Semua Bab 乙女ゲームのヒロインに転生しました。でも、私男性恐怖症なんですけど…。: Bab 61 - Bab 63

63 Bab

小話32  皆で遊ぼうっ!:美鈴小学四年の夏

……。 …………おかしい。 何がおかしいのかと聞かれると、説明が難しいんだけど。それでもやっぱりおかしい。 僕の気の所為かな?とも思ったんだけど、でも…。 「ねぇ?鈴?」 「なに?棗お兄ちゃん」 にこにこ笑ってるはずの鈴ちゃん。それはいつも通り。 いつも通りなんだけど…。そう、いつもなら、僕達が鈴ちゃんの名を呼ぶと、「なぁに?葵お兄ちゃん」って優しく返してくれる。 それが、今は返事を返してくれはするけれど、どこか棘を感じると言うか…。 僕は優兎を手招きした。 気付いた優兎がテレビの前のソファから立ち、僕の側へ駆け寄ってくる。 「鈴ちゃん、何かあったの?」 こそっと聞くと、 「それが、良く解らなくて。夏休みが始まるまではむしろ上機嫌だったんですよ?」 夏休みが始まったのは一週間前。 って事は、一週間もこの調子ってこと? 「僕はてっきり佳織さんが何かやらかしたのかと…」 「その線もなくはないけど…」 佳織母さんにはむしろ、ここ数日鈴ちゃんは甘えたになってる気がする。 本当に何があったんだろう?何も出来ないってもどかしい…。 僕がじっと鈴ちゃんを見ると、小首を傾げて、にこにこ。 うん。可愛いよ?可愛いんだけど…。 どうしたらいいんだろう…? 僕も棗も鈴ちゃんにこんなに壁を作られた事がなかったからどうしたらいいか対処に困る。 そんな時、学校から帰って来た鴇兄さんがリビングのドアを開けて「ただいま」と入って来た。 天の助けとばりに僕達は鴇兄さんに視線を飛ばす。 けれど、鴇兄さんは僕達に視線を飛ばされずとも、すぐに鈴ちゃんの異変に気付いた。 「美鈴?ただいま?」 「うん。おかえりー。鴇お兄ちゃん」 にこにこ。変わらない笑顔。 鴇兄さんはそんな鈴ちゃんを見て、ふっと笑みを浮かべて鈴ちゃんを抱き上げて一緒にソファに座った。 珍しくジタバタと暴れる鈴ちゃんにやっぱり何かあったのだと僕達は確信して鴇兄さんの両隣に陣取る。優兎も僕の隣にある一人掛けのソファに座った。 「みーすーず」 ぎゅむっと両手でほっぺを包まれ、鈴ちゃんは強制的に鴇兄さんと視線を合わせさせられた。 「なに拗ねてるんだ?」 「ふみっ!?」 えっ!? 僕達は声に出さずに驚く。 え?え?鈴ちゃんは怒ってたとか何かあった訳じゃなくて拗ねてたのっ!?
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-08
Baca selengkapnya

小話33 駄々っ子美鈴~鴇編~:美鈴小学三年の冬

「良いから、それ寄越せっ!」 「だから、嫌だって言ってるじゃないですかっ!」 さて。どうしたものか。 俺と言う壁を挟んで、妹と多分妹のクラスメートが攻防戦を繰り広げている。 「アンタが持ってても仕方ないだろっ!」 「そう言う問題じゃないですっ!これは絶対に捨てるのっ!」 捨てる? 美鈴は一体何を持ってるんだ? 自分の足にしがみついて隠れている美鈴の手を見ると一枚の手紙が握られていた。 何だ?それは? じっと見ているとそれに気付いた美鈴が手早く着ていた上着のポケットに二つ折で突っ込んで隠してしまう。 「おいっ、いい加減にしろよっ!それはおれが貰った」 「絶対渡しませんっ!それにあげた覚えもありませんっ!」 ぎゅっと俺の足にしがみつく美鈴。 さっきからこの状態が続いている。 今日はたまたま授業も早く終わり、商店街を通って帰って来たんだが、その向こうから男子生徒に追われた美鈴を見つけて。 美鈴も俺の存在に気付き、俺の足に飛び付いてきた。 その男子生徒は一瞬俺の顔を見て怯んだものの、直ぐにどやっとまるで自分が俺より上かのような態度でこちらを見てきた。 正直、…このクソガキが、と思わなくもない。 だが、美鈴がそいつの何かを奪い取ったようだったので何も言わないでいたのだ。 けど、今現在の攻防戦を見て、何か言った方が良かったのかと俺はただただ首を傾げている。 「と、鴇お兄ちゃんっ。も、もう行こうよっ!お家帰ろうっ!」 美鈴が訴えて来ているから、とりあえずそれに頷く事にして俺は美鈴を抱き上げた。 「…お前、ほんっと軽いままだな…」 「そ、そんな事ないもんっ!鴇お兄ちゃん達が力持ちなだけだもんっ!」 と俺に文句を言いつつも首に抱き着いてくるあたり早くこの場から去りたいんだろう。 俺が家に向けて歩き出すと、 「ちょ、ちょっと待てっ!せめてそれを返してから行けっ!!」 「いやっ!!」 ぎゅむむっ。 美鈴…前が見えない。首に抱き着くのはいいが、頭に抱き着くのは止めろ。 「……美鈴。お前一体このガキから何盗ったんだ?」 「ちょ、鴇お兄ちゃんっ!人聞きの悪い事言わないでよっ。これは元々私のなのっ!」 「いや、お前のじゃねーしっ!」 むむむむむっ! 美鈴とそのガキが睨み合ってる。 あー……さっぱり意味が分からん。 「何が
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-09
Baca selengkapnya

小話34 花火:美鈴小学五年の夏

「姫ー。材料はこれで全部かー?」 「あ、透馬お兄ちゃんっ、ちょっと待ってねっ」 美鈴ちゃんが透馬さんに呼ばれて、包丁片手にキッチンを出た。 「鈴。駄目だよ。危ない」 流石、棗さん。スマートに美鈴ちゃんから包丁を受け取りキッチンに戻って行った。 一方玄関へ向かった美鈴ちゃんの後を追うと、そこにはアイスボックスを二つ両肩に下げた透馬さん。段ボール二箱に野菜を山盛りにして持っている大地さん、そして紙袋を持っている奏輔さんが立っていた。 今日は近くの川で花火大会がある。 本当ならそこに出店もでていて、お祭りに行くのもいいかなと予定を立てていたけれど。 『あ、わ、私はいいや。こんな街中のお祭り…男がいっぱい…』 と鶴の一声ならぬ、美鈴ちゃんの一声で白鳥家の二階。鴇さんの部屋の隣にある広いバルコニーで花火を見ながらバーベキューをしようって事になった。 「わーいっ。お兄ちゃん達ありがとーっ!」 「食べ盛りが一杯いるんだ。これ位の補充は当然だろ」 「だねー。…足りるかなぁー?」 「えっ?これでも足りないのっ!?」 美鈴ちゃんが目を白黒させている気持ちが痛いほど解る。だって僕も同じ気持ちだったから。 これだけあっても足りないとか…どれだけ食べるんだろう…? 「足りなかったら追加したらええやん。あと、優兎。お前はもうちっと食べなあかんよ?」 う…トバッチリが来た…。 正直お肉より野菜の方が好きな僕としては頷き辛い。 「そうそう。優兎くん、好き嫌いは駄目だよー」 どやぁっ。 美鈴ちゃんが胸を張ってるけれど…。美鈴ちゃん、そのセリフ。美鈴ちゃんにだけは言われたくないよ? そう思っていると、 「鈴ちゃんはその台詞言う権利ないと思うよ?」 葵さんが代弁してくれた。うんうんと僕も頷く。 「お前ら、そこでたむろしてないで、必要な物上に運ぶの手伝え。庭の物置にバーベキューの一式があるから」 リビングから鴇さんが顔を出した。 「ほな、俺が行くわ。透馬も大地もそれ運ぶ必要あるやろ?」 「いや。全員で来い。リビング経由して縁側からサンダル履いて庭に行くから問題ないだろ」 「炭やらコンロやら運ぶのはありそうだしな」 「了解ー」 全員でリビングへ戻ると、持って来た食材を全部テーブルの上に置いて、鴇さん達は縁側から庭の物置へ歩いていった。 「よー
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-01-10
Baca selengkapnya
Sebelumnya
1234567
Pindai kode untuk membaca di Aplikasi
DMCA.com Protection Status