エリートな彼と年の差恋愛婚〜恋した彼は15歳年上の旦那様です〜 のすべてのチャプター: チャプター 11 - チャプター 20

87 チャプター

第 12 話

わたしたちの年の差恋愛が始まってから約一ヶ月が経とうとしていたけど、森嶋さんは仕事が忙しいなかでも、必ず一日に数回連絡をくれた。 身体は大丈夫かとか、つわりは大丈夫かとか、とても心配している様子だった。 森嶋さんは今、とても仕事で大事な取引先との契約があるから、毎日遅くまで仕事をしているらしい。 それでも、しっかりと忘れずに連絡をくれる。 本当に森嶋さんは紳士的で、優しくて、気遣いが出来て、わたしにはもったいない人だ。 だけどお腹の子の父親として、精一杯のことをやろうと頑張ってくれている。 これからは、検診も一緒に行くと言ってくれた。 お腹の子の成長を一緒に見守りたいと、そう言ってくれた。……本当にありがたい。 交際を始めてから一ヶ月が経って、わたしは日々の中で森嶋さんのことをどんどん好きになっていた。 わたしの中ではもう、かけがえのない人になっていた。 それは、いないと困る人。 だからわたしは、森嶋さんのそばで、ずっと一緒に過ごしていきたいとさえ思った。 この先何が起こるのか分からない未来を想像するのは、悪くないし、楽しいと思える。 交際を始めたと同時に、まだ入籍はせずに、お互いを理解しあってから結婚したいと言ったのはわたしの方だけど……わたしはまだ、彼の半分も知れていない。 これからもっと、森嶋さんのたくさんのことを知りたい。 森嶋さんのすべてを知りたい。 これ以上、知れることがないってことくらいに、知っていきたい。 そしてわたしも、彼にすべてを知ってほしいと思う。 「彩花、おはよう」 「おはよう〜実来。体調、大丈夫?」 「うん、平気だよ。ありがと」 「あまりムリしないでよ〜介抱するの、わたしなんだからね」 「分かってる」 親友である彩花には、全てを話した。 彩花も結婚しないんだ〜なんて言ってて驚いていたけど、なんだかんだ応援してくれている。 わたしのことを一番に応援してくれる、親友。彩花になら、なんでも話せる。 わたしがもし迷ったり、悩んだりしたら、彩花に一番に相談するって決めてる。 そもそも、まだ交際してから間もないし、デートなんてしてないし、彼は仕事が忙しい人だから。 なかなか会いたいなんて、言えない……。会いたいし、話をしたいけど、彼のために少し控えている。 「で、森嶋さんから連絡はきたの?」 「うん。き
last update最終更新日 : 2025-03-13
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第 13 話

そりゃ、連絡が来たら嬉しいけど……。 「大丈夫よ。森嶋さんは、実来のことちゃんと愛してくれるから」 「べつに、そんな心配してないよ。ただ……」 「ただ?」 「森嶋さん、お仕事忙しくてなかなか会えないから、なんだか寂しいなって……」 「寂しいなら、素直に寂しいって言えばいいのよ」 「でも、お仕事忙しいから……」 「そんなの関係ない。寂しい時こそ、好きな人の声を聞くのはいいことよ」 「う、うん……」 確かに、森嶋さんの声を聞くとなんだか安心する。 「お腹に赤ちゃんを抱えてるんだから、辛い時は遠慮なく森嶋さんに頼りなよ。 赤ちゃんの、父親なんだからさ」 「う、うん。 今日、電話してみようかな……」 「うん。電話してみなよ」 「うん。ありがとう、彩花」 「何言ってんの。あたしたち、親友でしょ」 「うん。ありがとう」 わたしはその日の夜、森嶋さんに思い切って電話してみることにした。 「もしもし、実来か? どうした……?」 「あ、あの……突然、ごめんなさい。 今、忙しいですか?」 「いや、仕事終わったところだから、大丈夫」 「よかった……」 やっぱり森嶋さんの声を聞くと、安心する。 「どうした。何かあったのか?」 「いえ……ただ、声が聞きたくて、森嶋さんの」 それを聞いた森嶋さんは、電話越しに「そんなことを言うなんて、可愛いな実来は」と言ってくる。 「えっ……?」 「いや、嬉しいよ。ちょうど俺も、実来の声が聞きたいと思ってたんだ」 「えっ……本当、ですか?」 「本当だよ。今日は商談がうまく行ったから、その報告もしたくてさ」 「そうだったんですね。おめでとうございます」 「ありがとう。実来のおかげだよ」 「え……?」 わたしは、何もしていないのに……感謝されることなんて何もない。 「実来が応援してくれたから、俺は頑張れるんだよ。あと、お腹の子のために」 「……森嶋さん」 「好きだよ、実来。いつもありがとう」 「わたしも、大好きです。森嶋さんのこと……わたしこそ、いつもありがとうございます」 森嶋さんの声を聞くだけで、わたしはまた頑張れるし、森嶋さんがいるから、こうやって幸せだと感じる。 ありがとう、森嶋さん。 「それより、体は大丈夫か? 辛くないか?」 「はい。大丈夫です」 「そっか。あんまりムリ
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第 18 話

「あ、ああ」 今実来、俺の頬にキス……したのか? 「もう一枚、撮りましょう」 「分かった」 二人で寄り添いながら、今度は俺から実来の頬にキスをした。 シャッターを押した瞬間に、実来も驚いたような顔をした。 だけどそんな顔も可愛くてつい、抱きしめてしまった。 「えっ……あの、森嶋さん……!?」 「実来が可愛くてつい、抱きしめたくなったんだ」 「も、もう……森嶋さんったら」 だけどそんな実来だって、俺の背中ギュっと抱きしめているじゃないか。 もう、本当に可愛いヤツだ。 「……実来、大好きだよ。これからもずっと」 「はい。 わたしも、森嶋さんのことが大好きです」 実来と行った紅葉デートは、とても楽しかったし、いい思い出になった。 実来も自分が妊娠していることを忘れているかのようにはしゃいでいた。 「実来、危ないぞ。気を付けろよ?」 「はーい。わっ、わっ……!?」 「危ない実来!」 つまずき転びそうになる実来を抱き抱える。 間一髪!よかった……。 「す、すみません森嶋さん……ありがとうございます」 「だから危ないって言っただろ。本当に、おっちょこちょいなんだから、実来は」 「すみません」 「いや、しかしケガがなくてよかった。大丈夫か?」 「は、はいっ」 「危なっかしいな、実来は。……でもまあ、そんなとこも可愛いからいいけどね」 「へっ……!?」 実来のこと、俺はどんな時でも守り抜きたい。 「さ、そろそろ寒くなってきたから、帰ろうか」 「はい。そうですね」 「実来……? 大丈夫か?」 車に戻ろうとした時、実来はつわりで気持ち悪くなったみたいで、その場に座り込んでしまう。 「っ……だ、大丈夫です……。ちょっとつわりが……」 「水買ってくるから、座って待ってろ」 「はい……。すみません……」 実来、辛そうだな。つわり、結構ひどいのかな……。 すごく気持ち悪そうだし、本当に心配だ。 やっぱり紅葉見に行こうなんて、言わないほうがよかったか? すまん、実来……。もう少し気を遣ってやればよかった。 「実来、お待たせ。水だ」 俺は急いで水をニ本買って実来の元に戻り、水を渡した。 「すみません。ありがとうございます」 「気持ち悪いか? 少し休んでから、帰ろう」 「……はい」 実来はゆっくりと水を飲む。 「…
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