All Chapters of 知らないまま、愛してた: Chapter 121 - Chapter 130

164 Chapters

121

「ママ、いつ家に帰ってくるの?」「誠司があと四回寝たらだな」「……おひるねは?」強請るような目に、思わず顔が緩む。「分かっているだろう? お昼寝はノーカウントだ」膨れる誠司を抱いて立ち上がる。眠くなって、桔梗に甘えたくなったようだ。「おやすみ」「おやすみなさい」すぐに腕の重みが増した。今日は朝から病院に行って興奮したんだろう。 「蓮司様」長谷川がきて、誠司を見て動きを止める。……誠司には聞かせたくない話か。「部屋で寝かせてくる」俺は誠司の部屋に急ぎ、ベッドに寝かせる。一度眠るとあまり起きない子だから心配いらないと思うが、今日は桔梗がいない。眠るときに桔梗がいないことは何度かあるが、いま桔梗がいるのが病院であることが不安なのだろう。妊娠・出産は病気ではない。でもそれは、大人の理屈。子どもにとっては病院は怖いところだ。最近は使わなくなっていたベビーモニターのスイッチを入れる。そして布団を誠司の肩までかけると、俺は廊下に出た。「何があった?」「吉川凛花が来ています」「ここに、か?」「応接室に通しました」「なぜ入れた?」俺の問いに、長谷川は言いにくそうな表情をする。「長谷川?」「ご自分の目で見られたほうがいいかと」「つまり……会ったほうがいい、そういうことだな」「はい」大きなため息が出た。いま家にいる者たちを思うと、凛花とは会わせないほうが絶対にいい。母さんあたりが冷たく叩きだすだろう。朋美は塩をまきかねない。それでは何で来たのかは分からない。「誰にも気づかれるな。俺は誠司
last updateLast Updated : 2026-02-09
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122

「そうですか」……なんだ?おかしい……。以前の凛花なら花嶺桜子の件で、俺が桔梗に言っていないことを良いことに、俺を脅してきただろう。だからここは、悔しがると思っていた。しかし、凛花は平然としている。つまり……本題は、これからなのか? 「これを見ていただけますか?」”見る”?そう言えば、長谷川が先ほど自分で見たほうが良いと言っていた。無意識に、俺の視線は長谷川に向いていた。目線を凛花に戻すと、凛花の顔は醜悪さが増した満足気なもの。「これ、桜子さんが送ってくださったものをプリントアウトしましたの」花嶺桜子が?「どうぞ、見てくださいませ」凛花は鞄から紙を取り出し、俺に渡した。……なんだ?「……っ!」開いて見えてきたものに、驚いて俺は息を飲む。凛花が声をあげて笑う。「驚きましたか?」「これは……」「桜子さんが送ってくださったの」「何のために?」「さあ……復讐かしら? 私も桜子さんも、桔梗さんを恨んでいるもの」 桔梗……。俺の手の中にいるのは、桔梗のヌード写真。顔には影がかかっていて細部までは分からないが……これは、桔梗だ。男が恋人の裸を撮ったような、卑猥な感じの写真ではない。写真の中の桔梗は、グラビアモデルのような、男の欲を刺激するような煽情的なポーズをとってはいない。ただ、服のはだけ具合や陰部の隠し方など、なにかの”指導”が入ったもののように感じる。多分、男。でも欲望めいたものより、どこか商業的……いや、芸術的と言っても、いいかもしれない。……芸術。―― ヌードモデルは理科室の標本くんと一緒。いつだったか、朋美が家に連れてきた美大の友人たちとそんな話をしていた。なるほど、ヌードモデル。そう言われると、しっくりくる。でも……桔梗が、ヌードモデル? 「これを、どこで?」「桜子さんによれば、『猫の店』のオーナー室に飾ってあったそうですよ」「『猫の店』……白洲典正か」凛花がにこりと笑う。「桔梗さん、お金に困っていたようだと感じたけれど、あの白洲典正さんの愛人でしたのね」「愛人……だって?」「他人のものを盗ることに抵抗がないのは、昔からなのね」……いや、落ち着け。桔梗と白洲典正の間に、面識があったかどうかを確かめなくては。あの事件があっ
last updateLast Updated : 2026-02-10
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123

「長谷川」「はい」「放り出せ」凜花の「蓮司さんっ!」と憤った声がするが、知るか。立ち上がった俺を、長谷川が制した。「誠司様のところに?」「ああ」癒しが欲しい。いや、浄化か?「……羨ましいです」長谷川も、浄化したいよな。 長谷川は子どもが好きなようで、誠司を“雇い主の子ども”だからと守る以上の熱意で誠司についている。今回の桔梗の入院では、不安がる誠司の傍にずっとついている予定だった。それが、凛花が原因でこうして引き離されては、こうもなるだろう。そう言えば……。「長谷川は独身だったよな?」「いいご縁がないので」ご縁……俺は思わず凜花を見た。「いいご縁がなく、です」これは、俺が悪い。「すまん……」長谷川が深くため息を吐いた。「蓮司様が羨ましいです。一度はハズレくじを引きかけたのに、なんだかんだと超弩級の大当たりを引くのですから」長谷川がまたため息、先ほどのよりも深い深いため息を吐く。「家事が一切できない、特に料理が壊滅的な蓮司様に比べて、家事全般及第点以上の私になぜ“いいご縁”がないのでしょう」長谷川が凜花を見て、ため息を吐きながら首を横に振る。長谷川に“お断り”と言われた凜花は「ちょっと!」と喚いたが、長谷川は無視した。「ボディーガードという仕事のせいでしょうか」「ボディーガードの恋愛率は高いだろう」「皆様が生後一日の茉白様とボディーガードの恋愛を心配するくらい、ボディーガードと護衛対象者の恋愛率と不倫率は高いですよ」「不倫率もか」「体目当てですよ。仕事柄、筋肉と持久力はあ
last updateLast Updated : 2026-02-11
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124

「失礼します」自宅にある執務室の扉が静かにノックされ、武司と長谷川が揃って入室してきた。俺は書類から目を上げる。「どうだった?」「はい。サイバー犯罪課の知人から聞いた吉川凛花の件、第一報です」元刑事だった長谷川の知人が上手く動いてくれたようだ。俺は、長谷川が机の上に置いたタブレットを覗き込む。画面には時系列で整理された調査記録があった。無機質な報告書の形式――だが、その内容は十分に一人の女の人生を破滅させていた。「例の写真の出所、特定できたんだな」「花嶺桜子のアカウントおよび契約している端末から、吉川凛花のアカウントに送信されたログが確認されました。さらに、吉川凛花の、クラウド上への保存履歴もありました」「拡散は?」「確認されていません。投稿文の下書きが三件。いずれも作成日時は、桐谷邸に来る直前でした」「……脅しに乗れば、拡散をやめるつもりだったのかな?」「下書きには【夫の元妻】とありましたので、いずれにせよ拡散するつもりだったと思われます」どちらにせよ、俺のやることは変わらない。吉川凛花がどんなつもりだったかなど、関係ない。「ふうん」と気のない返事をして、指先でタブレットの画面を送った。出てきたのは、報告を受けたSNSの投稿の下書き。「慣れてるな」桔梗の名前を隠しつつも、明らかに連想させる文言。ハッシュタグ。炎上誘導のテンプレート。まとめサイトを想定した構成。周到だ。「弁護士に連絡は?」「すでに連絡してある。証拠保全済み。未遂でも、罪は成立するそうだ」武司からの報告に、俺は短く息を吐いた。「長谷川、他には?」「吉川凛花の愛人の資金の流れを確認。口座を三つ経由していますが、反社会組織のダミー会社に送金していました。すでに警察が動いています」「そうか」事態は淡々と進んでいる。
last updateLast Updated : 2026-02-11
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吉川凛花のことが片付いても、俺には考えることがあった。桔梗の母親、花嶺明美と白洲典正の関係。花嶺明美と白洲典正が男女の関係にあったとすれば、あの写真が撮れた理由にはなる。そして、白洲典正が『猫の店』のオーナー室にあの写真を飾っていたとすれば、芸術的に気に入っているという可能性もあるが、花嶺明美に未練がまだあると仮定もできる。この仮定があると、白洲典正が”花嶺明美に瓜二つ”の桔梗に執着した理由が分かる。執着、は間違いない。白洲典正が、桔梗との一夜に大金を出したこと。それが白洲典正が桔梗を襲った理由だと思っていた。しかし、公共の場で薬を使って桔梗を攫ったことは、金を出した権利を行使するつもりにしても、常軌を逸した行動だとは思っていた。それが、引っかかっていたと言ってもいい。何しろ、花嶺玲子と契約した当時の桔梗は未婚だったが、攫って襲おうとしたときの桔梗は俺と、桐谷家の直系である俺と結婚していた。でも、その常軌を逸した行動の理由が”執着”ならば、納得できるところもある。 「蓮司、桔梗さんの母親の花嶺明美は白洲典正と不倫関係にあったのだろうか」不倫……。あの写真に写っていた花嶺明美は、若いくらいしか分からない。調べてみると、花嶺明美が花嶺辰治と結婚したのは、花嶺明美が二十二歳のとき。あの写真では、撮られたのが花嶺明美の結婚前か後かまでは、分からない。いや、そもそも……。「花嶺明美が不倫していたかどうかは、俺たちには関係ない」「桔梗さんが知ったら、ショックを受けないか? ……話すのか?」「話す。桔梗に隠しごとはしない。懲りたからな」「……あの写真のことから、話すことになるぞ」「仕方がないことだし、対策として必要でもある」「対策?」「俺たちにできたのは、花嶺桜子が吉川凛花に送ってきた写真のデータを削除したことだけだ。花嶺桜子の手にはその写真のデータがあるし、なによりも白洲典正の手に写真の現物がある」そして……。「花嶺桜子がそれを見れたということは、錦野柾がそれを見た可能性は高い。つまり、写真の存在を知っている者が桔梗の関係者にいる以上、桔梗はそれを知っておくべきだと思う」「ショック、だろうな……俺も、母親のとか、想像したくないし……」「俺もだ……」「……朋美を同席させるか?」「朋美? なぜ?」
last updateLast Updated : 2026-02-12
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126

石川先生とは、彼の自宅兼アトリエで会うことになった。一度行ったことがあるという和美祖母さんに事前情報として尋ねたら、「都心にあるとは思えないところよ」と教えてくれた。場所は、幹線道路からわずか一本入っただけのところ。近くに駐車場はないということで、武司に送ってもらう。信号の電子音。すり抜けていくバイクの排気音。歩道から聞こえる、誰かの笑い声。車を降りる瞬間まで、俺は東京の音に包まれていた。それなのに――。「確かに、都心にあるとは思えない」黒塗りの木の門の前に立つと、それらはすべて失われた。そこにあるのだが、遠くにあるような感覚だ。木の門は、高くもなく、威圧的でもない。むしろ古びており、門だけを見れば桐谷邸のほうが威圧的だ。でも、磨き込まれた艶のある欅の扉を押すのに、少しだけ躊躇いを感じる。扉が刻んできた長い年月に、俺自身が刻まれる気がした。石川先生がここに居を構えてまだ三十年も経っていないが、この屋敷は人間国宝だった石川先生の祖父が石川先生に譲ったものらしい。表札も小さく、「石川」と書かれた文字の墨の掠れが味になっている。 ―― 呼び鈴を押しても出るのが面倒だから、勝手に入っておいで。セキュリティのガバガバさが気になるものの、俺はインターホンを押さずに引き戸に手をかけ、横へ滑らせた。一歩、足を踏み入れる。敷石の小径がまっすぐ伸びている。案内がなくても分かるとは、こういう意味かと、納得しながら石を踏む。石の間隔が、わずかに広い気がする。俺の歩幅が、自然とゆっくりなものへ変わっていた。急げない。でも、それでいい気がする。急ぐ気は失せている。小径の両側には背の高い塀ではなく、低い竹垣。遮断ではなく、視線を柔らかく遮るようなもの。竹の節の影が午後の光を受け、地面に細い縞を落としていた。どこからか、水の音がした。視線を巡らせて、小さな手水鉢があると気づく。筧から落ちる一滴が、石に当たり、間をおいて次が落ちる。規則的でも不規則でもない間。時計では測れない時間の刻み方。「あれは……」手水鉢の中で、紫色が揺れていた。目を凝らしてみると、桔梗の花。思わず手を鎮めると、つるりとした花弁の感触。「……造花」花手水ということだろうか。でも、一輪で? ゆっくり歩いているせいか、思考が石川先生のことにな
last updateLast Updated : 2026-02-12
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石川先生は回れ右をすると、俺を見ることなく歩きはじめた。ついてこい、ということだろう。黙ってついて行くと、建物が見えた。平屋だ。でも、妙に奥行きがある。庇のある木の引き戸のある玄関を、石川先生は通り過ぎる。あとを続きながら、俺は横目で建物を観察する。曇りガラスで、内側は見えないが、なんとなく生活感が漂ってくる。建物の裏に回るような形になると、渡り廊下が見えた。細い屋根が、隣の建物に繋がっている。あそこが、アトリエだろうか。壁は白漆喰、窓は小さく、外から中の気配は分からない。ただ窓ガラスは透明で、障子越しに中の光が透けて見える。渡り廊下を歩いていくと、また、木の扉。でも、先ほどの玄関の扉に比べて新しく、角には警備会社のステッカーが貼ってある。石川先生は先ほどここからきたのだろうか。鍵のかかっていない扉。石川先生は無造作に開けて、中に入る。石川先生は、後ろを振り返らない。俺も、黙って後に続く。 中に入った室内は、静かだった。ただ、なにかが変わった。引き戸を越えた瞬間、空気の質が変わった。外の静寂が「音がない」静けさだとすれば、ここは「管理された静けさ」だった。生活の匂いがない。木の床は艶を持ちながら乾ききっており、全てが管理されているようだった。 「ここから先は……ここで、靴を脱いでくれるかな」久し振りに言葉を発したような、石川先生のかすれた声。それに促されるまま、俺は靴を脱ぐ。足裏が板に触れた瞬間、ひやりとした感触が走った。「ここは、準アトリエと言えばいいかな。マネージャーとの打ち合わせとかは、ここでしている……申しわけないね、黙ってここまできてしまって」「いえ…&helli
last updateLast Updated : 2026-02-13
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「さて、話だったよね」石川先生が部屋の真ん中に、胡坐をかいて座る。真正面は例の、不自然に空いた何もない壁。「どうぞ」そして、隣をポンポンと叩いた。俺はそこに座る。俺の視線の左、一番左側の絵の女は静かに微笑んでいた。穏やかで、落ち着きがあり、柔らかい光を含む眼差し。理想的な気品がありつつも、誰もが安心を覚える表情を浮かべている。喜怒哀楽の「喜」。 そして、俺の正面にいる二枚目の女は、眉をわずかに寄せている。怒りではない。拒絶でもない。――試す表情だ。見る者を選別、踏み込めるかどうかを量っている眼。喜怒哀楽の「怒」。 そして、目測で計った限り、一枚分を空けたその先。三枚目の女は目を伏せている。指先だけが、衣の端をわずかに掴んでいる。触れてほしいのか。触れてほしくないのか。境界が曖昧な表情。胸が締め付けられるような静かな弱さ。喜怒哀楽の「哀」。 三枚目の向こうの四枚目の女は、笑っている。でも、喜びは感じられない。どこか空虚で、諦観を含んだ微笑。すべてを知り、すべてを見透かした者の笑み。安らぎというより、悟りを開いたような、到達の笑み。喜怒哀楽の「楽」。 ……なんだ?「……前に見たときより、なにかが変わった……?」四連花は、有名な絵だ。石川先生と面識を持つ前も、美術館の特別展示などで何度か見たことがある。だから、生の迫力というわけではない。つまり……絵が、変わった?……それは、まるで生きているようでは&
last updateLast Updated : 2026-02-13
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「明美が僕の昔の恋人で、焼け木杭には火が付いて不倫関係になったと思っている?」ストレートの問いだが……。「はい」なぜならそれは、恋愛小説のテッパン。 「僕は石川家の三男として生まれた。長男や次男の兄たちのように期待されていなかった気楽さから、僕はよく祖父の家、この家に頻繁に出入りしていたんだ」石川先生は、床板を撫でた。「祖父と西園寺の先々代当主が親友で、西園寺の先々代当主は明美を連れてよくここに来ていた。ここは元茶室で、僕と明美はよくここで遊んでいたんだ」「幼馴染」それもまた、恋愛小説ではおなじみの設定。「僕は十歳で、明美はまだ七歳。明美は、僕にとって”妹”だった」当時を思い出したのか、石川先生の顔が慈しむものになる。「女の子の成長は、すごいね。僕のあとをついてまわっていた小さな妹は、十歳を超えると急に背が伸びはじめて、大きくなったなと感じる間もなく”女”になっていた」でもね、と石川先生は苦笑する。「それでも、僕にとっては”妹”だった。胸が膨らみ、腰が絞られ、顎が細くなって、その姿から幼さが消えても、”妹”であることは変わらなかった」石川先生が、一息つく。「僕も鈍くはない。明美が僕に恋情を抱いていることには気づいていた。でもそれは、年上の男に憧れるようなものだと思っていた。だから、僕は明美からの告白を断った。絵に集中したいって気持ちもあった」「男の恋情が育つのは、遅いですからね」
last updateLast Updated : 2026-02-14
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130

「それは……」”愛情”で、ではないのではないか?楽になりたかった、花嶺明美。楽にしてあげたかった、石川先生。愛情とは、相互の思い。この二人の場合、互いの思いが、同じ形をしていたとは思えなかった。「当時は、明美に抱いたのは同情だった……抱く直前までは、確かに同情だった」石川先生は最後の一枚、「喜」の絵を見た。遠くを見る目だった。思い出しているというより、今もそこにあるものを眺めているような目。「僕の腕の中で女になった瞬間……あの瞬間、明美が見せた表情は、とても綺麗だった……ずっと探していた、僕の絵に足りない何かを見つけたと思った」「……絵?」その瞬間に、考えたのが……絵のこと、とは。これが、芸術家なのか。それとも、こうだから芸術家なのだろうか。「あのときほど、絵を描きたいと思ったことはない。僕は画材を持たずに日本に帰ってきたことを、心底悔やんだ。仕方がなく、その姿は写真におさめるしかできなかったけれど」「……写真?」俺の声を咎めていると勘違いしたのか、石川先生が首を横に振った。……珍しく、焦っている。「違うよ、ポルノとかじゃないかな。何というかな、もっと芸術的なやつで、性行為や裸を露骨にしたものじゃなくって」「……分かりました」芸術的……やはり、あの写真のことであっていそうだ。思い返せば、写真のことを相談するつもりで、俺はここに来ていた。でも、話が二転三転して、意外な方
last updateLast Updated : 2026-02-14
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