Semua Bab 2大商会の設立とその後: Bab 31 - Bab 40

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ヴィックスにもトロにも知らせてないけど、二人の荷物に超高性能の居場所特定器を仕込んだの。気分はできる女スパイよ!本当は盗聴もしたかったんだけど、「それは犯罪だから…」って国王に止められちゃった。ふむふむ、ヴィックスは獣人国レインハルト国王に謁見してるのね。モフモフパラダイスかぁ。ヴィックスは誰にも知られてないつもりだけど、私は知ってるわよ。だって父さんだもの!ヴィックスはモフモフが大好きなのよ!そこらの野良猫を可愛がってるの見ちゃったもーん!可愛がるヴィックスが可愛かったわ♡あ、超高性能居場所特定器について国王陛下達とも話さなきゃ!私はさっそく張り切って支度をして王宮へと行った。王宮の門番?そんなもん顔パスよ!王は執務室に居るとまで教えてくれた。門番してるのに陛下の居場所までわかるのね。頭の後ろにも目がついてるのかしら?「あ、久しぶりです。思ったよりも憔悴しているような…。孫ちゃんいるんだし、元気出してください、陛下」「そうですよ、貴方。今日はどうしたの?」さすが王妃様は麗しいわ。使っている化粧水とかお聞きしたい。アラ、それだと女子会になっちゃうわね。「陛下もトロ王子に持たせた超高性能居場所特定器ですが、私の方は順調に動いてるんです。でも、なんでかなぁ?トロの方は特定器が壊れたのかなぁ?東方の国に行ったのはわかるんですけど、あと、東方の国の国王に謁見したところまではわかりますが、その後プッツリ」プッツリと陛下が動き出した。我慢の限界ってやつかしら?今まではトロの意見を尊重してトロに護衛とかつけてなかったもんね(異例)。「今すぐに東方の国の国王に問い合わせる。文を書く。紙とペンを!」本気だなぁ。でも、私が同じ立場なら同じことしそうだなぁ。超高性能居場所特定器…『ラルク商会』特製…あれ?「陛下ぁ、もしかしたらなんですけどトロはもしかしたら『ラルク商会』で働く気でいるんじゃないかと」確か、『ラルク商会』の出入り口にはそれ系(スパイ系)の道具を壊す仕組みになっているはず!「『ラルク商会』の本店は東方の国にありますし、東方の国の国王は『ラルク商会』の商会長と懇意だと聞きます。だとすると、可能性はありますよ?」「うむぅ、とりあえず東方の国王に文章で問い合わせてみよう」後日、私の推理が当たった。やっぱりトロは『ラルク商会』で働くことにし
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俺はどう働けばいいかなぁ?力仕事…は獣人の方が長けてるし。それなら、細かい作業か?そう悩んでいると、獣人国国王が「今は属国になったライレルク王国に行くといい。『バード商会』があるから見聞を広げる役に立つかもな。紹介状書くよ」俺はライレルク王国へと行った。獣人国国王の紹介状で『バード商会』へと行き、そのまま採用、俺は結構忙しく動くこととなった。『バード商会』の商会長家族はなんだか神々しい。話によると、遺伝で子供たちは皆メンクイらしい。はぁ、それで神々しい家族が完成したのか…。商会長は神々しいだけでなく、もちろん仕事ができる。できるから商会が大きくなったわけで。 俺は貿易した品を仕分けする作業を永遠としていた。そんなある日、俺は商会長に呼ばれた。「『ラルク商会』と一緒にする仕事あるんだけど、一緒にいかない?」『ラルク商会』。この仕事をしてるとよく聞く商会の名前。世界最大の商会かなぁ?『ラルク商会』より大きい商会あるのかなぁ?なんで、俺の返事はYES一択!『バード商会』With『ラルク商会』の仕事に同行することになった。『バード商会』もそうだけど、商会長っていうのは護衛の数がすごいなぁ。そこらの王族(トロ)より多くない?『ラルク商会』の護衛は強そうだし。今回の仕事は南のケネス帝国の海産物を輸入したいという話らしい。ケネス帝国はこれまでほぼ鎖国状態だったからなぁ。南だし、海はキレイだ。海産物もある。開国すれば観光産業だって見込めると俺は思うんだけどなぁ。ん?『ラルク商会』の人の中にトロがいる気がするんだけど?いやいや、仕事中だ。煩悩退散!私は『ラルク商会』で貿易品の仕分け作業をすることとなった。さすがに経理みたいな商会の中枢に関わるような仕事には関わらせてもらえない。わかりきっていたことだけど、これは堪えたなぁ。“アーバンクルク王国の王子”という肩書を使いたくなかったので、助かると言えば助かるけど。ある日、商会長に直々に呼ばれた。ドキドキだ。私は何か知らないうちに大きなミスをしたのだろうか?それが商会に大打撃…。「今度、『バード商会』と一緒にやる仕事あるんだけど、同行する?」とりあえず、叱責じゃなくてよかった。私は胸を撫で下ろした。「それは大きな仕事ですか?」「二つの商会が取り掛からなきゃいけないくらいだからね」はぁ
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なんてことなの?すぐに国王に知らせなきゃ!まさか、うちのヴィックスまで超高性能居場所特定器がつかえなくなるなんて!!大急ぎで支度して、猛ダッシュで王宮に行った。「陛下―!!妃殿下―!!大変です!うちのヴィックスの超高性能居場所特定器まで使い物にならなくなりました」さすがに王宮は広いわね。全行程をダッシュすると息があがるわ。「す…いま…せん。水を…くださ…い」と、私は王宮の侍女に頼んだ。もう紅茶とか洒落たものじゃなくていいのよ、純粋に水ヨ!み・ず!「ちょうどよかった。東方の国の国王から返事が来て、やはりトロに『ラルク商会』を紹介していた。ヴィックスが行ったのは、獣人国だったか?仕事がないから、獣人国の属国のライレルク王国に行ってるんじゃないか?そこには確か『バード商会』があったはず。トロ同様のことが起きてると考えた方がいいと思う」そっかぁ。と納得できるほどできた大人じゃないわよ!「ちゃんと仕事できるのかしら?心配だわー」「儂も心配」「二人とも!大の大人が情けない!自分の子供を信じないでどうするんですか?優秀なあの子達ですもの。大丈夫でしょう」妃殿下はそう言うけど、「「心配なものは心配なんだよぉ」」妃殿下は流石に呆れてしまった。「そもそも普通は超高性能居場所特定器などつけないで送り出すものです。はぁ、父親というものは弱いのですね」トロが『ラルク商会』で働いてて、ヴィックスが『バード商会』で働いてるのかぁ。どこかで二人が会うかもなぁ。同じ業界(?)だし?その時は、商会が対立してないといいんだけど。その頃二人は…親父が危惧(?)するようにケネス帝国で会っていた。しかし、二人ともそこは弁えている。仕事中なので、認識したのみで仕事に集中した。ケネス帝国の事はほぼ知られていない。文献も残っていない。二つの商会も行ったとこ勝負!である。「我々は開国を求めているのではなく、海産物の輸入をしたく思っているのです!」とは『ラルク商会』商会長。「ふ~ん、わりといい男ねぇ?でもそちらの『バード商会』の商会長の方が好みよ?」俺の親父と同じタイプの人間のようだ。俺は、帝国の跡継ぎどうするんだろう?などと思ってしまう。この時点で、多くの商会の人間がケネス帝国に嫌悪感を抱いてしまった。残された二人の商会長。と俺とトロ。「いやぁ、まさかケネス帝国の皇帝が
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俺は超特急で親父に手紙を書くこととなった。―――拝啓 父さん俺は、今ライレルク王国の『バード商会』で働いています。その仕事でケネス帝国に行くこととなりました。ケネス帝国の皇帝は父さんと同じタイプの人種(?)で、是非父さんと会いたいという事です。俺の顔を立てると思って、ケネス帝国まで来てください。                                  敬具         追伸  ケネス帝国は海産物が美味しいです。                         ヴィックスより――――当然、俺の手紙は両商会長にチェックされる。OKが出た時点で、超特急で親父の元へと手紙が飛んでいく。文字通り、手紙を足に巻き付けてタカが飛んでいく。…親父は手紙に気付くだろうか?単純に「いや~ん、鷹が懐いてる~。超可愛いんだけど?」とか言いそうで怖い…。ヴィックスから手紙が来た。ヴィックスはきっと手紙に気付かない私が「超タカ可愛い!」とか言ってると思うんでしょうけど、私は腐っても侯爵なのよ!やればできる子だもん。ヴィックス父は頬をぷくっと膨らませた。…誰も見てないのに。拝啓 父さんってヤダー!「父さん」なんて何年ぶりにあの子から聞いたかしら?で、本文は何々?現在はやっぱり思った通りで『バード商会』で働いてるのね。ま、まともなとこで働いてるみたいで良かった。んで、仕事でケネス帝国に行ったと。皇帝が直々に私に会いたいの?もう、ヤダー?皇帝って私と同じタイプの人種(?)?よくわからないわ。皇帝、男前なのかしら?張り切ってケネス帝国に行きましょう!こうしてケネス帝国に親父もやってきた。早いな。これが両商会の底力か?皇帝とうちの親父は意気投合しているようで、皇帝の執務室から女子会(?)かと思うようなキャピキャピとした声が聞こえてくる。多分邪魔すると、ドスが聞いた声で「消えろ」とか言われるだろうからそっとしておいた。「商会長!うちの親父がいつまでもすいません!!」俺はさすがに長期滞在の原因となっているうちの親父について腰を曲げて謝罪をした。「いやぁ、おかげで鎖国状態のケネス帝国に風穴を開けるくらいはできたかな?あとは商会長たる俺らの出番なんだけど…。女子って話が長いよね…。二人は女子(?)だけど(笑)」はい、ゴメンなさい。そしてトロ!「俺は爵位と
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「ヴィックスのお父様から聞いたのよ。このまま鎖国していると「服もメイクも流行遅れよ」って」「マジなの?それは恐ろしいわ」「そうですよ!うちの商会で売っている化粧水を使えば、肌も髪もツヤツヤに!」「うちの商会独自のブランドの方がいいですよ!」「??よくわからないけど鎖国してると世の中に遅れるのねぇ」「「そうですよ!」」親父…、ケネス帝国の皇帝とどんな話をしたんだよ…。「皇帝とした話に興味があるの?女子の秘密と言いたいところなんだけど、仕事だもんね。うんとねぇ。皇帝のメイクとか服装はもう時代遅れよ!って話をしたの。鎖国をしてたら情報が入ってこないから、そこら辺の情報も入ってこないでしょう?時代遅れは恥ずかしいわ。って話をしたかなぁ?アハハ!」「なるほどね。皇帝としては嫌だろうな“時代遅れ”…。オジサン、かなりのお手柄かもです」「いやだぁ。トロってば!オジサンじゃなくて、オバサンでしょ?なんならオネェ様でもいいのよ?」親父、それはないと思う。3者面談が終わったようだ。ケネス帝国は開国するようだ。理由:時代遅れは嫌だもん。プンッ。(この理由が公布された)。無事海産物の輸入も決まったようだ。『ラルク商会』と『バード商会』の取り分の割合は5:5。本来、『ラルク商会』の方が大きい商会だから取り分が多くなるはずだけど、どうやら親父の功績が大きいようで、その息子が『バード商会』に所属しているからこのような取り分の割合となったそうだ。輸入方法は『ラルク商会』の高速船を使うらしい。いいのか?バード商会…。海産物痛むといけないからな高速で移動させるらしい。こちらがケネス帝国に渡すのは世間の情報・情勢。一切お金がかからないのでいい取引だと思う。皇帝はうちの親父のケネス帝国永住を望んだらしいけど、一応あれでも侯爵だし、親父ネットワークがあるからか?辞退した。カイスター侯爵領は親父があんなんだけど、潤っている。あと、親父のキャラが領民にうけてるなぁ。とっつきにくくはないもんなぁ。お堅い感じはしないし。そんなだから、領民にも慕われている。領主として。俺はどうすればいいんだ?俺は男として生きるぞ?
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ふぅ、やっと帰国できた。皇帝に気に入られちゃって、参ったわ~。こっちで仕事あるんだけど?ちょっと留守にしてる間に執務室に山のように書類が…!?んもうっ!徹夜は美容の大敵なのに、これじゃ徹夜しなきゃ書類が片付かないわ!私は超がんばった。確か、明るい昼間から仕事を始めたはずなのにオカシイわね。小鳥の囀りが聞こえてくるわ。はっ、イケナイ。もしかして、〇〇生えてきてる?いや~ん、女子として恥ずかしい!早々に○○を退治しなくては!「いけません、旦那様!」もう、いつになったら奥様って呼んでくれるのかしら?彼は先代からうちに勤めている執事のモール。「いいじゃない。○○の処理くらい!そして、旦那様じゃなくて奥様でしょ!」「旦那様が幼少の頃より仕えております。旦那様は旦那様です!山のような書類を片付けて下さい」まだあるの?徹夜までして片付けたのに?そう言えば、モールも徹夜かしら?「モール、貴方は眠かったりしないの?」「仕事第一です」もう、こうなったら書類片付けるわよ。陛下にケネス帝国での話もしたいし。私はものすごく頑張った。それから、モールの許可を得た上で徹夜で肌のコンディションが悪いけど、そこは化粧でカバー。なんとかして、王宮に行った。ケネス帝国での二人の話とかしたかったし。王宮にて、陛下にトロは元気に『ラルク商会』で働いていると伝えた。今回は『バード商会』も一緒だったみたいでヴィックスも合流。「ケネス帝国なんだけどね、ずっと鎖国状態だったでしょ?今の皇帝、私と同じタイプの人だった」陛下も妃殿下も微妙な顔をした。「それで、二人で色々話したのよ~。このままだと情報が入ってこないからあなたのメイクとか時代遅れよって。そしたらアッサリ開国。やっぱり女子としては時代遅れが嫌なのね~」「えーと、その方は生物学的には男性だよね?」「ヤダ~!私と同じタイプの人って言ったじゃない!もう、陛下ったら!」その場が微妙な空気になったのは言うまでもない。「それで~、情報とかそういうのをこちらがケネス帝国に与える、ケネス帝国からは海産物を輸出する方向で話し合いはまとまったのよ!あとねぇ、トロが身分明かしちゃった。それまでは秘密にしてたみたい。ついでとばかしにうちのヴィックスの爵位もトロが明かしちゃって、ヴィックスがトロを怒ってたわ」「仕事をするのには肩書が邪
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ある日、事件は起こった。「あいつら俺らと同じで平民だと思ってたのに、貴族と王族?ふざけてるよな?お遊びで仕事してるんじゃねーよ。思い知るがいい…」俺とトロは両商会長に呼ばれた。それぞれに質問された。どうやら商会内でお金が紛失したらしい。それで俺とトロがそれぞれ横領したのでは?という容疑が末端から上がっているそうだ。「商会長、俺は金庫のある場所すら知らないところで働いています。お金を盗むのは無理では?そもそもの場所を知らないのですし」トロは「王族が遊びで仕事してるんじゃねーよ。って横領の罪を押し付けられた感じですね。そもそも王族である私が横領をするメリットがありません」と二人して、全面否認。商会長の意見は、「そうなんだよなぁ。それで悪いんだけど、しばらくの間罪をかぶったまま仕事してもらえないかな?多分周りの目は厳しいだろうけど。そうして犯人を炙り出すつもりだ。了解してもらえるかな?」俺もトロも了解した。まぁ、周りの目とかは今に始まったことじゃないし?今までと同じ仕事してればいいのかな?「ほらぁ、あの人が横領したって噂の…」俺は周りの目に慣れてる。あの親父だしな。遠い目で遠くを見た。「おーっと、悪いなぁ。ぶつかっちまった」…俺、わりと高価な品物持ってたんだけど、ぶつかられちゃった。名前覚えておこう。ふむふむ。トムとな。かなりよくある名前だな。この商会にトムは何人いるんだろう?品物仕分けるとこの人っていうと絞られるな。うん。こういうの懐かしいな。顔がにやけてしまう。「何笑ってるんだよ?」「いやぁ、懐かしいなと思って」「懐かしい?変なやつ」うん、親父は変だと思う。親父の女装癖が学生の間で話題になった時の事を思い出してしまった。その時も同じような事があったな。俺がトロとつるんでると知れたら止んだけど。「あの人王族なんでしょう?アタックすれば、王妃になれるかもよ~」無理だよ。王妃教育は一朝一夕じゃできないから。私に秋波を送る女子社員は増えた。意味ないのに。男子社員はどうにかしようとしてるみたいだけど。しかし、横領か…。金庫の場所を熟知している人間だろうな。あと、私らの事も知っている人間に絞られる。ということは、ケネス帝国に同行していた経理の人間という事か?少なくともケネス帝国に同行していた人間ということは確かだろうなぁ。私は
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「え~?!ヴィックスとトロが横領の犯人にされそうだったの?超笑えるんだけど?」笑えねーよ。こっちは仕事がやりにくくて…。今は親父をケネス帝国に移送中。ケネス帝国の皇帝はうちの親父をいたく気に入ったようで、たまに顔を出すように、というか親父が情報を皇帝に提供してるというか…。「それで犯人は?」ワクワク聞くんじゃねーよ。こっちは迷惑被ったんだから。「俺とトロの身分を知っているという事で、ケネス帝国に同行して、尚且つ皇帝に初謁見の時に側にいた経理関係ってことで商会長たちが犯人を見つけ出した。ついでに横領した金も元通り」親父は真剣に聞いていたが、俺が犯人なのは気に障ったのか?「へぇー、商会長って頭いいのねぇ」商会長だから頭いいんじゃなくて、頭がいいから商会長が出来てるんだよ!無事(?)、真犯人が捕まったから、俺は日常の仕事に戻った。「あぁ、なんかトロは女子社員が秋波を送ってくるようになったらしい」「何それ~。女子社員、頭悪いの?王妃教育も受けてない平民は王妃なんて慣れないわよ。よくて妾ね」「だよな~(笑)」トロは前よりも仕事がしにくくなったらしい。自分から堂々と身分を明かしたんだから、そんなもんだろう。商会長に相談すればいいじゃん?「ヴィックスは秋波とかないの?」「あー、俺はないね。仕事中は仕事に集中してるから秋波でも気付かないかもな」「色気なく育ったのね~。おとーさんは孫の顔見たい!」俺は子供に親父を見せたくない。あ、まもなくケネス帝国に着く。「親父も準備…って何だよ?その南国な衣装は?」「うふっ、ケネス帝国は温かいから気分は南国観光!」観光じゃないんだけど…。あ、皇帝直々にお出迎え。「ようこそ!えーと、何て呼べばいいのかしら?カイスター侯爵?」「ヤダー!んもうっ、私達の仲で!」…どんな仲だよ?「ベッキーって呼んで?」「わかったわ。ようこそ!ベッキー!」どっから出てきた‘ベッキー’…。まさか親父侯爵なのに、源氏名持ちとか…?「今回は温かいからこんな格好だけど、流行じゃないわよ?」「…うん、わかった」危なかった。次回にケネス帝国に来た時に女性がみんなこんな親父みたいな南国観光チックな服装になるとこだった。「今回はね。ファッション誌も数多く持ってきたの!」それで親父の荷物が重かったのか…。
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今の俺の仕事は…親父の送迎。でも、これって『バード商会』の仕事なのか?むしろ『ラルク商会』の仕事じゃないのか?親父だから俺が借りだされてるのか?あー、商品の仕分け作業やりてー。「なんなの?私の送迎に不満みたいね?」「えー?ベッキーの送迎に不満な人なんているの?」「うちの息子よ♡ いい男に育ったでしょ?欲目かしら?」「そんなことないわよ、ベッキー。確かにねー」親父に顎クイされる。首イタイ…。「お褒めにあずかり光栄です」「んもうっ、ベッキーの子供なんだからもっとフランクでいいわよ~」俺は仕事でここにいるんだけどな…。「親父、皇帝のこと何て呼んでるんだ?」「それがね?名前教えてくれないからー。仕方ないから、こうちゃんって呼んでるの!こうちゃんとベッキーの仲よ!」あ、そう…。皇帝の名前、多分商会長が知ってるな。あとで聞いてみよう。親父はアーバンクルク王国に。俺はライレルク王国にそれぞれ着いた。親父は留守の間にたまった書類を片付けなきゃなんないだろう。ザマーミロ。皇帝と受けれて話してるツケがまわってきたんだよ。俺はライレルク王国の『バード商会』でとりあえず、ケネス帝国皇帝の本名を商会長に教えてもらおう。…商会長は忙しかった。もう他の仕事で出張しているらしい。ケネス帝国はずっと鎖国状態だったから皇帝の本名とか知らないんだよなぁ。商会長ならデータとして知ってそうだと思ったんだけど。仕方ない、俺は通常業務に精を出そう。念願の商品の仕分け作業を楽しくやっていた。そういえば、親父が俺に向かって秋波がどうのって言ってたけど、ナイナイ。ん?なんか視線を感じる。殺気はこもってないな。これが秋波というやつか?侯爵家は王家に嫁ぐよりは簡単だけど、それなりに教養と家柄を必要とするから無理だよ。…とは直に言えないなぁ。別に俺はナルシストじゃないし。秋波も気のせいかもしれないし。ナルシストの痛いやつ認定の方が嫌だ。このまま何もなかったように過ごそう。
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俺は初めてこの身を捧げてもいいという女性に出会った。侯爵としては異例かもしれないけど、それでもいい。彼女が俺の子を産んでくれたら…。場所は王宮。彼女はしがない王宮の侍女だった。といっても王宮で侍女をするくらいだからそれなりに爵位のある家の子なんだろう。他の子よりも凛とした態度・それを体現するかのようなストレートの銀髪・白い肌・こちらを見透かすような深い藍色の瞳。俺は出会ってすぐに求婚した。他の男に取られてたまるか。彼女は俺のものだ!こうしてヴィックスは産まれた。「ねー?ロマンティックでしょう?」と言われても…。まず、男が‘この身を捧げてもいい’とかおかしいし。そういう事は女の台詞だと思う。「久しぶりにヴィックスのおかーさんの夢見ちゃった♡」あぁ、逃げられたおふくろな。俺が学園初等部くらいの時に家を出ていったんだっけ?「親父、昔は一人称が‘俺’だったのか?」「一応ね。カミングアウトするまでかな?」俺が学園の初等部くらいでの父兄参観日までは一人称が‘俺’だったのか…。「俺は親父が男の格好してると、できる男!って感じで好きだけど?」「うーん、ヴィックスに好きって言われるのは嬉しいけど、この格好の方が自分らしいのよねぇ。だからやめられないかな」親父はなんだか申し訳なさげだったけど、‘自分らしさ’を追求するのもまたアリだなぁと思って俺はそんな親父も止めない。「そうだ!ケネス帝国は跡継ぎどうするんだよ?」「あぁ、あの国は血筋とか気にしないらしい。力のある人が皇帝になる。…みたいな。かといって内乱があるわけじゃなくね?皇帝が次の皇帝を指名するみたいよ、こうちゃんが言ってた」そんな話もしたのか。
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