「嫌だって言ったら……最後までしないでいてもらえますか?」 緒川さんを振り返ってそう言ったら、小さく微笑まれた。 「どう思う? 菜乃香は俺がそんな甘い男だって思ってないよね?」 クチュッと入り口に沈められた指がその言葉と同時に奥を目指すように深くなって、さらにそのまま内壁の1箇所をこするようにゆっくりと中を撫でられ、押し上げられる。 「んっ、……やぁ、っ!」 途端、ゾクリとした快感が内側から迫り上がってくるのを感じて、私は思わず息を呑んで身体に力を入れた。 そうしないと、中から何かが溢れ出してしまいそうで怖くて――。 「ここ、こすられると気持ちいいでしょう?」 緒川さんの手指にはその部分の感触が、他とは違って感じられているの? まるで一部にだけ神経が集中しているかのような感覚をもたらす私の中の〝そこ〟が、俺には分かっているんだよ?って言われているみたいな触れ方をされて、私は目端に浮かんでくる涙を抑えることが出来なかった。 「もっと、奥にも同じくらい気持ちいいトコロがあるんだけど……ごめんね。指じゃあ届きそうにない」 それは暗に〝指以外〟でなら届くのだと仄めかされているようで。 入り口付近の気持ちいい場所と、外で固く勃ち上がっている小さな突起、それから胸の頂をふしくれだった手指で同時に責め立てられた私は、頭の奥がじんと痺れて麻痺していくみたいにボウッとしてきてしまう。 お酒の効果も手伝ってか、身体の中がじんわりと熱を帯びてきたのが分かった。 ――もっともっと気持ち良くなりたい。もっともっと何も分からなくなるくらいこの人に乱されてみたい。 そんな動物的な感情に突き動かされるみたいに、ギュッと緒川さんの腕に縋り付く手に力を込めると、 「――もっと、感じたい?」 と、まるで全てを見透かされたみたいに耳元で低く甘く囁かれて。 「……欲し、ぃです……っ」 いけないことだと分かっているのに、私、その時にはもう、そう強請らずにはいられなかった。 途端、緒川さんが「了解」とつぶやいて、私を仰向けにすると、膝裏をギュッと抱え上げるようにして自らの肩に載せて両足を押し開いてきた。 人差し指と中指でクチュクチュと膣の中
Terakhir Diperbarui : 2025-11-01 Baca selengkapnya