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その7 第七話 大会に向けて

61. 第七話 大会に向けて  次の店休日は8日後。まだ時間はあるので企画の宣伝は出来そうだが、その次の日はもう帰る日だ。なんだか忙しくなりそう。 「そう言えば、地球に持ち帰る魔法は決めましたか? 贔屓にしてる魔法屋は閉店したんデ。早めに言ってもらえたら他店に買いに行きますヨ」 「私は今使ってるやつでいい。翻訳魔法。これは地球で使えたらかなりいいよ。りょうちゃんは?」「私も今使ってる怪力魔法でいい。力があれば犯罪者とかも怖くなくなるからさ。魔力をめっちゃ消費する魔法だということではあるけど、滅多に使うこともないだろうから大丈夫でしょ」「そうですカ。買いに行かないで済むのはありがたいデスネ。あと、回復薬トマトジュースですガ。レシピは把握したわけですけど、生憎とそれ用のトマトがもう無くてデスネ。これ以上の生産は今季出来ません。ケド! このアイデアは素晴らしいので、感謝を込めて涼子にはもう一つ魔法を持ち帰ってヨシとしましょう。何が良いデスカ?」「えっ、うれしー」「良かったね。りょうちゃん」「うん。なら私も翻訳魔法。これもいいなと思ってたのよ」「わかりました。あ、ミズサキは帰る前には怪力魔法を返して下さいネ? 怪力魔法はトテモ高級な魔法なのデ」「はーい」  ちなみに翻訳魔法は魔力消費はほぼしないらしい。まあ確かに、会話するだけで魔力大量消費だとしたら大変だもんね。てか、地球で魔力回復ってどうやるのかな。ごはん食べればいいのか。寝ればいいのか、わかんないや。ま、なんでもいっか。 ◆◇◆◇  最近、青澤さんの夢を見る。なんでだろう、私は青澤さんに惹かれていたんだろうか。いや、それはないよな。年の差ありすぎるし、そもそも青澤さんのこと全然知らんもん。ファーストネームすら思い出せないよ? なんだっけ、かつ……かつや……? 
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その7 第八話 私たちは普通の人

62. 第八話 私たちは普通の人 「マコトー……。麻雀てなんだろうね」  涼子がいきなりそう言ってきた。なんだろうねって何? 哲学か? 「エット……どゆこと?」「私、麻雀好きかもしんないと最近錯覚してたんだけど。さっき3ラス引いてもう二度とやりたくないと思ってるの。ねえ、麻雀てなんなのかな」  哲学でもなんでもない。とんでもなく底の浅い質問だった。そうだ、涼子はアホなんだった。真面目に考えた私もバカかもしれない。何年も一緒にいるくせに。 「りょうちゃん……たぶんそれ明日には忘れて麻雀やりたくなるから大丈夫だよ」「あ、私をアホの子みたいな扱いしてる。こんなに知的なメガネをかけたアホの子がいると思うの?」「いや、知性とメガネ関係ないでしょ。そう言うトコがアホ……」「あー! ひどいんだ! 傷付いた! 私は深く傷付いたよ!」  ンもう。面倒くさいなぁ。なんだこの女は。面倒くさすぎて逆に好きだぞ。「まあ、りょうちゃんはつまりアレだ。麻雀に期待してるんだよ。次はうまくいくかも知れない。次は大丈夫かも知れないって。だから何度負けても次の日にはやっちゃってる。それって好きってことじゃないかな」「そうなのかな」  そう言いながら私はなんだか自分のことを言ったような気もした。私っていつも期待してる。今回は勝てるはず。次回は勝てるはずって。そんなに常勝するほど強いわけでもなければ経験豊富でもないくせにね。よく考えると生意気な考えだわ。 「あのね、りょうちゃん。私たちは普通の人だよ。そして相手もそう。私たちが負けたらやりたくないと思うように相手も負けたらやりたくないと思っている。ということは、今回りょうちゃん
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その7 第九話 やり残した仕事

63. 第九話 やり残した仕事  私はひとつ気になっていることがある。それは後に私が地球人を代表する麻雀伝道師になるという話だ。それ、マジで言ってるの? だって、私だよ? にわかには信じられないというか。そんなわけないじゃん。  何かの間違いな気しかしないけど、でもカー子って神様なのよね。神様に間違いとかあるかなあ? いや、あるよね。神様だって人(?)だもん。多分これは間違いだ。 「ねえ、りょうちゃん。あの、私が地球人を代表する麻雀伝道師になるって話。どう思う? 私はありえないと思うんだけど」「私もそんなわけないと思ってたけど、でも分かったよ。多分これは本当にそうなる」「え?! 何が分かったの? なんでなんで?」「うん、それは…「こんばんはー」  涼子が言いかけた所で来客があった。マタイさんだ。 「「いらっしゃいませー!」」 (聞きそびれちゃったな) 「なあ、聞いたよ。次の店休日はここで麻雀大会やるんだって? おれはもちろん参加するよ。時間はいつくらいからなんだい?」「時間はまだ決定してないんですけど午前から始めてお昼休みを挟んで午後もやろうと思ってます。明日には開始時間も決定して発表できるかと」「そっかー、楽しみだなあ」「ええ、お昼は涼子特製弁当を用意しますのでお楽しみに!」「りょうちゃん、そんなことも引き受けたの?」「まあね、最後だし。頑張ろうかなって」  頑張ろう、か。ずいぶん変わったな、涼子。すごくいい変化だと思う。 「マコトは、大会に向けてなんかないの? ああしようとか、こうしようとか、私と違ってマコトは麻雀を教えられるんだから……何かやり残してる最後の仕事があるんじゃな
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その8 第一話 タバコ

64.   ここまでのあらすじ  人語を理解するカラス『カー子』によって異世界に転移させられたミズサキと涼子。行った先で何をするのかと言えば麻雀。つまりミズサキたちの暮らしは変わらなかった。とくに異世界だから何ということもなく過ごしていたが自分たち異世界人のレンタル期間がもうすぐで終わると聞き、それならばと帰る前に麻雀大会を企画する。  【登場人物紹介】 水崎真琴みずさきまこと  雀荘『こじま』の遅番メンバー。麻雀好きなのと働きたくないのがリンクして雀荘遅番という職業につくことを選んだ現代に生きる遊び人。しかしこの度異世界へ転移。異世界雀荘『麻雀スノウドロップ』の遅番メンバーとなる。好きな飲み物はトマトジュース。  小島涼子こじまりょうこ  雀荘『こじま』の店主の娘。ミズサキとは中学高校の同級生。天才のミズサキとは真逆でアタマの固い涼子はミズサキに憧れる。見た目は真面目そうだけど性格はミズサキよりふざけてる。ミズサキと共に異世界へ転移。得意料理はコカトリスの唐揚げ。  エル(カー子)える  異世界『マージ』の神様。雀荘経営をするにあたりスタッフが足らず、相応しいスタッフを求めて地球にカラスの姿で来ていた。ミズサキはそれに最も相応しい人物なのだとか。ただ、少し時代を間違えたらしかった。  キュキュきゅきゅ  異世界『マージ』の神様の補佐をする仙人。13歳くらいの少年の姿をしているが、魔力エネルギーが減ってくるとリスになってしまう。とても物知りでエルをいつも助けてくれる。
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その8 第二話 従業員戦

65. 第二話 従業員戦  今日も元気に遅番出勤。今日は私とりょうちゃんの2人番の日だ。この時期は季節的にとても雨の多い時期で来客は少ないのでネルビイとジャガフには休んでもらっているのだ。実際、今日も日中は大雨で、今は止んでるけど地面はびちゃびちゃ。わざわざ麻雀しに外に出たりしないだろう。来るかもしれないのは仕事帰りの人だけかな。 あと数日で帰るんだからみんなに来てほしいけど、もうすぐ帰りますとか言ってないからね。仕方ない。 「あーあもうすぐでここともお別れか。寂しいけど、また来ればいいよね。ねっ、りょうちゃん」「ん、そうだね」  涼子は何かを集中して考えていた。 「何してんの?」「大会当日に振る舞うお昼ご飯のメニュー決めなきゃいけないから。メノウさんと一緒に作るのよ」「メノウさんって?」「マコトもしょっちゅう会ってるじゃん。名前知らなかったの? 魔力丼の定食屋の店長さんだよ」「あーー、あの人の名前か。名前なんて知らなかったよ。(お店の名前も知らないし)」「なんだかんだ一番お世話になった人の名前だし、帰る前に知れて良かったじゃん。」「そうね。あの定食屋さんでもう何回食事したことか。ゴハンの世話をしてもらうっていうのは生きてる上で一番お世話になってるってことだよね。りょうちゃんもたまに唐揚げとか作ってくれるし。ホント私は周りに助けられて生きてるよね〜。りょうちゃんもありがとね♡」「私は別にいいのよ。そうだ、唐揚げはメニューに入れよう」  そういやまた来ればいいとか思ったけど、また来れるのかな? カー子は私たちを地球に帰したあとはマージに戻るだろうし。もしかして帰っちゃったら連絡手段が無いのか……? 「うぃーす。こんばんはー」「ネル! 今日は休みなのにどうして」「おれもいるよ
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その8 第三話 字牌を切らせる3色切り

66. 第三話 字牌を切らせる3色切り (これがこの子たちに直接指導できる最後の機会になるだろう。大会では当たるかわからないし。この4人での対局はおそらくもう最後――。私が教えてあげられる全てを出した麻雀をしてみせる!)  そんな気持ちで挑んだ一回戦。その南2局の私の親番でテクニックを披露するべき手がやってきた。 ミズサキ手牌 ドラ①四赤伍②④⑥⑧335東東白白  東と白が対子対子の赤含み5800イメージな手だ。まだメンゼンで進めているが予定としては鳴いて仕上げていっていいな、というかそうなるだろうなと予想してる。そんな4巡目。 では、ここらで自分の捨て牌に意識を向けてみよう。何を捨てているだろうかと。 ミズサキ捨牌一8八九  さあ、ここで次に切るべきものは何か。そんなの何をツモってくるかによるから分からない? ノンノンノン! そんなのんびりとした構えで麻雀打ちはつとまらないよ。とくにこの手牌だったらね。 私なら、この次の5巡目は引いた牌に関係なく可能な限りピンズを切るべきだと考える。(第1候補としては⑧ね)  捨て牌にまだスート(種類、色のこと)がマンズとソーズしか出ていない。そんな親が役牌を鳴いたら役役ホンイツを警戒されてもう1つの方の役牌が鳴けなくなる。なので序盤のうちからホンイツを否定する捨て牌を作って先手を打つべきなのである。  鳴きたければ一色手を否定する切りをすること。親番ならばなおさらである。  というような文章を書こうと思って脳内で私はめっちゃ喋った。麻雀打ちなら脳内でめっちゃ喋ることは珍しくないと思うけど(多分ね)これを誰かに見せる文章にするつもりで喋るヤツはまー、多分ほぼいないよね。本業の作家さんくらいじゃないかな。 「ポン!」「ポ
last updateآخر تحديث : 2025-11-24
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その8 第四話 涼子流リズム読み

67. 第四話 涼子流リズム読み 「リーチ!」  ミズサキからの先制リーチが入り。それを受けた涼子はふと、このリーチが読めることに気付き、こう考えた。 ◆◇◆◇  マコトばっかりに麻雀教えさせるのも負担だし。私からも……マタイさんの麻雀を見た観戦記は書いてるけど、それ以外で何か伝えてあげられたらいいんだけどな……でも、麻雀を教えるったって毎局毎局特別なことするわけじゃないし。私だけのオリジナルな戦術とかになると文章に起こすのも一苦労。 しかし、私にもマコトより優れた所はひとつだけある。それは『所作』。 何せ私は実家が雀荘な娘である。上級者たちの所作を私は物心ついた頃から見続けてきた。なので、細かい所作を見ている私はリズムから手牌を読むという技があることを知っている。  麻雀中のツモ、切り、の所作のリズムはある程度の腕があれば皆ほとんど同じ。 不用牌→空中でそのままツモ切り。小考牌→手牌へ寄せるがツモ切り。有効牌→手牌の利き手側の端へ置いて不用な一牌を手出し、打牌後は即、端へ置いていた牌を手の中へ組み込む。  この3つのどれかを選択をするはずだ、しかしまれに有効牌を引いたのに端へ置いていた牌を手の中へなかなか組み込まない時がある。それを見たらこう看破していい。  今切った牌のソバテンだな。と。  というのも、もし仮にここでいつも通りのテンポで端に置いてある一牌を入れてしまうとそれがどこに入ったか見られてしまう。その位置が今打牌した牌と離れているとソバテンが見破られかねない。すなわち…… 例二二三六七七八八九3499
last updateآخر تحديث : 2025-11-25
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その8 第伍話 ノーアタックノーライフ

68. 第伍話 ノーアタックノーライフ  その日は結局この4人で麻雀をして夜が終わった。何せ自動車の無い世界だ。それはつまり道路を舗装するという考えが無いのでマージでの雨の日は足元が悪く、本当に店はヒマになるのだ。 「よし、シャッターオープン。ガラガラガラ〜! っと。うわ、眩し! いい朝だなー」「しっかし、朝まで来客ゼロか。この店、もうちょい大通り沿いに移転したり出来ないもんかね。ここじゃ仕事帰りのお父さんたちもわざわざ寄らないでしょ。そもそも気付かないし」「んー、おれは立ち上げの頃からエルと一緒にいたんだけどさ。最初はここがいいと思ったんだよね。ジャラジャラしてても周りに畑しかないから迷惑かけないなって思って選んだってキュキュが言ってたよ」「ネルビイはそんな前からのお客さんだったんだ」「そうだよ。うちは母ちゃんが教育ママでね。息子の教育になりそうな事には敏感だったんだ。実際ここはおれに良い影響を与えた店だよ。挨拶の大切さとか、言葉遣いの素晴らしさとか(イマイチ出来てないが)、相手へのリスペクトとかを全部麻雀から学んだ気がするな。あとジャガともここで仲良くなったし。な!」「……まぁな。その前から親同士が仲良かったから知り合いではあったが、お互いをよく分かりあったのはここでだったな」「へぇ~」  何時間も色々な話しをした。どうせ誰もこんな朝っぱらから来ないから。 「しかしまー、今日はおれがめっちゃ負けたな。放銃はほとんどしてねーのについてねーよ」「甘い!」「え?」「今の発言は激甘。サトウキビより甘い!」「よっぽどじゃんそれ。え、何がそんなに甘かった?」「ネルビイ、あんた今日何回攻めた? 何度腹括って反撃をしようと試みた?」「何回? 何回ってあんま覚えてないけど、ほとんどないよ。先手取られっぱなしだったから」「そんなら自滅しただけじゃん
last updateآخر تحديث : 2025-11-26
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その8 第六話 私の愛した麻雀牌

69.第六話 私の愛した麻雀牌 ついに明日は麻雀大会の日だ。ということで今夜の遅番営業は4時間早めに切り上げていいことになっている。10時頃にはスタートするのでそれまでに少しでも寝ておけということだった。ミズサキたち遅番は寝ずに参加するつもりだったからこれは有り難い配慮である。「さ、みんな。ちょうど卓割れしたし片付けをチャチャッと済まして今日はさっさと寝に帰りましょ」「うーす」「帰ろう帰ろう」「そうだね、帰って寝て起きたらついに待ちに待った大会かー。ん~~! ワクワクするね!」「ね! ちなみに大会はエルたちが全部準備してくれるから私たち遅番はギリギリまで寝てていいらしいよ。お昼ご飯は私も作るの手伝うけどさ」 毎日やってる洗牌だけど、この牌たちを清掃してやれるのもこれが最後なのかもしれないと思うとなんだか丁寧になってしまいチャチャッと済ましたり出来なかった。どうしてもこの子たちがたまらなく愛しい。 一牌一牌が私の愛した牌なんだ。「マコト、なんか洗牌いつもより遅くない?」「そう言うりょうちゃんだって、ずいぶん丁寧に一本一本点棒拭いてるじゃん。いつもは占い師みたいにジャカジャカって拭くのにさ。私も同じだよ」「これは、大会の時に私の所に集まってねって祈りを込めてるだけ、ホントよ。別に、マコトみたいにお別れが寂しいとかそういうんじゃないし……!」「はいはい。そういうことにしとこうね」 私の気持ちが分かってるっていうことがつまり涼子も同じ気持ちって言ってるようなものだってわかってないのかわいいな。 そうだよ、寂しいよね。私たちはいつもこの牌たちを、麻雀たちを相棒にして生きてきた。 麻雀牌ってねアガリ牌が引けた時「あった!」とは言わないの。なんて言うと思う? そんな時は「いた!」って言うの。不思議でしょ。麻雀牌は生き物じゃない。意思を持たない物質なんだから言葉として間違っているよね。でも、麻雀打ちたちはそうは考えてない。麻雀牌は生き物のようなもの。愛しているの。だから「いた!」と言う。 船乗りたちも自分の船に◯◯丸っていう名前をつけるでしょ。あれは『麿』から来ていて、自分の相棒である船を擬人化して子供のような名前をつけて愛したことの名残りなんだって。ステキよね。 とにかく、人は麻雀をすると牌を生き物扱いして「いた!」とか言ってしまう。そのくらい
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その8 第七話 遅刻寸前

70. 第七話 遅刻寸前  大会当日。 「起きるよ! マコト! もういい加減起きないと遅れるよ!」「………………ゲッ! なーんで起こしてくれないのよぉ!」「しゃーないでしょ! 私だって寝てたんだから!」「そっか」  本当にギリギリの時間だった。涼子も大慌てで支度してる。 「マコト! 髪型ひどいよ! それだけはなんとかしなさい」 「シャワー浴びてくる時間は……」「さすがにないわよ! 今日は大会なんだから遅刻したら大勢待たせることになるでしょ。絶対遅れられないんだよ! 整髪料と香水でごまかしなさい。ほれ、これ私の香水。つけすぎないようにね。ほんの数滴で大丈夫なやつだから」   涼子はポイっと香水を投げてきた。 「……あ、りょうちゃんの匂いだぁ~♡」「のんびりしてる場合か! 早く動いかないなら置いてくからね!」  この世界。ワープの魔法こそあるが、自動車はおろか自転車もないのは不便だなぁ。 そもそも魔法使う人ほぼほぼいないし。魔力値の高いエルやキュキュは毎日なんかしらの魔法使うけど一般人には魔力値が足りない魔法ばかりだったり、使えるにしても疲れてしまうから使わなかったりしてるのがほとんどで、この世界はただの大正時代の田舎みたいなものだとも言える。いや大正時代はもう車あるけど。建造物レベルは昭和初期って感じかな。瓦ではないけど。 「ほら。何ぼーっとしてんの! まだ後ろハネてるよ。もう、手がかかるなあ。マコト、後ろ向いて!」「はーい」  髪を涼子に梳かしてもらう。なんか幸せ。少し
last updateآخر تحديث : 2025-11-28
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