81. 第九話 カンのタイミング バラバラだった私の配牌はついにイーシャンテンまで辿り着いた。 東4局流れ一本場 ミズサキ手牌 北家 ドラ七四六②③④赤555578中中 (ダイレクトに伍が埋まれば最高なんだけど……) ツモ七(ドラ!) 打四 そして次巡。ついにその時が来る! ツモ中 ミズサキ手牌 北家 ドラ七六七②③④赤555578中中 中ツモ (長い交際期間だったね。まだぐちゃぐちゃの時に出会って。将来も不安で、自信を持てないでいたんだ。ふふ、なんてね。みんなお待たせ!) 「カン!」 それはさも『私たち結婚します!』と宣言するかのようなカンだった。新ドラは東。4枚目北が表示牌に出た。そんな所にいなくていいっつーの。 カンは手牌に対するプロポーズである。4枚目が来たからって準備もなしにいきなりカンしたらうまくいかない。告白のタイミング、準備、全て整えてからしなければ失敗のリスクが高くなる。 この手牌からならもう盤石。どうせ絶対に撤退しない形である。こうなれば告白していいだろう。 (さあ、リンシャン牌は――) ツモ八(ズコー。これじゃ結局あれじゃん。中とはサヨナラしなきゃだめなやつだ。でも、充分よ!) 「リーチ」 打中
Last Updated : 2025-12-09 Read more