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おいしい契約恋愛의 모든 챕터: 챕터 221 - 챕터 230

253 챕터

221.想いが溢れる夜⑪

「……我慢……しなくて……いいですよ……?」「お前……それ……本気で言ってる……?」「はい……」「まだ覚悟出来てねえだろ」「覚悟って……なんですか?」そう言いながら抱き締めてくれてる慧さんの顔を見上げると、少し戸惑っている感じの慧さんの表情。「オレは……。今こうやってお前抱き締めるだけでも嬉しいし幸せだけど、ホントはもっとお前に触れたいって思う。もっとお前のすべてを知りたいし、お前を感じたいし、お前を愛したい。だけど、オレが求めるお前への気持ちと、お前がオレを求める気持ちは同じじゃないことくらいわかってるから」「……それは、あたしも慧さんも試してみないとわかんないじゃないですか……」「試すって……、お前、それどう意味かわかって言ってんの……?」「わかってます……」「今……オレはお前のこと、すげぇ愛しいって思ってるし、お前のすべてをオレのモノにしたいって思ってるから、怖いからとか嫌だとか途中で思っても、一度お前に手出したら止めてやれる保障はない。それならまだその覚悟出来てからの方が……」「そりゃ……怖いと言えば怖いような気もします。でも……今はそれ以上に、あたしも慧さんに触れたい・触れてほしいって思う気持ちの方が強いんです。これ以上少しだって離れてたくないです。慧さんをもっと感じられるなら、あたしの身体で肌で心で、全部感じてみたい……」「依那……。ホントにいいの?」「はい……。だって、慧さんはいつだってどんなあたしも受け止めてくれて、どんな時もどんなあたしでも意味あることに変えてくれる。きっと今の自信ないあたしでも、慧さんなら自信持たせてくれるんじゃないかなって……。だから、もし、慧さんがこんなあたしでもよかったら……ですけど……」慧さんにそう伝えていく言葉の裏で、心臓はバクバクでドキドキで。これからどんな風になっていくのか想像出来ないくらいだけど、でも、それ以上に慧さんと感じたことない世界を感じてみたい。慧さんと感じる新たな世界を知りたい。
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222.想いが溢れる夜⑫

「フッ。お前……どんだけオレ好きにさせるわけ?」「えっ……?」「好きだよ。依那……」「慧さん……」あたしをしっかり抱き締めながら頭上で優しくあたしを見つめながら微笑む慧さん。「お前だから好き。そんな依那がいいんだよ」そう優しく囁いて、そのまま慧さんの唇が重なる。両腕でしっかりあたしを抱き締めながら、そして唇でもあたしを求めてくれる慧さん。慧さんの胸にピッタリとくっついて、唇は少しの隙間もなく重なり合う。何度か角度を変え、これが大人のキスなんだと戸惑いながらも、慧さんが求めてくれるその嬉しさと幸せにとろけそうで、必死についていきながら胸もいっぱいになって、これだけで胸がはちきれそうになる。これ以上進んだらどうなるんだろうと思いながらも、慧さんがどんな風にあたしを求めてくれるのか知りたくなる。そして、あたしももっと慧さんを求めたくなってくる。このキスだけで、慧さんの想いが伝わってくるようで胸が締め付けられる。そして自分のこの言葉に出来ない想いや愛しさも、このキスでどうにか慧さんに伝わってほしいと願いながら、必死にお互い求め合う。それからゆっくりと唇が離れると。「大丈夫……?」慧さんは、すぐにあたしを心配してくれて声をかけてくれる。「はい。大丈夫です……。もっと慧さんを感じさせてください……」「お前……。はぁ……無意識ってこえ~……」「……え?」「もうお前好きすぎてやばいってこと」「……え!?」「フッ。大丈夫。心配すんな。お前が無理ない程度に思う存分オレを感じさせてやる」「慧さん……」気付けばあたしを自然に仰向けに寝かせ、覆いかぶさるようにそう言いながらあたしを見つめる慧さんの色気が男らしさがカッコよさが漏れまくって、それだけであたしの心臓は壊れそうになる。「安心してオレに全部預けろ。お前の全部オレが愛してやる」「はい……」そう言って唇に、耳元に、首筋に少しずつ唇で触れていき、その唇で、あたしの全身をすべてを優しく触れながら愛を伝えてくれる。いろんな所に触れてくれるその手も、優しく大切に触れてくれて。あたしが少しでも辛い反応をすると、すぐに感じ取ってくれて、その都度 "大丈夫か" と尋ねてくれる慧さん。そのたびにあたしは愛しさも安心も増して、不思議とその辛さや痛みより、求める気持ちや幸せの方が増えていく。次は
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223.想いが溢れる夜⑬

目を覚ますと、目の前には慧さんの寝顔。うわっ、ビックリした……。いつの間にか眠ってしまって目を覚ました今、慧さんとのこの距離感に改めて驚いてしまう。そうだ……。あたしとうとう慧さんと結ばれたんだ……。あぁ~そっか。嬉しい……。この人とついにとうとう……。にしても、なんて綺麗な寝顔なんだろう。ホントにこの人があたしの彼氏?この人とホントに結ばれたの……?でも、昨夜慧さんすごく優しかったな……。色気もめちゃめちゃすごかったし……!思い出したら、かなり恥ずかしいけど、でもすごく幸せだったな……。なんかずっと寝顔見てられる。てか今、何時だろ。外は明るくなってる気がするから、もう朝かな。と慧さんを見つめてる体制を変え、反対向いて、とりあえずパジャマを着直す。そして、ベッドに腰かけ携帯を確認しようとしたら。「うわっ!」慧さんが背中からギュッと抱き締めてきた。「はよ……」「おは……よう……ございます……」え、何その寝起きの可愛い声。「何してんの……」「いや、携帯見ようかと」「オレがいんのに……?」「えっ? いや、時間、何時かなって」いやいや、なんか寝起きだからか甘えたになってる!?「あの、まだ寝ぼけてますか?」「ん~寝ぼけてない……」いや、可愛いっ!「まだ時間あるから」「えっ!?」そう言って、あたしの腰を抱えながら慧さんの身体にグイっと引き寄せる。そして、更にまた近くに慧さんを感じながら後ろからあたしの顔を覗き込む。「何? もう帰りたい?」「いえ……でもなんか……」「なんか、何?」「ちょっと恥ずかしいというか……」「フッ。昨日あんな激しくてすげーことしたのに?」「それは……!」「てか、何もうパジャマ着てんの?」「えっ?」「もうしないつもり?」「えっ!!?? 朝からまたするんですか!?」「ブハッ。嘘々。さすがにそこまでは無理させないから」「あっ……はい……」「でも、まだお前とこうやっていたい」そう言ってまだギュッとしてくれる。「はい……。あたしもまだくっついていたいです」パジャマを羽織ってるはずなのに、後ろからギュッと抱き締めてくれる慧さんの肌が、慧さんは裸のままだからか、またダイレクトにその肌のぬくもりや触感が伝わってきて、朝からまたドキドキしてしまう。
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224.想いが溢れる夜⑭

「あのさ。一つ提案っていうかお願いがあんだけど」「お願い?」「うん。オレがさ。早く帰ってきた日は、一緒に寝ない?」「えっ!?」「いや、せっかくこうやってもうオレらこういう関係になったんだし、もう遠慮したくないっていうか」「遠慮……?」「付き合ってるし一緒にも暮らしてるけどさ。オレも忙しい時多いから朝以外は顔合わせずに過ごす日もあったりするだろ?」「会社でも会わないこと多いですしね」「うん。オレが帰る時にさ、待ってくれてるのは嬉しいんだけど。なんかそのままお前が部屋に帰ってくの正直ちょっと寂しいなって思ってたんだよね」「それ。あたしもです」「お前も?」「はい。慧さんの顔見れて嬉しかったですけど、何度かもっと一緒にいたいって思ってました。でも、慧さん遅くまで仕事して疲れて帰ってきてるし、ゆっくり休んでもらいたかったので」「そっか。オレもただお前がそばで一緒に寝てくれるだけでいい。疲れたあとでも、逆になんかお前が隣にいたら安心して寝れる気がするんだよね」「あたしいて邪魔になりませんか?」「全然。逆に今日も隣にいてくれて、いつも以上によく眠れた」「ホントですか? よかった」「お前なんか安眠効果あるみたい」「え? あたしがですか?」「うん。なんか一緒にいて落ち着くっていうか、いてくれることで逆にその時間は穏やかでいられるんだよね」「いるだけでもですか?」「うん。お前がいてくれるだけでいい」「あたしも。慧さんがいてくれるだけで幸せです」「だから早く帰ってきたら、お願いしてい?」「はい。もちろんです」「よかった。あっ、ちなみに休日は絶対だからな」「あっ、はい。嬉しいです」「じゃあ、今日もう少しゆっくりして、帰りにウマいメシでも食って帰ろうか」「はい!」昨日の夜は、慧さんにたくさん愛情を伝えてもらえて、今朝もまたこうやって優しさと共に満たされた気持ちにしてもらえる。今だけじゃなく、また日常でのこの先の幸せも慧さんは約束してくれる。慧さんに出会わなければ知らなかった幸せ。慧さんだからこそ感じられる幸せ。ずっとこの幸せが続いていけばいいな。こんなに好きになった人は慧さんが初めてだし、本当の愛とかよくわかんないけど。でも、あたしがこんな風に慧さんといて幸せを感じてるように、慧さんも同じように思ってくれてるといいな。最
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225.何気ない幸せ①

「慧さん。まだお仕事かかりそうですか?」「あぁ、うん。ちょっと今日中に頭に入れておきたい資料があってさ。まだもう少しかかりそう……」最近、慧さんとの時間で少し変わったことがある。今まで慧さんは、会社で必要な仕事を終えてから帰ってくるのがほとんどで、帰ってくるのも遅かったけど、最近は家に持ち帰って仕事することが多くなった。「どうぞ。ほうじ茶です。一息ついて少しゆっくりしてください」ずっとパソコンを見て集中している慧さんに声をかけてほうじ茶を出す。「あぁ~ありがと。ほうじ茶?」「はい。ほうじ茶はリラックス効果があるんです」「へ~。普段あんま飲む機会ないかも」そう言いながら早速ほうじ茶を口にしてくれる。「うん。こういう時、案外ほうじ茶もなんか落ち着けていいね」「あたしは結構普段から好きで。ほうじ茶ラテとかも好きでよく飲んでます」「ほうじ茶ラテ?」「はい。あたしは甘めの方が好きなので、甘めにして。そっちもまたまろやかでほっこりして美味しいですよ」「へ~。なら今度はそれ作ってよ」「はい。あたしは甘めですけど、慧さんは甘くない方がいいですかね?」「いや、同じの一度飲んでみたい。依那が普段から気に入って飲んでるやつがいい」「了解です。じゃあ今度はあたしが普段飲んでるやつ作りますね」「ん。ありがと。案外こういう仕事集中してる時は、オレ甘いの飲む方が好きかも」「じゃあ、慧さんのちょうどいい甘さで特製ほうじ茶ラテ作るんで楽しみにしててください」「おっ、それいいね。オレ特製の甘さとか嬉しいかも」「あたしも慧さんの好みの味知りたいので、今度作れるの楽しみです」あたしの出したお茶をしっかり味わってくれて、そしてあたしと同じモノを飲んでみたいと言ってくれる慧さんの優しさが嬉しい。一緒に過ごすことで、こうやって何気ない慧さんの優しさや好みをまた知っていくことが出来る。そしてまた何気ないそんな積み重ねで、またその分慧さんを好きになっていく。「あの。聞いてもいいですか?」「ん? 何?」「最近お家で仕事すること増えましたけど、家に持ち帰るほどそんな忙しいんですか?」一緒にいれる時間が増えて嬉しいけど、そこまで忙しいのかもと気になる部分もあって。「あ~。いや。別に今までと忙しさは変わらないよ」「そうなんですか?」「でも。資料確認するだけなら
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226.何気ない幸せ②

「なんか、こういうのも当たり前になってくといいな」「えっ?」「オレ、お前にいろんな当たり前の大切さ、気付かせてもらってるからさ」「なんですか、それ?」「ん~。こうやって一緒にいることで感じられる当たり前」「一緒にいることで、ですか?」「そう。多分。お前にとっては当たり前で普通のこと。だけど、オレにとってはそのお前にとって何気ないことが意味あることなんだなって気付かされてる」「例えば?」「ん~。例えば、一緒に暮らし始めてから食生活とかも規則正しく食べれたり、普段の生活もちゃんと依那が気にかけてくれてることで、ちゃんと毎日時間を感じられるっていうかさ」「時間?」「うん。今までのオレはある意味秒刻みで動いてて、すべてが仕事中心でしかなかったから。実際それが楽しいと思ってたしやり甲斐や充実も感じれてた」「はい」「だけど、依那と一緒に同じ時間を過ごすことでさ。食事する時間も、寝る時間も、ゆっくりその時間を感じること出来る」「今までとは何か違うってことですか?」「全然違う。食事は仕事のために、寝るのも仕事をするために最低限の眠りで。いつの間にかそれがオレには当たり前になってたから」「全部仕事のため……?」「そう。食生活だって、それこそいろんな店行って美味い料理食べてても、結局はそれはオレにとっては仕事の一環なんだよ。自分が関わってる店は結局チェックする立場で考えてしまうし、そうじゃない店も結局は仕事に活かせないかどうかとか考えて全部仕事に繋がってしまう。それが今までは当たり前だったけど、お前と出会って、いとも簡単にその考えが吹き飛ばされた」「え? 吹き飛ばされたって?」「オレにとっての当たり前は仕事としての当たり前だっただけで、それを取っ払ったら、それ以外の当たり前をオレは知らなかったんだなぁって」「どういうことですか?」「オレは誰かとゆっくり一緒に食事をする大切さとか、仕事じゃなく自分のために食事をする意味とか、ゆっくり眠れることとか、ホント何気ないことをずっと気付かずにいたから」「そう、なんですか?」「自分で無理することを当たり前にしてたっていうか、オレは気付かないうちにそういうのも何も感じないくらいの自分にしてたんだなぁって思った」きっと慧さんは、今までの自分がずっと当たり前だったんだろうな。すべてが仕事に繋がって、仕事の
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227.何気ない幸せ③

「なら。やっぱりそれにはお前が必要だってことだな」「え?」「オレにとっては、ちゃんと食事をすることもゆっくり眠りに就くことも、ちゃんとその時間を感じながら穏やかに過ごせることって、きっと意味ある気がするから、そこには依那が必要」「慧さん……」「全部さ。オレはそれは依那がいないと感じられないんだよ。オレの当たり前じゃなく、依那が気付かせて感じさせてくれる当たり前が、きっとオレにはずっとなくて必要だったことだったのかもなって」「それは今のままのあたしでいいってことですか?」「もちろん。依那はそのまま変わらずにいて。今の依那がオレにとって意味ある特別な存在になってるから」嬉しい……。あたしは慧さんにとってそんな特別な存在になれてるってことなんだ……。だけど、多分それはあたしが今のままの自分でいていいということで。今のこのままの自分を慧さんは必要だと思ってくれて特別に感じてくれてるっていうことだよね……?そしてこの自分が慧さんにとって力になっているのだとしたら、そんなに幸せなことはない。あたしがしてる当たり前が、慧さんにとっての特別になる。それは何よりもあたしにとっての励みになって力になって自信になる。でも。出会った時からずっとそうだったよね。あたしの当たり前を、あたしという存在を、最初っから慧さんは価値ある意味あるモノにしてくれてた。そして今は恋人として返してくれる気持ちや伝えてくれる言葉で、慧さんにとって特別な存在になれているのだと実感出来る。だけど、あたしもこれからはもっと慧さんにこの気持ちや言葉で態度で、慧さんが特別なのだと伝えたい。「じゃあ、これからは、慧さんの気付けない当たり前を、全部あたしが気付いて受け止めて伝えていきます」「あぁ。よろしくな」「はい」「逆にさぁ。依那にとってオレはどういう影響与えてる?」「えっ? なんでですか!?」「ん~。オレにとってはさ、依那がありのままでいることで、依那の当たり前がオレにとって特別なモノになってるけど、オレはそういうなのしてやれてるのかなって思って」「そんなのたくさんあるに決まってるじゃないですか! 元々あたしは慧さんを好きになる前から社長として憧れの存在だったんですよ?」「それ」「えっ?」「それってさ。依那が自分の叶えたい夢があるからじゃない?」「どういう意味です
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228.何気ない幸せ④

「嫌ですか……?」「えっ?」「そうやって憧れられるのウザいですか……?  好きだって気持ちだけじゃなく、それ以上にずっと憧れられてしまうとか……。慧さんにとって、あたし重いですか……?」きっとそういうこと言いたいのかもな。慧さんといると、あたしは好きだという気持ちがダダ漏れてしまう。正直ずっと仕事として憧れていた人が、現実では好きな人になって、そんな人が今は自分の彼氏だなんて、本当はまだあたしも夢みたいで。好きと憧れが重なり合っていって、慧さんへの想いがどんどん大きくなる。絶対あたしとは同じ重さになるはずないその想いは、もしかしたら、慧さんにとっては負担に思ってしまうのかもしれない。そんなあたしの溢れすぎた想いを、慧さんはもしかしたら感じ取ってしまったのかもしれない。だから、そんなあたしを重くなって、それを伝えようとしてた……?「いや、ごめん。そうじゃない。そうだよな。オレの言い方が悪かったよな」「え……?」「ごめん。勘違いさせて」「勘違い……?」「全然その逆だから」「逆って……?」「お前がオレを今好きでいてくれんのはさ。元々その憧れの気持ちが強いからなんじゃないかって、ちょっと気になった」「え?」「あ~。わかんねぇよな。そんな遠回しな言い方」「えっと……」「ハッキリ言うわ。多分オレは昔の自分に嫉妬してる」「えっ??」「お前のオレへの好きが憧れの延長線上で、オレが社長だから……だけだったら、嫌だなって思った。オレを社長じゃなく、ここにいる神城慧という一人の男として好きでいてほしいって、そう思った」「慧さん……」それって、あたしが思ってるより、慧さんもあたしと同じようにあたしを好きでいてくれてるってことなのかな。ようやく慧さんの彼女として少しずつ実感はしてきてるけど、でも、実際慧さんがあたしをどれくらい好きでいてくれてるのかとかまでは当然わからなくて。あたしの情に流されて、居心地は悪くなくて、あたしと付き合ってくれただけなのかと最初の頃は思っていたけど。でも、一緒に過ごしていく時間の中で、慧さんがあたしにかけてくれる言葉や見せる態度が、ここ最近は、少しずつあたしを好きになってくれてるのかもしれないと思えているのも確かで。だけど、別に飛びぬけて美人でもなく至って普通の自分だから、実際そんな人があたしを好きになって
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229.何気ない幸せ⑤

「あぁ~かっこわりぃ。言うつもりじゃなかったんだけどな」そして、それを伝えたことを後悔している慧さん。「あたしは……、慧さんがもしうちの社長じゃなくても、この仕事をしてなくても、きっとどんな形で出会っても、慧さんという一人の男性を好きになってたと思います」「お前が憧れるオレじゃなくても?」「はい。あたしが好きになったのは、社長としての慧さんじゃなく、あたしをちゃんと気にかけてくれて、あたしという存在をちゃんと見てくれて受け入れて認めてくれる、そんな慧さんだったから、自然に好きになったんです」そうだよ。どちらかと言えば、そんな社長だから普通なら好きになるなんて考えもしない、考えることなんておこがましいような人だった。だけど、この家で、社長と社員じゃない、慧さんとあたしというそのままの自分のままでいろんな時間を過ごしてきたから。だから、あたしは社長の人柄にどんどん惹かれていった。もしかしたらもうその頃から、あたしにとっては社長じゃなく一人の男性として意識していたのかもしれないな。きっと多分、こんな出会い方しなければ、あたしはきっと好きにはならなかった。でも、それは社長だからということじゃなくて、この出会いがなければ、慧さんにあたしのことを知ってもらえるなんてことなかったし、あたしが社長じゃない慧さんを知ることも出来なかった。だけど、きっとどんな出会い方だとしても、こんな風にお互いを知ることが出来るタイミングがあるのなら、あたしはきっといつだって好きになっていたと思う。社長としてじゃない、慧さんに、きっとどんなタイミングでも出会ってしまったら、あたしはどうやったって惹かれていたと思うから。もし社長だから好きなのだとしたら、きっとあたしは自分を知ってほしいとは思わない。ただ憧れだけの存在なら、こんなにもこの人にいろんなことを求めたくなんてならなかったはずだから。「そっか……。なら、オレもお前に必要とされてるってこと?」「もちろんです! あたしにとって、慧さんは必要ですし、特別ですし、すべてです! 社長じゃなく憧れの人じゃなく、慧さんという人そのもののそのままの慧さんが大好きです」今、慧さんが何に戸惑っているのかはわからないけど。でも多分、今、慧さんは、あたしの慧さんが好きだという想いを望んでくれているような気がして。あたしのこの想いを
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230.何気ない幸せ⑥

「ホントにわかってます? っていうか、さっきの答え聞けてないです」 「えっ? なんの答え?」「あたしの好きが重いかどうかの答えです」「あぁ~。それか(笑)」慧さんは少し戸惑いながら笑う。「どうなんですか?」だけど、あたしはやっぱりそれを確かめておきたくて。慧さんへの気持ちが、それを聞いて軽くなったり、なくなったりすることはないけれど。でも、単純に慧さんが、あたしのこの想いをどう感じているのか知っておきたい。「なんだろうな……。お前からさ、そうやって好きだって気持ち、どれだけぶつけられても、そういう重いとか一切感じないんだよ」すると、思ってもない言葉が返ってくる。「ホントですか……?」ホントは少しでも、やっぱりそういうのはあるんだろうなとは思っていた。だから、どういう言葉で慧さんが伝えてきても、多分なんとなくあたしはわかってしまうんじゃないかなと思ってた。元々は、全然あたしに興味もなかったし、あたしから始めてほしいとお願いした恋だったから。だから、あたしのが気持ちが重くて当たり前で、同じようには当然慧さんはなれないとわかっていた。なのに、慧さんは、そういう重さを一切感じないと、特に無理しているとかでも、あたしのために言ってくれてるとかでもなく、ホントに自然に当たり前かのように、そう口にしていた。「うん。多分それは、お前がちゃんとオレという人間を好きでいてくれてるってわかってるからかもな」あたしは、結局はどんな慧さんも好きで、どんな慧さんとも向き合いたいと思っているから、自分の中ではどこかで区別をしたり意識したりはしてないけれど。だけど、慧さんがそう伝えてくれる言葉は、きっと慧さんの中で、どこかのあたしのその慧さんへの想いを、慧さんなりにしっかり感じてくれて受け止めてくれてるってことなのかもしれない。「じゃあ、このままでも大丈夫ですか……?」「もちろん。っていうか、オレが逆にもっとお前に男として好きになってもらたいって思ってんだから、そんだけオレもお前への気持ちがデカくなってるってことだよ」それどころか、慧さんはあたしをちゃんと好きだという確かな気持ちを、言葉にして伝えてくれる。「じゃあ、今は、慧さんがあたしをちゃんと好きでいてくれてるって、自信持っていいですか?」こんな風に、ちゃんと言葉にハッキリしてもらうことで、あた
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