実はこのガインさんに、アスティ達と出会う前の事になるけど、ヨームのことを話したことが有った。話したことが有ったと言っても、相談したという事では無く、『こんな感じのものが作れるかな?』といった感じの事だけ。 その時は僕もまだ考えが纏まっていなかったので、丁度屋敷を直しに来ていたガインさんに世間話程度に話をしたのだ。 ただ、ガインさんは僕が小さい頃から屋敷に出入りしていたこともあって、僕に関する噂などを知っていたのにもかかわらず、その当時から僕の言う事に耳を傾けてくれていた。 ――僕が家族以外で本当に気が許せる少ない人の一人なんだよね。 僕の説明を聞いてアスティがガインさんに謝っているのを見ながら、僕は小さい頃の事を思い出していた。 「それで? 今度はどんな面白い事を考えついたんだ?」「面白い事?」「おう!! ロイド坊ちゃんの考えは面白い!! 今まで聞いたことが無い事ばかりでわしはとても好きなんだよ」「あ、ありがとう……」 にかっと笑うガインさんの笑顔を見て、今度は僕が少し照れてしまった。 「なぁに。ここに来る前に少し木材などを見せてもらったんだが、積んであった物や、建築予定地にある木材。あれじゃ予定の数よりもだいぶ木材が多いからなぁ。何か考えてるんだろ?」「あははは。さすががいんさんだ……。うん。ちょっと考えている事がくぁってね。少し多く取って来てもらったんだよ」「ほう」 僕の事をじっと見つめながら、大きく頷くガインさん。 そう。この場所に新たな村を作るという話が進んで、本格的な工事や作業が始まってからも、僕は何度かドランの町に行っていた。その都度動物たちに追いかけまわされたりするという事はあったのだけど、僕が目的にしているところを見る為なので
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