「……お母さん」璃音は呆れたように言った。「ええっと」美穂は宥めるように言う。「もう少し相手のことをよく見たほうがいいわよ。あの人、どうもあなたに興味なさそうじゃない?」璃音はソファの肘掛けを軽く叩いた。「私はもう決めたの!それに彼の妹も、ご両親もすごくいい人たちなの。気取らないし、優しいし、すごく話しやすいのよ」その言葉には、さすがの両親も心を動かされた。璃音が覚悟を見せて部屋へ上がったあと、美穂は昌之のそばに寄って小声で言った。「高瀬家のことはわかってるでしょう?あの家の人が婿入りなんて、ありえない話よ。あなたはどう思う?」どこの家の子だって、親にとっては宝物だ。高瀬家は朝霧市
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