全く、話の内容が分からない。しかも、英語も話せない。「……OK, OK……?」何か言わなければと思い、とりあえず英語を話してみる。でも、何か違っていたらしく。本社の人たちが不思議そうな表情を浮かべていた。何か違うみたい!えっと、えーっと……「………I think so」「………?」またまた外したらしい。どうしようと焦って、バタバタしていると。「Sorry, she ………」それを見かねた仲森さんが、何かを代わりに英語で話してくれた。た、助かった……昔から助けてもらってばかりだ。仲森さんはわたしがピンチの時、いつも助けてくれる。また助けられちゃったな……そして、会議は2時間ほどで終わった。本社の人たちが帰り、会議室に残ったわたしたちは同時にホッと息を漏らした。「だから言ったんですよ、店長。加藤は止めておいた方がいいって」呆れ顔を向けながら店長に話しているのは、ジョンだ。確かにジョンはわたしが英語全くできないのを知っている。知らないのは、わたしに意味のない期待を寄せていた店長だけ。「ジョンが言った意味がやっと分かったよ。まさか加藤が英語話せなかったとはなぁ」「すみません、店長。期待に添えなくて……」思わずシュンとなってしまう。わたしも話せたらよかったのにって、いつも思うんだけど。
Last Updated : 2026-01-28 Read more