Lahat ng Kabanata ng 嘘つきの義妹に婚約者を寝取られ、婚約破棄されましたが、何故か隣国の王子に求婚されています。私の作った薬が必要と言われても: Kabanata 51 - Kabanata 60

62 Kabanata

国王に援軍を頼みます

 翌日の事でした。宿屋で一泊した私達は王城へと向かいます。国王と面会する手はずになっていたのです。「ここが王城……」 見た事はありましたが、中に入ったことはありませんでした。「入ったことないのか? アイリスは」「ええ。私は王城の関係者でも何でもありませんでしたから、見た事はあっても、入ったことはありませんでした」「……そうか。まあ、入ろうぜ。入り口で止まってても何にもならねぇし」「ええ」 私達は王城に入っていきます。 ◇「お待ちしておりました。私は王国アーガスの執事。セバスと申します」 執事のお爺さんが私達を出迎えます。「国王陛下がお待ちです。こちらにいらしてください」 私はセバスさんに導かれ、国王陛下のところへと向かうのでした。 ◇「国王陛下。隣国ルンデブルグからの客人をお連れしました」「全く……何の用じゃ?」 国王はそっけない態度で聞いてきました。あまりこちらの事をよく思っていない様子です。「この度は面会の機会を頂き誠にありがとうございます。私は隣国ルンデブルグの第一王子のエルドリッヒと申します」「第二王子のレオハルトです」 私も二人に倣って名乗ります。「薬師のアイリスと申します」「そうか。そなたが薬師のアイリスか。噂には聞いておる。全くギルバルト侯爵家よ。侯爵家という身分でありながら国益を損ねおって」 どうやら国王陛下は私の事を知っていた様子でした。ギルバルト侯爵家とも何かしらの関係があったのかもしれません。私の知る由ではありませんが。「諸君等が何を言いに来たのかはある程度理解している。諸君等はあの帝国ビスマルクと戦争を行うつもりなのだろう? 大方その援軍の協力でも打診に来たのであろう?」「その通りであります。ルンデブルグとしても戦争は極力回避したい。そして再三の和平交渉もしてきました
last updateHuling Na-update : 2026-02-03
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母国の王子と出会ってしまいます

「はぁ……だめだったか」 謁見の間を出たレオ王子は項垂れます。エル王子も表には出しませんが、残念そうでした。 私も残念ではあります。このままでは強大な軍事力を持つ帝国に抗えるはずもありません。やはり戦争では物量が重要だそうです。兵士の数が少なければそれだけ不利にもなります。ルンデブルグの劣勢及び敗戦はほぼほぼ決まったようなものでした。「君達は……」 その時でした。私達の目の前に美しい顔立ちの男性が現れます。着飾った服装をしている事から、王族である事を察する事ができます。「あなたは、ラインハルト王子!」 彼はラインハルト王子。隣国、私にとっては母国の王子です。つまるところ先ほど面会した国王陛下の息子でもあるのです。「どうしたんだい? 隣国の王子。エルドリッヒ様とレオハルト様がこの国に? 何か用かい?」「国王陛下の面会に参ったのです」「そうか……その様子だと面会はうまくいかなかったようだね」「ええ。その通りです」「父は頑固な人でね。あまり人の話を聞かないんだよ。ただ悪く思わないでくれ。自国民の事を想っているだけなんだ。それほど冷血漢ではない。君達の噂は聞いているよ。帝国と戦争をするそうだね。それで援軍の要請にきたというわけだ。違うかい?」「その通りです。ラインハルト王子」「戦争に借りだされるという事はそれだけ自国の兵が血を流すという事だ。当然、相当な命が失われる。自国民が悲しむ事となるだろう。国王として安易にその要請を飲む事ができない事くらい、君達もわかるだろう?」「ええ。その通りです。王子。別に我々の要請を断った事に対して、恨んでいるわけではありません」「そうか……それは良かった。では、僕は失礼するよ」 ――ラインハルト王子が我々の目の前から去ろうとした時の事でした。「うっ!」 ラインハルト王子が突如倒れるのです。「…&he
last updateHuling Na-update : 2026-02-05
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ラインハルト王子の病を治療します

「はぁ……はぁ……はぁ」 ベッドに横たわったラインハルト王子は息を荒くします。「しっかりしてください! 王子! 王子!」 使用人さんが必死に呼びかけます。 ここには王子が三人いるのですが、ここで言っている王子は自国の王子。すなわちラインハルト王子の事です。「アイリス……様子を見てやってくれないか?」  エル王子に頼まれます。「使用人さん。この薬師アイリスはこういった疫病に精通している女性です。きっとラインハルト王子の回復の一助となれるはずです」「わ、わかりました。本来は私などではなく、国王陛下の許可を得なければならないでしょうが、今は緊急事態です。そうも言ってられないでしょう」「ありがとうございます」「いえ、礼を言いたいのは私の方です」「それではアイリス、ラインハルト王子の様子を見てやってくれ」「はい……わかりました」 私はラインハルト王子の容態を診察します。やはり、ラインハルト王子も今、流行している流行病にかかっているのでした。 このまま放っておけば命に関わります。私は調薬していた治療薬を飲ませます。「それが噂の治療薬なのですか!? 初めて見ました」 使用人さんは驚いていました。「はい。その通りです。薬師アイリスにしか調薬できない薬です」 エル王子が説明してくれます。「ラインハルト王子、どうかこの薬を飲んでください」「はぁ……はぁ……はぁ……あ、ありがとう」 私は薬を口に流し込み、そして水を飲ませます。 ごくん。 ラインハルト王子は治療薬を飲みました。「あ、ありがとう……噂には聞いた事があるよ。この薬はとても高価な薬なんだろ?」「ええ&h
last updateHuling Na-update : 2026-02-06
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ラインハルト王子が国王を説得に向かいます

「ううっ……」 その日の翌日、朝の事でした。ラインハルト王子が目を覚まします。「わ、僕は……気を失っていたのか」「王子、良かった! 目を覚まされましたか! 起きなかったらどうしようかと思っておりました!」 使用人さんは泣いて喜んでいます。「僕はどうしたんだ、一体、どうして急にベッドに」「王子。隣国の薬師アイリス様が王子の命救ってくれたのです。しかも病にかかられた王子の命を救うために貴重な治療薬まで使用してくれて」「そうか……そうだったのか。ありがとう、アイリス殿。誠に恩に着るよ」「いえ、命が救われてとてもよかったです」「良かったな。ラインハルト王子。アイリスに感謝しろよ」 レオ王子は言います。「それではエル王子。私達もお暇しましょうか。どうやらラインハルト王子も問題ないようですし」「そうだな……もうこれ以上用もない事だし」 私達は王国アーガスから立ち去ろうとしました。 その時の事でした。「待ってくれ!」「え?」 私達はラインハルト王子に呼び止められます。「……少し待ってくれ。君達ともう少し話をしたい」「いかがされたのですか? ラインハルト王子」「命を救われたからというわけではないが……君たちに協力したいと思ったのだよ。我が父上。アーガスの国王の説得に協力したい」「なぜなのですか? なぜそう思われたのか?」「確かにこの度の戦争は対岸の火事だ。帝国ビスマルクとルンデブルグが戦争をするとしても直接の実害も実益も私達にはないかもしれない。だが、いつ対岸の火事がこちらに飛び火してくるかもわからないではないか」「それはそうかもしれません……」「そうだろう! 帝国の噂は聞いている。連中は強権的で強欲なまる
last updateHuling Na-update : 2026-02-08
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ラインハルト王子が国王を説得してくれます

「……なんだ? ラインハルト」「父上」 私達は再び国王陛下の前に立つことになるんです。今度は隣にラインハルト王子もいます。その点が前回とは異なる事です。「ラインハルト……調子を崩したそうだが、無事だったのか!?」「国王! あんた、自分の息子だろ! 仕事が忙しいのかもしれねぇけどよ! 顔くらい出したらどうなんだよ!」  レオ王子は言い放ちます。「口の利き方はなっていませんが、私も同感です。実の息子が重篤な状態であるにも関わらず、親としていかがなものでしょうか?」 エル王子も同調します。確かに私もそう思いますが、その通りの事でも口に出すと問題になる時があります。黙っておくに限ります。沈黙は金なのです。「ふざけるな! 余所者が出しゃばってきて何を言っておる! 大体、わしは国王だ! 医療の専門家でもないのに、わしが顔を見せたところで息子が治るわけでもあるまい! わしは国の仕事でやる事が山盛りなのじゃ!」「それはそうかもしれません。父上。父上は自国の事で頭がいっぱいなのです。そして余裕というものを欠いているのです」「うむ……なんじゃ、ラインハルト! 貴様は何が言いたいのだ!」「父上! どうか再びこの者たち! 隣国ルンデブルグからの使者、エル王子とレオ王子、そして薬師のアイリス様のお言葉を聞いてください! 確かにこの度の戦争は我々の王国には実害のない可能性があります! 確かに対岸の火事です!」「そうだ! その通りだ! 対岸の火事だ! そうであるが故に愛する自国民の兵士を危険に晒すわけにもいくまい! 兵士は確かに戦いに出向くものだ! だがそれはあくまでも自国を守る為に戦うのだ! 決して他国を守る為ではない!」「ですが父上! いえ! 国王陛下! 対岸の火事とはいえ、火は飛び火してくるものです! 今ここで帝国の侵略戦争の出鼻を挫かねば、その戦火の炎は飛び火し、必ずしや我が国にも降り注いでくるでしょう! そしてその被害は兵士にとどまらないのです。何の力も持たない女子供にまで及ぶことでし
last updateHuling Na-update : 2026-02-10
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【義妹SIDE】ついには帝国が戦争を仕掛ける

「え、えらい事になっていますわ……世の中が」 アイリスの義妹。ディアンナは恐れ慄いていた。ついには戦争が始まるのだ。ディアンナは間近で帝王と娘――王女リノアを見てきた。「あの親子、本当に頭がおかしいですわ!」 ディアンナを知っている者からすれば「お前が言うな!」と言いたい所ではある。だが、そのディアンナを持ってしても帝国の異常さは際立っている事を感じ取っていた。「いえ、親子だけではありませんわ。やはり国のトップとなる帝王の頭がおかしいんですの。それが国全体に影響しておりますわ」 ガサゴソッ! 物音がした。「ひいっ!」 ディアンナは驚いた。帝国では王族、特に帝王を侮辱するのは不敬罪という事で即刻死刑になるのである。その為誰かに先ほどの言葉を聞かれていたらまずかった。 しかし、現れたのはネズミであった。「な、なんだ……ネズミですの。よかったですわ」 ディアンナは胸を撫でおろします。ディアンナは屋根裏部屋で生活をしていた。酷く不衛生な場所で時たまネズミやゴキブリが出るのである。 だが何となく、ディアンナはその環境に慣れてしまい、普通の令嬢ならば驚くところ、既に驚かなくなってしまっていたのだ。 窓から外の様子を伺う。兵士達がぞろぞろと進軍を始めているのである。「ディアンナ、何をやっているのです! 出てきなさい!」 下の部屋からリノア王女の声が聞こえてくる。「は、はい! ただいま!」 仕方なくディアンナは向かう。 間違いなく、戦争が起こる。あの義姉アイリスが住んでいるルンデブルグと戦争が起きるのである。「ふふふっ……」 ディアンナは笑みを浮かべた。その意地の悪い笑みはどことなくリノア王女と似ていた。「良い気味ですわ……あの根暗女アイリス。それにあの王子達も、皆戦争で死んでしまえばいいんですわ。ふふふっ」 実際のとこ
last updateHuling Na-update : 2026-02-13
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【義妹SIDE】戦争始まる

「ディアンナ、どこに行っていたのよ!」「は、はい! ただいま!」 メイド服を着たディアンナはリノアの元へと向かう。 三人は城からその情景を見ていた。多くの兵士が行進していく。目的地は勿論、植民地化する予定の敵国ルンデブルグである。リノア王女、それから父親である帝王。それから召使い――もといリノアの玩具、あるいは所有物となったディアンナ。三人は城のテラスからその情景を見下ろしていた。「お父様、ついに戦争が始まるのですね」「ああ」 そう言ったリノア王女と帝王の目は輝いていた。爛々と。まるでサーカスを見る子供のような目だ。無邪気で、純粋に楽しみにしているような目だ。 サーカスを見ている子供はサーカスの団員がどれほど苦労しているかを知らない。例えばロープから落ちて、地面に激突して大怪我をしたとしても、観客には何の痛みもない。痛いのはその団員だけだ。 二人はそういう気分でその情景を見守っているのだ。決して自分たちが傷つかないことを知っているから。安全圏から楽しんでその情景を見ているのだ。「楽しみですわ、お父様」(楽しみ? 戦争を楽しみ? くるっていますわこの女。わかってはいたことですけど、相当に頭のネジがぶっとんでますわよ! そりゃもう、1本どころか100本くらい) ディアンナは胸中で毒づく。お前が言うな、という感じではあったが、ディアンナをもってしても、リノア王女の異常さは際立っていたのだ。 無論、口には出さない。出した瞬間、銃殺刑か。テラスから放り投げられて赤いトマトのようなディアンナの出来上がりである。「ああ。楽しみだな、リノア」 帝王も同じ様子であった。心底戦争を楽しんでいる。それで兵士が傷つくことなどお構いなしだ。兵士を自国民だとは思わず、代えの利く消耗品だとしか思っていない様子だ。「ああ、早く、お父様! 私待ちきれませんわ! あのエル王子とレオ王子が私の玩具になるところを想像するだけで涎が出てきますわ! どうやって可愛がってあげましょうか! ゆっくりと爪をはぐのもいいし、犬のようにチンチンもさせてみたいです
last updateHuling Na-update : 2026-02-14
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戦争が始まってしまいます

 偵察隊からの報告があったそうです。「報告です。国王陛下、エル王子」 偵察をしていた兵士達がそう報告をしてきます。「北方、遥か遠方に帝国ビスマルクから大量の兵士が送られてきているそうです」「そうか……やはりな」「いかがされましょうか?」「隣国アーガスと共同戦線を準備している。その兵士達を動かせ」「はっ……了解しました!」こうして、帝国との戦争が本格的に始まってしまうのでした。恐れていたことがついに現実となってしまうのです。ですが覚悟していたことでもあります。この為にエル王子や私達はできうる限りの準備をしていたのですから。ショックは思ったより大きくありませんでした。意外と平静としていられる自分に多少なり驚いています。それは他人事だからというのもあるかもしれません。私が直接傷を負い、命を落とす可能性は低いです。戦場で傷つくのは兵士ですから。心は痛むかもしれませんが、肉体的な痛みや生命の危険は恐らくはないのです。ですがエル王子の辛そうな表情を見ていると私まで辛くなってくるものでした。どうか、この戦争が早く終わりますように。そして傷つき、命を落とす兵士が一人でも少なく済みますように。私はそう祈るばかりだったのです。◇偵察隊からの報告を受けた後、私とエル王子は空き部屋で二人きりになります。「エル王子……辛そうな顔をしています」 エル王子の辛そうな顔は最近見ていませんでした。こんな辛そうな表情は私が最初にエル王子と会った時からありませんでした。つまりはエル王子が病気で床に伏せっていた時くらいのことです。辛いに決まっています。これから戦争が始まるのですから。多くの兵士が傷つきます。命を落とします。血が流れるのです。兵士は兵士ですが、当然のようにその大部分は国民から選出されているのです。亡くなれば勿論、本人も可哀想ではありますが、その家族も悲しむこ
last updateHuling Na-update : 2026-02-15
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戦争の最中、異変が起こるのでした

ついには戦争が起こってしまいました。兵士達を率いるレオ王子とエル王子は戦線に出向いていました。とはいえ、王族は前線にまでは出ないようです。後方からその様子を見ることになります。とはいえ、見ているだけではなく、作戦指示など色々とやることはあるようですが。「へっ……やっぱ戦争は血湧き、肉躍るな」 レオ王子はどこか嬉しそうでした。男性にはそういう本能があるのでしょう。基本的に男とは競争が好きな生き物です。そしてその競争に勝利することが生物としての至上命題なのです。 レオ王子は自分の本能に素直な方です。故に自分の内側からにじみ出てくる高まりを抑えきれていない様子でした。「こら。レオ。不謹慎だぞ」「けどよ、兄貴。戦争だぜ。男なら胸躍るだろ? 俺も前線で闘いてぇなぁ」 レオ王子はそう語ります。「本音だとしても堪えろ。前線では兵士が死んでいるんだぞ。それが戦争ってもんだ」「ちぇっ。わかってるよ」「それにお前が死んだらアイリスも悲しむだろ? 戦わないで済むならそれ以上のことはない。いくらお前が剣に長けていようと、戦えば死ぬ可能性はあるんだからな」「わかってるよ……兄貴。今は戦況を見守るよ。どうなんだよ? 今のところは」「ああ。俺達ルンデブルグの兵士だけでは兵数的に圧倒的に不利だったが、隣国アーガスからの援軍により、戦況は予想より拮抗しているよ」「へっ……そいつはよかったぜ。隣国までわざわざ出向いた甲斐があったぜ」「ああ。本当にそうだな。ラインハルト王子には感謝しないとな」 レオ王子とエル王子は微笑を浮かべる。そして、遥か彼方にある最前線を見つめていた。 ◇「ほらっ!」「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」 グサッ!  最前線の様子は血みどろの情景を呈していた。多くの血が流れ、悲鳴が鳴り響く。前線
last updateHuling Na-update : 2026-02-16
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【義妹SIDE】帝国で新種の流行病が蔓延する

「……ううっ」「し、しっかりしろ! もうすぐだぞっ! もうすぐ母国に戻れるからなっ!」 大勢の負傷した帝国兵達が帝国に運ばれていった。応急処置はしているが、それでも万全の治療はその場では施せない。 戦えなくなった負傷兵は母国に送還される事となっているのだ。 しかし、この事によって帝国は大混乱に陥る事になる。この事をまだ帝王も王女リノアも未だ知らなかったのだ。 ◇「ふむ……戦況はどうなっているのだ?」 帝王は腹心である大臣から報告を受けている。大臣とはいっても帝王からすれば権力の格差は著しい。実質的には小間使いのようなものなのである。故に帝王の決定に対して物申す事など決してできなかった。「は、はぁ。それがでありますね。帝王陛下。ルンデブルグとアーガスが共同戦線を張っております。それ故に思っていたよりも兵達も手こずっており、戦況は芳しくなく」「なんだと! この馬鹿ものが! なんとかせい! どのみちルンデブルグを攻め落とした後はその隣国であるアーガスも攻め落とす予定なのだぞ!」「は、はっ! 兵達も全力を尽くしているのですが、なかなか思うようには。やはり戦争にはイレギュラーな出来事がいろいろと起こります故」「ま、まあいい。戦況の報告はそれくらいで」「は、はぁ……よい報告ができず誠に申し訳ありません。それともう一つ、気がかりな報告があります」「なんだ? 報告とは、申してみよ」「そ、それが、なんでも我が帝国で件の伝染病が大流行を起こしたそうです!」「な、なんだと! それは誠か!」「は、はい。なんでも戦場で兵士達が集団感染を起こし、わが国にその伝染病を持ち帰ってきたそうです」「くっ! 何たる事だ! 戦争中であるというのに! このような余計な手間が発生するなど!」 帝王は憤慨していた。元々から子供のような人格の持ち主なのである。自分の思い通りになんでもなってきたから、少しでも思い通りにいかないと憤慨するのである
last updateHuling Na-update : 2026-02-17
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