All Chapters of 【麻雀女流名人伝】遅番女子のミズサキ: Chapter 81 - Chapter 90

91 Chapters

その9 第九話 カンのタイミング

81. 第九話 カンのタイミング  バラバラだった私の配牌はついにイーシャンテンまで辿り着いた。 東4局流れ一本場 ミズサキ手牌 北家 ドラ七四六②③④赤555578中中 (ダイレクトに伍が埋まれば最高なんだけど……) ツモ七(ドラ!) 打四   そして次巡。ついにその時が来る! ツモ中 ミズサキ手牌 北家 ドラ七六七②③④赤555578中中 中ツモ (長い交際期間だったね。まだぐちゃぐちゃの時に出会って。将来も不安で、自信を持てないでいたんだ。ふふ、なんてね。みんなお待たせ!) 「カン!」  それはさも『私たち結婚します!』と宣言するかのようなカンだった。新ドラは東。4枚目北が表示牌に出た。そんな所にいなくていいっつーの。  カンは手牌に対するプロポーズである。4枚目が来たからって準備もなしにいきなりカンしたらうまくいかない。告白のタイミング、準備、全て整えてからしなければ失敗のリスクが高くなる。  この手牌からならもう盤石。どうせ絶対に撤退しない形である。こうなれば告白していいだろう。 (さあ、リンシャン牌は――) ツモ八(ズコー。これじゃ結局あれじゃん。中とはサヨナラしなきゃだめなやつだ。でも、充分よ!) 「リーチ」 打中 
last updateLast Updated : 2025-12-09
Read more

その10 第一話 ミズサキの計画

82. ここまでのあらすじ  異世界に麻雀伝道師として呼び出されたミズサキとその友人の涼子。2人は紆余曲折ありつつも異世界での役割を全うし、そして現世へと帰る日が近付いてきた。この世界、マージの人々に麻雀大会の楽しさを教えてから戻ろうという事になり企画した麻雀大会。その決勝戦には当然ミズサキは残り、最終決戦の半荘がいま後半戦に突入した――  【登場人物紹介】 水崎真琴みずさきまこと  雀荘『こじま』の遅番メンバー。麻雀好きなのと働きたくないのがリンクして雀荘遅番という職業につくことを選んだ現代に生きる遊び人。しかしこの度異世界へ転移。異世界雀荘『麻雀スノウドロップ』の遅番メンバーとなる。今回、麻雀大会を企画し実行、決勝戦に残った。  小島涼子こじまりょうこ  雀荘『こじま』の店主の娘。ミズサキとは中学高校の同級生。天才のミズサキとは真逆でアタマの固い涼子はミズサキに憧れる。見た目は真面目そうだけど性格はミズサキよりふざけてる。ミズサキと共に異世界へ転移。得意料理はコカトリスの唐揚げ。スノウドロップ麻雀大会の決勝戦に残った。  エル(カー子)える  異世界『マージ』の神様。雀荘経営をするにあたりスタッフが足らず、相応しいスタッフを求めて地球にカラスの姿で来ていた。ミズサキはそれに最も相応しい人物なのだとか。ただ、少し時代を間違えたらしかった。  キュキュきゅきゅ  異世界『マージ』の神様の補佐をする仙人。13歳くらいの少年の姿をしているが、魔力エネルギーが減ってくるとリスになってしまう。とても物知りでエルをいつも助けてくれる。
last updateLast Updated : 2025-12-10
Read more

その10 第二話 ジャガフの英断

83. 第二話 ジャガフの英断  一方、その時ジャガフにもチャンス手が訪れていた。 (す、凄い。これは勝負手に育つぞ!) ジャガフ手牌 北家 ドラ1一一一八九赤⑤⑤11赤55南中  配牌ドラ4リャンシャンテン。飛び道具こそ無いが完成すれば破壊力は抜群だ。  そして引いてくる第一ツモ―― ジャガフツモ① (えっ、面白いのを引いたな。これは採用したい所だ。重ねれば三色同刻になるし。だがそうなるとターツオーバーになりそうだな。どうする……) 打八 (この手牌は多分鳴いた方が早い。そうなるとこのペンチャンターツは役に立たないパターンが多い)   すぐにテンパイしそうなミズサキと完成すれば火力の強いジャガフの手。双方に勝負手が来た。  ジャガフ手牌 北家 ドラ1一一一九①赤⑤⑤11赤55南中 ③ツモ 一一一①③赤⑤⑤11赤55南中 ①ツモ 一一一①①③赤⑤⑤11赤55南 ①ツモ 一一一①①①③赤⑤⑤11赤55 ⑤ツモ  (張った。四暗刻。でもまて、これはリーチをするべきじゃない。ダマでも高目の出アガリが三倍満。安目ですら倍満だ。そしてドラが1索……つまりドラを使い切ろうと思えば5索がはみ出てきて、5索を使い切ろうと思えば1索がはみ出る。そんな関係の2つだ。どちらかは出るかもしれない。ダマにしておけば……)
last updateLast Updated : 2025-12-11
Read more

その10 第三話 そんな奇跡があってもいい

84. 第三話 そんな奇跡があってもいい (まさか三倍満が出るなんて)  ツモられたら役満だったから親だった私としては三倍満横移動で終わってまだ良かったけど、でもこれで私にはもう親がない。この点差、どうしてくれようか。 そんな事を考えていたけど、ここで私に来た配牌が「まだ頑張れるよ」と言っていた。 涼子手牌 ドラ②一⑨22356678889  これはすごい! 清一色リャンシャンテンの配牌なんて初めてもらった。  必要な手牌が最適な場面で配られる。そんな奇跡があったっていいわよね。異世界で最初の、そして私たちには最後の、麻雀大会なんだから。 3巡目ツモ2  ツモる牌もその期待に応えるように必要牌が来た。 たった3巡でメンチンのイーシャンテンだ。 涼子手牌一222356678889  468索引きでテンパイ。でもどれを引いてテンパイしても愚形だわ。理想最終形とは言えない形ね。問題は鳴きを入れるかどうか。満貫で満足していいかどうかは巡目との兼ね合いもあるわ。まだ鳴くのは早い――  ◆◇◆◇  涼子が明らかにやる気を出している。私は急いでアガリを目指さないといけないとは思うのだけどどうにも手が進まない。飛び道具も持ってこないしハラハラしながら打つ。絶対に大物手をやってる人がいると分かっているのに打つ手がない。勝てるわけがない装備で戦場に放り出されてるかのようだ。武器はこの際いらない。安全牌を貯めこもう。せめて防具は持っておかないと。 「リーチ!」打8  やばい。ついに涼子
last updateLast Updated : 2025-12-12
Read more

その10 第四話 最後まで遊びたい

85.第四話 最後まで遊びたい 持ち点200でやるべき事。それは手役探しだ。基本に忠実な、リーチに頼らない手順。これが私は面白いと思ってて。形だけ整えてリーチでいいっていう麻雀は正直言って面白味に欠ける。 4面子1雀頭作りの効率だけ考えるなんてのはもはや慣れれば頭を使わないでもできるものであり、工場で仕分け作業をやっているような気分にすらなる。遊んでいるはずが、何も楽しくないのだ。 だがここに例えば七対子の可能性とかが加わると急に選択肢が増えて面白くなる。つまり、手役との兼ね合いを天秤にかける麻雀こそが難易度が高くて面白いのである。「難しい……」 私は思わず呟いていた。でもその顔は笑ってたみたいで涼子から「発言と表情が一致しなくて気持ち悪い」と指摘された。気持ち悪いとはなによ。傷つくわ。それ言ったら涼子だって「気持ち悪い」と言いつつ嫌そうな顔してないじゃない。 難易度の高い手を間違えることなく進めて行きイーシャンテンまでこぎ着けたが、捨て牌は既に3段目。これが流局したら負けだ。「ポン!」 ジャガフの切った白をマタイさんが鳴いた。これでマタイさんはテンパイしたろう。テンパイノーテンでも飛ばされる私は必ずテンパイしないといけない。もちろん、ここで飛ばずともこの点差でオーラスになれば逆転トップは不可能なわけだけど、そういうことじゃなくて。私のせいでオーラスまで行かないで終わりになる、ということをしたくはない。みんなだって最後まで遊びたいはずだ。 しかし、このイーシャンテンがテンパイしない。ミズサキ手牌三四伍③⑤13555789 3段目になってからは4索と④筒はチーしようと思ってたけどそれもできない。 ついに山に残った牌はあと5枚。ハイテイは上家のマタイさんだから私に残されたツモ回数はあと1回。たった1回のチャンスでテンパイさせなければならない。できるのか? (テンパイだけでいいの。せめて鳴ける牌切って!)と祈りながらマタイさんの打牌を待つ。すると。打7(鳴ける。けどそうじゃなくてー)と思ったがこれは一応。鳴く。「チー」 後ろ見していたキュキュやカー子は(なにそれ)って思ったかな。ネルビイ。天才のあんたは理解した? ハイテイずらしとかそういうのじゃないって。わかったかしら。ちょっと難しいかな。ミズサキ手牌三四伍③⑤35557(チー
last updateLast Updated : 2025-12-13
Read more

その10 第伍話 麻雀の仕組み

86.第伍話 麻雀の仕組み(麻雀の仕組みってどういうコト?)(つまりさ、ハイテイ牌は鳴けないっていうルール。これをよく理解してるってこと。もしこのチーをしないとしたらどうなる?)(エートぉ、ミズサキの手牌は【三四伍③⑤13555789】だったから③④⑤1234引きでテンパイよネ。切られてる枚数を無視すると7種24枚)(そうだよね。4枚受けが3種で3枚受けが4種だから数えやすいね。3×4×2だからね。じゃあミズサキみたいに鳴いた場合はどうなる?)(ンとね。鳴いたからツモ番飛ぶけどハイテイがもらえるから結局ツモ番1回でしょ? 三四伍③⑤35557は④3467の5種18枚。アレ? 6枚チャンス減ったヨ?)(そうだね、だけどチーができるようになった)(ソッカ! 上家の切りがハイテイ牌じゃなくなったから④46の3種12枚がチーでもいい!)(なるほどそうか! そうなるとチャンスが6枚増えてるんだ。すごいな)「チー」打3 ――流局――「テンパイ」「テンパイ」「テンパイ」「テンパイ」ミズサキ手牌三四伍③⑤55(チー657)(チー789)「見事だな。さすがは麻雀伝道師」「でも、全員テンパイじゃん。頑張ってテンパイとったのに1点ももらえないなんてトホホだよ」「マコト。それはみんな同じ思いだよ。私だって少しくらい加点したかったよ。ずっと張ってたのにさ」「おれなんか役役ホンイツトイトイのツモり三暗刻で倍満のテンパイさせたんだぞ。これが0点で終わりってのはむなしいぜ」「そっか」 南3局一本場 一本場は逆に誰もテンパイが入らなかった。全員が全力で前進したがテンパイしない。結果。「ノーテン」「ノーテン」「ノーテン」「ノーテン」 マタイさんには普通にやればテンパイする手が来たが残り2局で普通にやっても仕方ないということで純チャン二盃口を目指したためのノーテンだった。さすが、遅番客No.1強者。スケールがでかい。「ふ、私の強運もここまでか」「だけど、飛んでないじゃん」「まァね。オーラスまでお客様を遊ばせるという従業員の使命は全うしたつもり」「そんな使命があったんだ」「いや、ないと思う。ゲームの回転悪くなるし店としては良くない。けど、お客様からしたらどうかな。トップの人はいいけど二着三着は面白くないよね。まして店の人が飛んで終わっちゃったと
last updateLast Updated : 2025-12-14
Read more

その10 第六話 自分最強だって信じてる

87. 第六話 自分最強だって信じてる  ついに決勝戦オーラスだ。全員の持ち点は 涼子 32500マタイ 15800ミズサキ 200ジャガフ 51500  と、こう。つまり私はほぼラス。マタイさんから満貫直撃でやっと三着ってそんなの無理っしょ。リーチ棒も持ってないのにさ。ま、リーチしたらしたでマタイさんからは出るはずないからなんにしても詰みよね。ジャガフの優勝はほぼ決まり。涼子が頑張ってるって言っても19000点差。ハネツモでも届かないのはもはや完全にセーフティリードだ。ジャガフはこのオーラスの親を一局消化して終わればいい。  たのしかった。本当に。この世界に呼び出されて良かった。 「りょうちゃん。たのしかったね。私ここに来れて良かったよ」「決勝卓にってこと?」「アハハ。まあ、それもあるね。とにかく良かった。でも、心残りもあるよ。麻雀だし仕方ないんだけど、でも麻雀は実力差が出るゲームでもあるってこと証明してみせたかった。自分の勝利によってそれを見せつけたかったな。それが叶わないのが、私には心残り」「傲慢な考えね。マコトらしくもない。そんな考えも持ってたんだ」「本音を言うとね。私は自分最強だって信じてるからさ。私は遅番女子のミズサキだよ? 負けるわけない!」「ま……そんくらいの気持ち持ってなきゃピン雀の遅番なんてやれないよね」「そゆこと」  そんな話を少ししてからオーラスを開始した。  すると…… オーラス流れ二本場 ミズサキ配牌 ドラ北2六⑨552中西中七七六⑨ (ん!?)&nb
last updateLast Updated : 2025-12-15
Read more

その10 第七話 奇跡は努力の先にある

88.第七話 奇跡は努力の先にある「ミズサキおめでとゥ! さすがは私が見込んだトッププレイヤーデス!」「ありがとう、カー子」「いやおれは納得いかねえよ!」「ジャガフ……だよねえ。私もあまり納得はしてないし。あなたの方が強かったよ」「ふん、冗談だよ。やっぱ強えよミズサキは。これは結局ミズサキの強さあってこその勝利だったっておれだってわかってる。悔しいけどな」「そんなことはないよ」「いや、ジャガフの言う通りヨ。これ私だったら南3局にノーテンで終わってたモン」「僕も、それにオーラスのあれ、テンパイだって即認識するのもすごいよ。親が切った第1打は選択が早かったし、僕ならアワアワしてるうちに南家が切って進んじゃったかもしれない」「みんな優しい。こんなのツイてただけだってば」「マコトはそう言うけどさ。でも、全ての奇跡は努力の先にあるものよ。今日のこの大会。いや、ここに至るまでの日々。全ての日を、私がダラダラ生きてる横でマコトは必ず全力出してた。あなただから掴み取れた奇跡なの。すごいよ、マコト。あなたの存在は私の誇り」 涼子がそんな事言うから私は目頭が熱くなってきた。こんな、胸熱な話になるような勝ち方だったっけか。こんなんマグレなんですけど。 ……まあ、マグレでもマグロでもなんでもいいや。とにかく私は勝ったんだ。「うん。ありがとう。みんなありがとう」 大会終了――「ミズサキさーん。麻雀教えてー」 終わったら教えてあげると約束した子供たちが駆け寄ってきた。「うんうん。教えてあげるよ。お母さんがむかえに来るまでね。ネルビイもジャガフも来なよ。あなたたちが私の代わりに教えてあげれるようになって欲しいんだから」「そういうことなら」と2人の他にマタイさんも一緒に参加して麻雀教室を日が暮れるまでやった。そしてその日が終わり、翌日―― 今日はマージに来て100日目。地球に帰る日である。遅番出勤は今日は無しで髪を切りに行くことをすすめられた。「3ヶ月以上伸ばしっぱなしだからね。地球帰った時変に思われないように伸びた分は切っておいた方がいいよ。僕のおすすめの床屋を紹介するから行っておいでよ」とキュキュがおすすめの店に連れて行ってくれた。 床屋さんのシャンプーとトリートメントはプロ仕様のすぐれもので私の髪じゃないくらいツヤッツヤのサラッサラになった。素敵。
last updateLast Updated : 2025-12-16
Read more

その10 第八話 神様との約束

89. 第八話 神様との約束  カー子に抱えられての時空移動。真っ暗闇なのはやっぱり怖いな。 「ミズサキ。涼子。帰る前にひとつ教えておかなければならないことがありマス」「えー。今更なによ? ここで言うことー?」「いや、もっと早く言うべきなんですけど忘れテテ」「たくもー。それで、何よ?」「地球に帰ったらマージの記憶はほぼほぼ消えますので。それだけ、ご了承下サイ」「エッ」「は? カー子とかキュキュのこと忘れるってこと?」「はい、そうですネ」「エッ、やだよ、ヤダヤダ。そんなのないよ」「ちょ、暴れないで下さイ。危ないカラ」「な、なんで。忘れるの?」「そういう規則なんです。異世界での記憶は持ち帰ると混乱を招くカラと、私の代になる前から決まってたマージの法なんですヨ……。まあ、たまに消しきれない記憶もあったりしますケド」「はー? 自分らは異世界文化で発展しようとしてるのにズルくない? これだから魔法使えるやつらはズルイのよ」「それは……ミズサキの言う事も一理ありますネ」「でも、翻訳魔法と怪力魔法はくれたじゃん。あれは私が忘れたらどうなっちゃうわけ?」  そうなのだ。私は最初の契約通り1つ魔法をもらうということで翻訳魔法を持ち帰ることにした。 涼子は『トマトジュース回復薬』を開発した事も評価され、2つ魔法を持ち帰ってよしとされたので翻訳魔法と怪力魔法を持ち帰ることにした。 「翻訳魔法は常時機能するように聞きたいなと思ったものが常に聞けるモードに設定してありマス。怪力魔法も同じで、力を出したい時に出るモードになってます。威力は控え目にして節約モードになってますから消費魔力値はそれほどではないハズ」 「カー子はなんでそんな大事な話を今までし
last updateLast Updated : 2025-12-17
Read more

その10 最終話 私たちのチャレンジ

90. 最終話 私たちのチャレンジ スポン! ドシッ ドン ドン 「いたたた。勢いよく落ちたからぶつけちゃった。懐かしの地球の重力ね」「畳の部屋? あ、ここマコトの部屋か」「カー子は?」「もういないよ。あっという間。別れの挨拶くらい交わしたらいいのに」「マージは挨拶する習慣がほぼないからね。そうだ、記憶が消えないうちに覚えてること紙に書いとこうよ」「えっと、まずジャガとネルが仲間にいて……」「まって。ジャガとネルってフルネームなんだっけ?」「エッ」「ほらもう記憶消えてきてるよ。怖い怖い怖い」「えっと……ジャガビーとネルフじゃなかったっけ?」「何となく違う……ような。合ってるような。わかんない!」「使徒の名前した人もいたでしょ。ぬいぐるみみたいな」「ユダ! ではないか……。うそだよ、もう全然思い出せない」「! そうだ、ノートに色々書いたじゃん! あれ読めばいいんだよ!」  ノートにはクリポン族のマタイさんと書いてあった。マタイ。全然ユダじゃないじゃん。ヤバいなこれ。  私は忘れちゃう前に異世界で見たこと聞いたこと、色々なことをノートに走り書きで追加した。 りょうちゃんのお尻は大きいりょうちゃんは着痩せする パコッ「痛っ!!」  部屋用のスリッパで叩かれた。いたい。 「いらんことばかり書くな!」「冗談だよ、ぶつことないじゃんか〜」 りょうちゃんは私の
last updateLast Updated : 2025-12-18
Read more
PREV
1
...
5678910
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status