久しぶりの鷹津との口づけは、まずは一方的なものだった。痛いほどきつく唇を吸われて噛みつかれ、後ろ髪を掴まれてソファに半身を倒れ込ませる。のしかかってきた鷹津の荒い息遣いが顔に触れたが、すぐにまた唇を塞がれた。 口腔にねじ込まれた熱い舌が蠢き、粘膜をまさぐられ、歯列をなぞられる。搦め捕られた舌に歯を立てられたときは、このまま噛み千切られるのではないかと本気で危惧したが、同時に、抗いがたい肉の疼きも自覚していた。 夢中で互いを貪り、呼吸すら止まりかねない勢いで掻き抱き合っていたが、大の男二人が激情をぶつけるにはソファの上は狭すぎる。床に転がり落ちそうになった和彦は、すかさず鷹津の腕に引き止められた。 間近で目が合い、いまさらながら怯みそうになったが、鷹津に再び唇を塞がれ、すぐにまた求め合う。唇を吸い合い、差し出した舌を絡めながら、唾液を交わす。ぐっと腰に押し当てられた鷹津の欲望はすでに高ぶっていた。 四日前に鷹津が唐突に見せた性衝動は、自分が見た都合のいい夢のような気すらしていたが、もちろんそんなことはなかった。鷹津はひたすらじっと待っていたのだ。だから今、こんなにも荒々しく猛っている。「――最後にお前を抱いたのは、去年の秋だった」 鷹津にセーターをたくし上げられ、下に着ているシャツのボタンを外されていく。和彦の鼓動は狂ったように速くなっていた。「クソ忌々しいことに、そのときのことを何度も思い出して、夜一人で悶えていた。ついでに言うなら、夢の中でお前を犯してた」「……そんなこと言うなんて、悪いものでも食べたんじゃないか……」「お前と同じものしか食ってねーよ」 鷹津は短く声を洩らして笑う。「俺はお前に、どんな男だと思われてるんだ。一途な男なんだぜ。だから、ここにいる」 かつてであれば、憎たらしい口ぶりと表情で、餌をくれとねだってきていた鷹津だが、もうその言葉は必要ないと、和彦自身もわかっている。二人の関係は変わったのだ。 インナーシャツの下に入り込んできた熱いてのひらに脇腹を撫でられる。たったそれだけのことが鳥肌が立つほど心地よく、目が潤む。鷹津の唇が目元
Huling Na-update : 2026-09-08 Magbasa pa