四十九話 SMへの入り口? ビリビリビリと電流が強くなっていけば行くほど、いい声で鳴くロロンがいる。視界は定まっていなく、口からは涎を垂れ流していた。だらしない表情にゾクリとする俺は、新しい階段を登り始めていく。 楽しむはずのゲームに翻弄されている自分を解放するかのように、隠された性癖を漏らしていくと、鳴き声をあげながら答えてくれる。 妖精の姿だったロロンは、気が抜けたのか擬人化していくと、小さくなった服が張り裂け、生まれたばかりの状態で俺に見せつけてくる。「へぇ〜。こういうのが好きなんだ。ロロンって変態だね」「うう、やぁ」 嫌と言えば言うたび、それは肯定へと受け取られていく。その事に気づけないロロンは、されるがままの状態に陥っていった。 二人のやりとりを見ているラウジャは、初めて見る俺の表情に震えながらも、唾を飲み込みながら羨ましそうに見ている。 その視線に気づいた俺は、ラウジャへ見せつけるように、ロロンの体をなぞり始めた。電流と手の感触で感度が最高潮に達しているロロンは涙を浮かべながら、ラウジャへと手を伸ばそうとしている。「逃げれる訳ねぇよな? 言っても分からない悪い子には躾をしないと」 俺はポケットからあるものを出した。それはウィンウィンと虫みたいに動きながら、くねくねしている。丁度男性の秘宝そのものの大きさだ。そこに涎をべったりつけると、ロロンの小さく可愛い入り口にぐにょと無理矢理入れていく。「うぐぐっ」 メリメリと肉が擦れていく音が聞こえてくる。余程痛いのか、声を我慢していても漏れてしまっている。苦しそうな表情で快楽と痛みに耐える姿は、まるで芸術品そのものだ。 奥まで入れると、痛みが快楽へと上書きされ、今までに感じたことのない感覚に支配されていく。自分の内部をかき混ぜられ、壊そうとしてくる侵入者の思うがままにされていた。「ハウ……も、だめ」 まだ喋る気力はあるようだ。そんなものは必要ない。ただいつまでのその快楽に流れて、精神さえ崩壊して欲しいと思ってしまう自分がいた。
Last Updated : 2025-09-02 Read more