真理は、自分がどうやって明菜のところから離れたのか覚えていなかった。ただ、頭が重くて足元がおぼつかず、ふわふわと宙に浮いているような感覚だった。彼女はバッグの中の小さな袋のキャンディをぎゅっと握りしめた。病院の方では、二人の子どもたちは最近薬で治療を受けていて、状態も少しずつ良くなってきている。今は彩乃のボディーガードが病院にいて、彩乃自身も時々子どもたちを見に来ているが、毎回誰か付き添いがいて、子どもたちと二人きりになることはほとんどない。それなら自分はどこでチャンスを見つけて、罪をなすりつけるつもりなのか?子どもたちももう大きい。もし自分がキャンディをあげたことがバレたら、言いふ
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