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第 414 話

Auteur: 柏璇
再び目を覚ましたとき、蒼司の視界に映ったのは、真理と千尋がソファで談笑している姿だった。

病室の中には、二人の話し声だけが静かに響いている。

何かを楽しそうに話しているようで、ときおり化粧品の名前が聞こえ、続けてくすくすと笑い声が上がった。

蒼司の視線は、自分の手の甲へと移る。針の刺さった手は不自然に白く、冷たかった。

点滴の滴が、ぽたり、ぽたりと落ちる音が静かに続く。

そのリズムの中で、蒼司の脳裏に過去の光景が浮かんだ。

体調を崩して目を覚ますたび、いつもそばには彩乃がいた。

ベッドの端に腰かけていることもあれば、眠る彼の枕元に身を寄せて見守っていることもあった。

彼が目を開けると、彩乃はす
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