エリートな彼と年の差恋愛婚〜恋した彼は15歳年上の旦那様です〜

エリートな彼と年の差恋愛婚〜恋した彼は15歳年上の旦那様です〜

last updateTerakhir Diperbarui : 2025-04-16
Oleh:  水沼早紀Tamat
Bahasa: Japanese
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主人公である実来(みくる)は、ある夏の暑い日に大学へ向かう途中満員電車の中で痴漢被害にあってしまう。 声も出せずにいると、そこに居合わせた男性が痴漢から助けてくれる。 京介にお礼がしたいと伝えた実来は、その男性と夜に濃密で甘い夜を過ごし、身体を何度も重ね合う。 実来はそんな名前も知らない彼と身体を重ねることに気持ちよさを覚えてしまったが、真夜中にたった一夜だけの関係を終えるとそっとホテルを出る。 しかしそれからしばらくが経った頃、実来は体調に異変を感じるようになり病院へ行く。そこで実来は、妊娠していることが発覚する。 実来は助けてくれた彼と再び連絡を取ると、あの日の夜で妊娠したことを告げる。

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Bab 1

第 1 話

それは、ある夏のかなり暑い日の出来事だった。

いつものように大学へ行くため、わたしは電車に乗っていた。 時間は朝8時15分、満員電車の通勤ラッシュの時間帯だった。

その日は友達と遊びに行く約束もしていたため、いつもよりも薄手の格好をしていた。

そう満員電車だから、乗れるわけもなく、通学時間40分ずっとたちっぱなしだった。

そして電車に乗り始めて10分後くらいだった。

゛それに゛気付いたのは。 わたしのお尻に、サワサワと何か違和感があった。 ……これってもしかして。

―――え、痴漢?

その予感は、的中した。 だけどこんな満員の電車の中で、声も出せる訳もなくて……。

できることならいっそのこと、今すぐその手を掴んで「この人、痴漢です!」って口にしたい。

だけど、こんな状況で、口に出来る訳がない。 そう思った時だった。

「ゔっ……!?」

「すみませ。この人、痴漢です!」

「……えっ?」

急にその手が離れて、違和感が無くなった。 振り返って後ろを見ると……。

痴漢していたおじさんの右手を掴んでいたのは、背の高いスラッと人だった。

……わっ、イケメン。

そして駅に着いた途端、彼はおじさんの手を掴んだまま電車から引きずり降ろして、駅員さんに引き渡した。……た、助かった。

本当に怖かったし、声が出せないって辛いんだなと、改めて思ってしまった。 こういう時、ちゃんと言える人だったら良かったのにって……思ってしまった。

わたしも急いで電車を降りて、助けてくれたあの人の所へと走った。

「あっ、あの……!」

「ああ、大丈夫?」

「は、はい!あの……助けてくださって、ありがとうございました」

「いや、別に」

その人は本当にイケメンな人だった。……会社員さんかな?

「本当に、なんてお礼をしたらいいか……!」

「気にしないで。何もなくてよかったよ」

その人は、優しく微笑んでそう言った。

「あ、あの…」

「ん?」

「本当に、何かお礼させてもらえませんか?」

「いいって。本当に気にしなくていいから」

「えっ、でも…」

痴漢から助けてくれたのにお礼もしないなんて……礼儀正しくない気がする。

「……どうしてもお礼したい?」

「は、はいっ。このままだと、わたしが申し訳ないので……」

「そう?」

「は、はいっ……その、迷惑でなければ、ですけど……」

だってこんなイケメンな人に助けてもらって、お礼しないわけにはいかない。 せめてお茶でもごちそうしたいくらいだ。

こんな素敵な人に巡り合ったのだって、もしかしたら奇跡かもしれないから。 一瞬でもいいから、近くでその姿を見ていたいとさえ、思ってしまった。

「……わかった。じゃあ、そんなに言うなら」

「えっ、本当ですか?」

「だって、お礼したいんでしょ?」

「はい、ぜひっ!」

どんなものを奢ればいいかな?なんて考えたいたら、思いもよらぬ言葉を告げられた。

「じゃあお礼なら、君のその゙身体゙にしてもらおうかな」

「………へっ?」

い、今なんて……?

ふとその人の顔を見ると。……その人は怪しげに、口角を上げて微笑んでいた。

それがわたしたちの、最初の出会いだった。 そしてその日からわたしの、彼への想いがどんどん強くなるのだった。

いつからかわたしは、彼に恋をして。彼のことだけしか、考えられなくなっていた。

彼は35歳で、わたしは20歳で。15歳も年上の大人な彼に、わたしはどんどん恋をしていくのだった……。
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