に入らない程に。1年くらいは放っておいても彼は他の女に目移りしない。だから、彼なら私のことを一番に考えて最善の策を練ってくれるという信頼がある。「まさか、あんな中途半端な進学校の深海魚にシーラカンスがいるとは思わないわ。」エレナ・アーデンは6歳時点のアランが、あそこまでのイケメンになるという予測が出来る程、発達した脳を持っているのだろう。私は三池がシーラカンスであることに全く気がつかなかった。三池は恐ろしい程、地頭が良い。不合格も、受験番号書き間違いを疑ってしまう程だ。そういう男は兄のような男の園で6年勉学に励むか、公立校に潜んでいるかどちらかなのだ。私たちの通っていた学校は地元では進学校と呼ばれるが、合格実績をみるにたいした学校ではない。私にとっては行くつもりがなかった第3志望の学校だった。受験の失敗の原因は、到底通学できない立地の高偏差値の前受け校に合格したことだ。本当は前受けなど受験したくなかった。「試験慣れは必要です。合格をとっとくとお守りになります。」ただ、合格実績が欲しいだけの塾の先生に従って受けてしまった。その合格は私にとってはお守りにはならなかった。逆に自分の実力を過信してしまう原因になり、第1志望と第2志望の女子校を落とした。第3志望の地元
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-05
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38.松井えれなこそが唯一のメシアだって。

「産婦人科の病床を半分にして、空いたスペースに産後ケアに特化した施設をつくりましょう。」出産一時金で出産を済ましたい妊婦を相手にするより、出産をイベントか何かと勘違いをしているお金持ちの妊婦を相手にした方が儲かる。産前産後のエステや運動とかもできるようにして、1人から300万くらいは取るようにする。病床を少なくすれば、助産師など貴重な人材の確保に悩まずに済む。何がいけないのだろうか、オーバーワークで助産師や看護師を酷使しないで済む。私は国家資格を苦労して取り使命感もある人間を大切にしたいのだ。国が彼らの待遇改善に取り組まないのだから、個々の病院が待遇を改善するしかない。上の人間のボランティア精神などに付き合わせたくない。医師に対して貰える対価も少ない割に仕事がキツイのは明白だ。だから、看護師など3Kと呼ばれてしまいながら実は貴重な人間の待遇をあげて、暇と金が有り余っているセレブ妊婦から金を搾り取ろうと思っているのだ。人は金が有り余ると余計なことを沢山しようとする。暇と金が有り余っているセレブというのは大抵スピリッチュアルにハマる。膣マッサージなど医療的に不明確ことを、他者から気持ち悪がられるのも分からずSNSで発信してまう。それが、なぜ叩かれるのかセレブ妻には分からないのだ。子宮など女性にしかない体の部分を妙に神秘的なもの特別なものにしてしまう。「妊娠している間は女性用風俗のようなことはやめてくれ。」などとたしなめてくれるパートナーなどはいない。パートナーがヒモか、一緒にスピリッチュアルにはまっているかのどちらかだ。来院した際にやんわりと医師が注意しても聞かない。それはすでに詐欺師によって洗脳された後だからだ。それは妊娠を確定する病院が、しっかりと院に併設した施設を作って彼らの金の使い道を案内してあげれば済むことなのだ。多少高くでも、病院に併設している施設の方が安心するし医療的に不明瞭なことは絶対にしない。マタニティーハイになってるセレブ妊婦から搾り取ろうと
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-06
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39.最高の弟だとおっしゃっていました。

私はずっと、気取った東京人に居心地の悪さを感じていた。私は東京生まれ東京育ち、親戚みんなだいたい23区。そんな私だからこそ憧れる地、大阪。もしかしたら常に自分の利益を求めてしまう私を肯定してくれる場所なのではないかと期待しているのだ。私がなぜ関西というか、大阪に憧れを抱くかというと商売人のスピリットを持っているところが好きなのだ。中学の修学旅行の行き先が京都、奈良だったときでさえ、なぜ大阪には行かないのかと怒りさえ覚えた。京都が日本の中心だったのは遥か昔のことで、その時の歴史など曖昧な上に大して今後の将来に役立たない。一元様お断りのお店に連れて行ってくれるなら話は別だ。ジャンボタクシー貸切で教科書や副読本で様々学んだ観光地をスポットで連れて行く意味が分からなかった。コンビニまでも景観を気遣って守っている京都の価値を考えさせる為、街を歩かせたりもしないのだ。東京住まいの人間に現在の西中心大阪を見せ、自分たちにないものを学ばせようとなぜしないのだろう。だから三池の父親が生粋の関西人だと知り、大阪が気になっている私が彼に惹かれるのはやはり遺伝子レベルだと思った。三池の両親の美容室はとても商売上手だった。美容院で一番嫌なトリートメントを進めてくるトークがない。それにもかかわらず、手書きの詳しいトリートメントの説明が常に見えるところにある。シャンプーも8種類から選べて、私は気になっていた炭酸シャンプーをしてもらった。ドライヤーも気になってた最新機種3種類から選べた。好きなメーカー2種類で迷っていたら、2つ使って試させてくれた。お会計の時に炭酸シャンプーを一緒に買ってしまった。ドライヤーはネットで調べて最安値のところで買おうと決意した。この倹約家の私に予定していたもの以上のものを買わせるその手腕に感嘆したのだ。それはやはり彼の一家は私の好きな商売人のスピリットを持っているということだ。「あれ、そもそも私たち付き合ってないか、なぜこないだ出産も結婚もしないと決めたのに同居の妄想をしている
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-07-07
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