「……我慢……しなくて……いいですよ……?」「お前……それ……本気で言ってる……?」「はい……」「まだ覚悟出来てねえだろ」「覚悟って……なんですか?」そう言いながら抱き締めてくれてる慧さんの顔を見上げると、少し戸惑っている感じの慧さんの表情。「オレは……。今こうやってお前抱き締めるだけでも嬉しいし幸せだけど、ホントはもっとお前に触れたいって思う。もっとお前のすべてを知りたいし、お前を感じたいし、お前を愛したい。だけど、オレが求めるお前への気持ちと、お前がオレを求める気持ちは同じじゃないことくらいわかってるから」「……それは、あたしも慧さんも試してみないとわかんないじゃないですか……」「試すって……、お前、それどう意味かわかって言ってんの……?」「わかってます……」「今……オレはお前のこと、すげぇ愛しいって思ってるし、お前のすべてをオレのモノにしたいって思ってるから、怖いからとか嫌だとか途中で思っても、一度お前に手出したら止めてやれる保障はない。それならまだその覚悟出来てからの方が……」「そりゃ……怖いと言えば怖いような気もします。でも……今はそれ以上に、あたしも慧さんに触れたい・触れてほしいって思う気持ちの方が強いんです。これ以上少しだって離れてたくないです。慧さんをもっと感じられるなら、あたしの身体で肌で心で、全部感じてみたい……」「依那……。ホントにいいの?」「はい……。だって、慧さんはいつだってどんなあたしも受け止めてくれて、どんな時もどんなあたしでも意味あることに変えてくれる。きっと今の自信ないあたしでも、慧さんなら自信持たせてくれるんじゃないかなって……。だから、もし、慧さんがこんなあたしでもよかったら……ですけど……」慧さんにそう伝えていく言葉の裏で、心臓はバクバクでドキドキで。これからどんな風になっていくのか想像出来ないくらいだけど、でも、それ以上に慧さんと感じたことない世界を感じてみたい。慧さんと感じる新たな世界を知りたい。
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