しかも正直なところ、この小説は以前、陽太が暇つぶしに書いた同人誌で、公開された途端、亜夕美のファンから「邪道カプを推すなんて、単推しの基準を満たしていない」と叩かれたものだ。元々読者も少なかったのに、まさか静樹に見つかるとは。静樹は瞬時に彼の言葉の核心を捉えた。「つまり、一部のファンは亜夕美を他の男性とカップリングさせているということか?一番人気は誰だ?」陽太は口ごもった。静樹が鋭い眼光を飛ばすと、陽太は慌てて言った。「そ、それは……辰川社長です。ファンはツンデレ夫の溺愛ルートや、遊び人が忠犬に変わるという設定が好きなんです。でも、今でも亜夕美さんと辰川社長のカップリングを推しているの
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