「日本でこれからSTAR☆というブランドが広まるかは、全てうちにかかってるということだな」あっさりこう言う仲森さんに、これは大変なことになったと思った。それなのに、こんなわたしが助っ人だなんて。もし、失敗したらわたしはどんな顔してアメリカに戻ればいいんだろう。こんな話をしていたら、いつの間にかロッカールームに到着し。どうやら仲森さんも今から帰るらしく、身支度を整えていた。「麻菜、腹空かない?飯でもどうだ?」「え……?」まさか予想もしていなかった仲森さんからのお誘い。すぐに先ほどの幸さんとの会話で出た、イタリアンが頭にふと浮かんでしまった。―――麻菜ちゃんも連れて行ってもらえばいいじゃない。そんな幸さんの言葉も再び頭の中で流れる。ダメダメ!そんなこと、絶対にダメなんだから!必死に幸さんの言葉を頭の中で消そうと、ブンブン頭を振った。「この前、歓迎会した居酒屋あるだろ?その近くに俺の行きつけの店があるんだ。そこに麻菜を連れて行きたくて」一瞬ドキッとしてしまった。わたしを連れていきたい……だなんて、ズルイよ。「今日は都合が……」自分の気持ちを押し殺して、こう言うのはやっぱりキツイ。「そうか……。じゃあ、今から帰るのか?」「……はい」「じゃあ、送ってく」「……えっ?」私の腕を掴んだ仲森さんは、こちらを一度も見ようとはしなかった。だから……彼がどんな顔してるのか、分からない。「け、結構です!一人で、帰れます
ปรับปรุงล่าสุด : 2026-02-02 อ่านเพิ่มเติม