この技術今の僕とあんまり相性良くないな。そもそも使ってる魔法言語が違うのが一つ理由としてあるんだけど、致命的なのが……「僕の普段使ってる魔法を魔道具に落とし込めたら何かと便利そうだけど術式圧縮しすぎて物理的に刻む必要があるっていう魔道具の制約上無理ゲーすぎる。なんか解決できる案があればいいんだけど……」 分身くん達の身体作っといて魔道具初心者ってなんやねんって思った人もいるかもしれないんだけど、あれってハリボテなんだよ。なんつうか人の身体を模した人形を作って、細かいところを魔力でゴリ推してるだけというかさ。で、その維持を魔道具に刻まれた魔法陣じゃなくて僕の並列意志に行なわせるてるってわけ。雑に言うと既存の魔道具が魔法起動プログラムだとすれば、僕のは魔法生成AIみたいな? つまり僕には無r……ん?「あぁぁぁぁぁぁ!!!」「どうしたのエル君、そんな急に叫び出してさ。授業中なんだから静かにしないとダメだよ?」「いや、良い。儂ら研究職の人間は画期的な発明をした時の興奮を抑え切ることが出来んのを知っておるからな。で、ミシェル坊は何を思いついたんじゃ?」「高度な魔法を封じ込めた使い捨て魔道具の構想がふと思いつきまして。」 そもそも最近までは秘匿技術であった魔道具の製作法。おそらく僕じゃなくてもいずれ思いつく人が現れとは思う。が、んなもん刻めるか!ってそうそうに諦めた僕だからこそ気付けたとも言える。彼らには固定概念があるし、真面目だからね。どうにか刻めないかと考えると思う。 その点僕は魔法ってのが存在しない世界出身だ。当然魔道具もない。故に、良くも悪くも僕はこの世界の当たり前に染まっていないのだ。魔法は杖や手から出すものとかいう固定概念もない。 だって僕、ファン〇ルしたいから!僕はロマンを愛する男。目からもビームを出したいし、敵の背後から魔法飛び出すのもかっこいいと思う。そんなこんなで僕の目標が目標だからこの世界の固定概念をぶっ壊すのなんて御茶の子さいさいだよ!フハハハッ!どやぁ!
Last Updated : 2025-11-15 Read more