ここはライレルク王国、親同士が仲がいいという理由で、生まれる前から婚約が決定しているカップルがありました。男性はマイウェイ=ボン。女性はリリアーヌ=ラッツィ。で共に侯爵家で何不自由なく育ち、共に幼き頃は『ぽっちゃりとしたカップル』として大人たちから可愛がられていました。しかし、ある茶会でマイウェイは男爵令嬢に誘惑されました。最初こそ、「たかが男爵風情と思っていましたが、彼女は必死にアプローチするので、話をすることに。すると、リリアーヌと話している時とは異なる新鮮さを感じ、その後も彼女と会う事になりました。その頻度は増えていき、リリアーヌと会う頻度を超えるようになったのです。思春期を超えた男女が一定の周期で逢瀬を重なるのです。当然、マイウェイは男爵令嬢の彼女、キラのことを思うようになりました。マイウェイもリリアーヌも昔と変わらぬように『ぽっちゃりとしたカップル』と呼ばれていたにもかかわらず……。マイウェイはキラを通して女性というものは凹凸があって然り。という事を学んでしまった。よって、リリアーヌに魅力を感じなくなってしまった。自分の事は棚に上げて。「リリアーヌ。俺はお前との婚約を解消してこのキラと婚約する」それこそがキラの目的でした。『高位貴族と婚約をする。そのためにはどんな手段も厭わない』「マイウェイ様、なぜですの?この婚約は私達が生まれる前から決まっていた事。お父様達がなんというか…」「そんなものは黙らせる」(マイウェイ様にできるのだろうか?)「それなら、彼女は私がもらっていいかな?」そう言ったのは、『バード商会』の商会長息子。「年齢的にもあっているし、問題ないよね?だって、婚約者がいなくなるわけだし?あ、私は『バード商会』商会長の息子」さすがに皆黙りました。『バード商会』とは、一族全員キラキラしい美男美女揃いで有名。そんな中にリリアーヌ?「なんの冗談かな?君は大商会とはいえ、平民じゃないか?」「彼女の家族に許可を貰えれば、問題ないんだろう?彼女の家族にはすでに連絡済み。私にならば彼女、リリアーヌを託す。と」「嘘だな。俺がリリアーヌとの婚約解消を宣言したのはついさっきだ」「そうか、侯爵令息はわからないか…。ショーバイ柄情報が命なんでね。君がリリアーヌ嬢よりもそこの男爵令嬢を取りそうだなぁ。という情報を手に入れててね。君が彼
Terakhir Diperbarui : 2025-09-19 Baca selengkapnya