Mag-log inギルバルト伯爵家の姉妹である私ーーアイリスと義妹のディアンナ。 私は亡くなった母の意思を継ぎ、薬の研究に没頭していました。 そんな私を継母と義妹は根暗と蔑み、日々過酷な扱いをしてきました。 ある日、義妹は私が毒薬を研究していると嘘を言ってきました。義妹は婚約者を寝取る為、私が邪魔だったようです。 私は無実の罪を着せられ実家を追い出されてしまいます。 そんな時に私は隣国に薬師として招待されます。 「病に侵された王子の命を助けて欲しい」 そう言われた私は隣国に行き、王子の病を薬で治すのです。 これは嘘つきの義妹に婚約者を略奪された私が、王子に求婚され、ホワイトな宮廷で幸せになるお話です。
view more비가 내렸다.
그러나 비도 피 냄새만은 씻어 내리지 못했다.
젖은 흙이 피를 먹어 오래된 쇠처럼 비렸다. 돌계단 틈마다 붉은 물이 고였고, 빗방울이 닿을 때마다 잘게 부서졌다.
형장을 둘러싼 백성들은 숨조차 함부로 쉬지 못했다. 멀리 황궁의 붉은 담이 비안개에 잠겨, 아직 마르지 않은 상처처럼 서 있었다.
심월령은 그 담을 보다가, 천천히 시선을 내렸다.
무릎이 진흙에 반쯤 잠겨 있었다. 한때 대연에서 가장 고운 비단만 두르던 황후의 무릎이었다.
봉황을 수놓은 대례복은 오래전에 벗겨졌다. 금관도, 비녀도 없었다.
남은 것은 죄인의 흰 홑옷 한 벌. 빗물에 무겁게 달라붙은 머리카락. 목에 걸린 나무 죄패 하나뿐이었다.
죄패에는 먹으로 네 글자가 적혀 있었다.
역모 폐후.
먹은 비에 번졌으나, 그 네 글자만은 이상하리만치 선명했다. 누군가 온 나라의 눈에 그 이름을 새겨 넣으려 한 것처럼.
역모라니.
월령은 웃음이 날 뻔했다.
아버지 심도윤은 평생 북녘 변경의 북문을 지킨 장군이었다. 흑령산맥 너머 삭원의 기마를 막느라 세 번의 겨울을 변경에서 보냈고, 그 추위에 손가락 둘을 잃었다.
오라비 심각은 위명서가 즉위하던 날, 반란군의 화살을 등으로 막은 사람이었다. 어린 아란은 아직 비녀도 제대로 꽂지 못하는 아이였다.
그런 심가가 역모를 꾸몄다 했다. 그런 심가의 딸이 황제를 독살하려 했다 했다.
비가 돌계단을 두드렸다. 한 방울, 또 한 방울. 거짓을 세어 보는 소리 같았다.
"폐후 심씨."
높은 단 위에서 음성이 떨어졌다. 월령은 고개를 들었다.
황제 위명서가 그곳에 서 있었다. 금빛 용포에는 비 한 방울 닿지 않았다.
내관이 받쳐 든 검은 우산 아래, 그는 단정했다. 오늘 처형되는 사람이 한때 제 곁에서 밤을 지새우던 여인임을, 잊은 사람처럼.
저 얼굴을 사랑했었다.
이제는 남의 이야기처럼 아득했다.
그가 처음 손을 내밀던 날, 대연의 봄은 유난히 따뜻했다. 살구꽃이 바람을 타고 떨어지던 오후였다.
꽃그늘 아래, 그의 목소리는 햇살처럼 부드러웠다.
'그대가 곁에 있다면, 이 황궁도 외롭지 않겠소.'
그 한마디가 얼마나 가벼웠는지, 그녀는 너무 늦게 알았다.
그때의 살구꽃은 달았다. 눈앞을 희게 흐리고, 마음의 문턱을 소리 없이 넘었다.
그녀는 아버지의 걱정도, 오라비의 긴 침묵도, 사람들이 낮게 삼키던 말들도 외면했다. 다정한 목소리 하나면 세상의 그늘을 다 가릴 수 있다고 믿었다.
그렇게 황후가 되었다.
그리고 황후가 된 뒤에야 알았다. 붉은 담 안의 등불은 밤마다 고왔으나, 그 불빛 아래에서 누가 소리 없이 지워지는지는 아무도 보지 못한다는 것을.
"마지막으로 할 말이 있는가."
위명서의 목소리는 여전히 아름다웠다. 다정하게 들리도록 태어난 목소리였다.
월령은 갈라진 입술을 열었다. 혀끝에 피와 빗물이 함께 고였다.
"아버지는, 역모를 꾸미지 않았습니다."
군중이 술렁였다. 위명서의 눈썹이 희미하게 움직였다.
"오라비도, 아란도, 심가의 누구도 폐하를 배신하지 않았습니다."
"그만하라."
"폐하께서 그 사실을, 모르실 리 없습니다."
빗소리가 커졌다. 어쩌면 군중이 한꺼번에 숨을 들이켜는 소리였는지도 몰랐다.
위명서는 한참을 월령을 내려다보았다. 곤원전에서 밤늦도록 그녀의 머리를 쓰다듬던 사내는, 그 눈 안에 없었다.
거기에는 황좌를 지키기 위해서라면 무엇이든 태울 수 있는 군주만 있었다.
"그대는 끝까지 짐을 실망시키는군."
월령은 그제야 웃었다.
목 안쪽이 찢어져 피 섞인 숨이 새어 나왔다. 그런데도 입가가 조금 올라가는 것만으로, 형장의 사람들이 더 깊이 얼어붙었다.
"그대가 가만히 있었다면, 심가의 어린 목숨 하나쯤은 살릴 수 있었을 것이다."
아란.
그 이름은 혀끝까지 올라오지 못했다.
대신 별궁의 연기가 먼저 떠올랐다. 불타는 처마, 재 냄새, 뒤돌아보지 못하고 끌려가던 제 팔. 불길 쪽으로 달려가던 작은 등 하나.
내관들은 그녀의 팔을 붙잡았고, 위명서는 단 한 번도 돌아보지 않았다.
그날부터 월령은 밤마다 조금씩 비어 갔다.
오늘 형장에 오른 것은, 그 빈 껍데기의 마지막 조각이었다.
「……げほっ……ごほっ……ごほっ」「……げほっ……ごほっ……げほっ」 王女リノアと帝王は親子仲良くベッドで苦しんでいた。二人は流行している伝染病にかかったようなのである。(ふふっ……良い気味ですわ……最高の眺めです。ざまぁみろですわ!) その様子をディアンナはほくそ笑んで見ていた。この時ばかりはディアンナの人間性が歪んでいるからそう思えるのだ、とは誰も思わないであろう。 二人の悪辣非道ぶりからすれば、因果応報というより他にない。まさしくざまぁみろという感じであった。「パパ……苦しい、苦しいです。リノア、とても苦しいです。げほっ! ごほっ!」「そうか……リノア、苦しいか。我も苦しいぞ。げほっ! ごほっ! げほっ!」 リノアと父、帝王は咳込み、大層苦しんでいた。 恐らくはディアンナが昔かかった伝染病と同じ種類の病に二人はかかったのだ。ディアンナは前にかかった事で抗体ができていた、恐らくはそんなところである。ディアンナにとって病にかかった事は最悪の出来事ではあったが、それでも怪我の功名のような部分があったようだ。おかげでディアンナはその病にかからなくて済んだのである。その点、あの時の不幸な体験に僅かばかりの感謝をしなければならない、そうディアンナは思っていた。「パパ……苦しい、苦しいです。リノア、このまま死んでしまうのですか? そんなの嫌です。げほっ……ごほっ! ごほっ!」「げほっ……ごほっ! ごほっ! ば、馬鹿を言うな! リノア! 我がそんな事をさせるものか! なんとしてでもこの病を治してみせる! リノア! 決してお前を死なせはせん! 死なせはせんぞ! げほっ……ごほっ! ごほっ
戦争中の事でした。私は相変わらず王宮で薬を作る毎日です。今、戦地はどうなっているでしょうか。やはり多くの血が流れ、命が失われている事と思います。想像するしかない事ではありますが。戦争は嫌なものです。誰だって嫌なものだとは思いますが。「はぁ……はぁ……はぁ!」 そんな時の事でした。私の部屋にヴィンセントさんが飛び込んできます。普段の冷静沈着さは見られません。随分と焦っている様子でした。一体、どうしたというのでしょうか。「どうしたのですか? ヴィンセントさん?」 私は作業の手を止め、尋ねるのです。「ア、アイリス様。大変です」「大変といわれましても、何がどう、具体的に大変なのですか?」「それがなんとアイリス様」「なんと?」「我が王国ルンデブルグ及び隣国アーガス、それと帝国ビスマルクによる戦争が中断されました!」 私はヴィンセントさんからの報告を聞いてとても驚きました。「それは本当ですか? ヴィンセントさん」「は、はい! 本当です。アイリス様」「で、でもなぜですか? なぜ急に戦争が中断されたのですか?」 理由がわかりませんでした。なぜ急に戦争が中断されるのか。あんなにも帝国は戦争に勝利し、ルンデブルグを我が物としたかったはずではないですか。 特にあの王女リノアのエル王子やレオ王子に対する執着は異常でした。その執着の次元はまるで子供が玩具を欲しがって駄々をこねるほどの低俗さでしたが。 どうやら父上である帝王は娘であるリノア王女のいう事に絶対服従のようでした。よく言えば子煩悩だったのでしょう。それだけではないはずです。帝王自身がルンデブルグを植民地化する事で帝国の利権を拡大するという思惑があったはずです。 それがなぜ、今になって急に戦争を中断する事になるのか。私はヴィンセントさんの報告に耳を疑うのでした。「それがアイリス様。なんでも戦争中に例の伝染病が流行ったようです」「伝染病ですか…&h
「……ううっ」「し、しっかりしろ! もうすぐだぞっ! もうすぐ母国に戻れるからなっ!」 大勢の負傷した帝国兵達が帝国に運ばれていった。応急処置はしているが、それでも万全の治療はその場では施せない。 戦えなくなった負傷兵は母国に送還される事となっているのだ。 しかし、この事によって帝国は大混乱に陥る事になる。この事をまだ帝王も王女リノアも未だ知らなかったのだ。 ◇「ふむ……戦況はどうなっているのだ?」 帝王は腹心である大臣から報告を受けている。大臣とはいっても帝王からすれば権力の格差は著しい。実質的には小間使いのようなものなのである。故に帝王の決定に対して物申す事など決してできなかった。「は、はぁ。それがでありますね。帝王陛下。ルンデブルグとアーガスが共同戦線を張っております。それ故に思っていたよりも兵達も手こずっており、戦況は芳しくなく」「なんだと! この馬鹿ものが! なんとかせい! どのみちルンデブルグを攻め落とした後はその隣国であるアーガスも攻め落とす予定なのだぞ!」「は、はっ! 兵達も全力を尽くしているのですが、なかなか思うようには。やはり戦争にはイレギュラーな出来事がいろいろと起こります故」「ま、まあいい。戦況の報告はそれくらいで」「は、はぁ……よい報告ができず誠に申し訳ありません。それともう一つ、気がかりな報告があります」「なんだ? 報告とは、申してみよ」「そ、それが、なんでも我が帝国で件の伝染病が大流行を起こしたそうです!」「な、なんだと! それは誠か!」「は、はい。なんでも戦場で兵士達が集団感染を起こし、わが国にその伝染病を持ち帰ってきたそうです」「くっ! 何たる事だ! 戦争中であるというのに! このような余計な手間が発生するなど!」 帝王は憤慨していた。元々から子供のような人格の持ち主なのである。自分の思い通りになんでもなってきたから、少しでも思い通りにいかないと憤慨するのである
ついには戦争が起こってしまいました。兵士達を率いるレオ王子とエル王子は戦線に出向いていました。とはいえ、王族は前線にまでは出ないようです。後方からその様子を見ることになります。とはいえ、見ているだけではなく、作戦指示など色々とやることはあるようですが。「へっ……やっぱ戦争は血湧き、肉躍るな」 レオ王子はどこか嬉しそうでした。男性にはそういう本能があるのでしょう。基本的に男とは競争が好きな生き物です。そしてその競争に勝利することが生物としての至上命題なのです。 レオ王子は自分の本能に素直な方です。故に自分の内側からにじみ出てくる高まりを抑えきれていない様子でした。「こら。レオ。不謹慎だぞ」「けどよ、兄貴。戦争だぜ。男なら胸躍るだろ? 俺も前線で闘いてぇなぁ」 レオ王子はそう語ります。「本音だとしても堪えろ。前線では兵士が死んでいるんだぞ。それが戦争ってもんだ」「ちぇっ。わかってるよ」「それにお前が死んだらアイリスも悲しむだろ? 戦わないで済むならそれ以上のことはない。いくらお前が剣に長けていようと、戦えば死ぬ可能性はあるんだからな」「わかってるよ……兄貴。今は戦況を見守るよ。どうなんだよ? 今のところは」「ああ。俺達ルンデブルグの兵士だけでは兵数的に圧倒的に不利だったが、隣国アーガスからの援軍により、戦況は予想より拮抗しているよ」「へっ……そいつはよかったぜ。隣国までわざわざ出向いた甲斐があったぜ」「ああ。本当にそうだな。ラインハルト王子には感謝しないとな」 レオ王子とエル王子は微笑を浮かべる。そして、遥か彼方にある最前線を見つめていた。 ◇「ほらっ!」「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」 グサッ! 最前線の様子は血みどろの情景を呈していた。多くの血が流れ、悲鳴が鳴り響く。前線
あれからの事であった。ロズワールがディアンナとの婚約を破棄したのは前の通りである。あれからロズワールはお見合いで知り合った令嬢と懇意になっていた。「やだもー……ロズワール様ったら」「はは……アンナ、君が可愛いからだよ」「そ、そんなもう……」 ロズワールと見合い相手のアンナは知り合ってすぐに婚約した。ロズワールにとっては三人目の婚約者だ。いい加減、婚約ではなく、その先に進みたいとロズワールは考えていた。
リノア王女の要求を断った後の事でした。すかさず帝国から使者がやってきます。使者の命令は帝国への無条件降伏でした。王国ルンデブルグは帝国の属国になるように要求されたのです。その要求を断った場合は戦争をしかけてくるとの事でした。帝国は武力をちらつかせ、要求を通そうとしたのです。なんと卑劣な連中でしょうか。しかし、人類の歴史は戦争の歴史です。醜い戦争の輪廻は決して断ち切る事はできないのです。そう、そして目の前でまた戦争が行われようとしているのでした。「くそっ!」その要求を聞いた後、レオ王子は机に拳を叩きつけます。
「はぁ……散々ですわ」 ディアンナは嘆いていた。「あの根暗女のせいですわ……あの女が全部悪いんですの。私は悪くありませんわ」ルンデブルグから国外追放を受けたディアンナは国外をさまよっていた。当てのない荒野を彷徨う。 まともに食料もなければお金もない。このままでは飢え死ぬしかない。 ディアンナは許されない悪行をいくつも繰り返していたが、それでも自分は悪くないと思い。全てはアイリスのせいだと思っていた。 なぜ自分がこんなことに? 完全に被害者
その日、ディアンナ達メイドは給料日であった。「はい。お給料ですよ」「ありがとうございます!」 メイド長から賃金を手渡しされる。「はい。どうぞ」「ありがとうございますですわ」 ディアンナは給料をもらった。離れて賃金を確認する。銀貨が9枚銅貨が10枚。大体価値としては金貨1枚と同等だ。金貨1枚=銀貨10枚=銅貨100枚。その程度の貨幣価値だと考えて貰えれば差し支えない。この賃金自体は別段低くはない。金貨1枚あれば一般家庭が一か月生活していくのに十分
Rebyu