なんとか卒検も無事に受かり。本検もGW直前で受けに行け無事に合格し免許証を手にできた。写真を撮る事を頭に入れていなかった春陽は日常通りの姿で行った為中途半端にのびてしまったおさまりの悪い髪とすっぴんの顔が証明写真となってしまい免許証は誰にも見せたくないと後悔した。そんな免許証を財布にしまう。午前はMBOXの納車予定。100万円を超えるはじめての買い物であるMBOX、春陽は車好きではないけれど意外にも気持ちはワクワクしていた。「それじゃあ、行ってくるね」「行ってらっしゃい、きをつけてね」桜を抱きあげながら少しばかり心配そうにゆり子が見送った。契約の時も隣にいてくれた舞だったが、大学のサークルで行うファッションショー準備から抜けられなかった為納車は1人で行くことになってしまった。最寄りのバス停までバスに乗り店まで行くと舞の母が出迎えてくれた。「どうぞ」2人が座るテーブルに女性店員がコーヒーを置いてくれる。「それじゃあ」いくつかの書類をテーブルに置くとそれぞれの説明をしていく。車検証、自賠責保険、などなど。「任意保険の方には前に車検証のコピーも送ってあるし、納車日も伝えてあるから今日からもう効くはずよ」車にまったく縁がなかった為任意保険も全て舞達に頼って契約をしていた。「色々とありがとうございます」春陽は頭を下げお礼をしたが。「いいのよ、私には車も保険も自分の販売成績になるんだから!」アハハと笑ってみせる。釣られて春陽もクスっと笑みが漏れてしまった。「車の準備もできたみたいだから行きましょうか」入口の方へ視線を向けると外には黒のMBOXが既に止まっている。「ナンバーは桜ちゃんの誕生日にしたの、これは私からのプレゼント」特にこだわりもなく希望がなかった春陽はナンバーは前のままでいいと思っていたが、些細なプレゼントだがとても嬉しいプレゼントだった。「1030」「1番覚えやすいでしょ」「はい」車を一周、傷などがないかを確認する。運転席のドアを開けてもらうと運転席へ乗り込む。「鍵はここにあるから」と言われたドアポケットから鍵をとりバッグにしまう。座席の高さと位置を調整してバックミラーを調整する。「大丈夫?」「大丈夫です」 一通りの調整を終えてハンドル周りを確認するとエンジンスタートのボタンを押す。ドアが閉められ
Terakhir Diperbarui : 2025-12-20 Baca selengkapnya